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2025.11.10

#397 「愛知県の豊橋市内を走るイベント電車!『おでんしゃ』とは?」

あなたは「鉄道イベント」と聞いて、どんなイベントをイメージしますか?

今から153年前、明治5年・1872年の10月14日に、東京の新橋と横浜の間で、日本で最初の鉄道が開通しました。

橫濱鐵道蒸氣出車之圖 歌川国貞 Public Domain

これを受けて、10月14日は「鉄道の日」に制定されたので、秋は全国各地で様々な鉄道イベントが開催されています。東京で開催される「鉄道フェスティバル」は、多い年は来場者が8万人を超えるほどの人気だそうです。ほかにも、地下鉄のスタンプラリー、車両基地見学イベント、運転士体験イベント、廃線の線路跡を歩く「廃線ウォーキング」なんていうのもあります。

昭和60年に廃止となった国鉄倉吉線の廃線跡地

春になると「お花見列車」が走ったりしています。最近話題になったのが、新幹線の車内でプロレスの試合を行う「新幹線プロレス」。あれには驚きました!もう参加者の歓声がこだましたってウワサです。

 

今回は、そんな鉄道イベントの1つ「イベント電車」にまつわる話題を!舞台は、愛知県豊橋市内を走る豊橋鉄道

豊橋市(とよはしし)は、愛知県の東三河地方にある中核市。東三河地方における経済・交通の中心都市である。1906年(明治39年)市制施行である。
中世から江戸時代まで市の中心部は吉田(よしだ)と呼ばれていた。吉田という地名は全国各地にあったため、三州吉田と呼ばれることが多かった。wikiより引用

ここが、毎年この時季「おでんしゃ」というイベント電車を運行していて、話題になっているのです。「おでんしゃ」…いろいろ想像しますが、一体どんな内容なのでしょうか?

豊橋鉄道の大竹孝平さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 豊橋鉄道がこの時季に運行している「おでんしゃ」とは、どのようなイベント電車なのでしょうか?

 

大竹「豊橋市内を走る路面電車(市内線)を特別仕様にして、車内で熱々のおでんや生ビールを楽しみながら、非日常の空間と豊橋の街並みを満喫できる。そんな“走る屋台”をモチーフにしたイベントになります」

おでんしゃ2024

晴の輔 「おでんしゃ」と聞いた時、おでんかなとは思いましたが、このネーミング、素晴らしいですね。走る屋台ですか!

 

大竹 「ありがとうございます。そうです『走る屋台』です」

大竹「この電車は貸切電車として運行していまして、車内には提灯やのれんを飾り付け、特別な空間を演出しています。使用している車両も昭和の時代に活躍した路面電車なのです。運行区間は『駅前』から『運動公園前』までの往復約9.4キロ。所要時間は休憩を含めておよそ1時間30分です」

駅前電停

晴の輔 どんなメニューが提供されるのですか

 

大竹「生ビールの飲み放題に加えて、地元・ヤマサちくわさんの『特製のおでん』『特製おつまみ弁当』それと『オリジナルカップ酒』にはお持ち帰りできる特製の枡がセットになっています。おつまみや飲み物の持ち込みも自由ですし、オプションメニューも予約できます」

晴の輔 持ち込みも自由なのですか!

 

大竹「はい。自由に持ち込んでいただけます」

大竹「そうですね。非日常の空間で揺られながら飲むのは格別です。そんな時間を楽しんでいただけたらと思います」

 

晴の輔 この時期恒例の「おでんしゃ」イベントですが、いつから始まったのですか?

 

大竹「2007年(平成19年)の11月に運行を始めまして、今回(2025年度)で19回目の運行となります」

おでんしゃ2024

晴の輔 すっかり地域に根付いたイベントですね。

 

大竹「そうなんです。告知前から『今年もやりますか?』『今年はどうなりますか?』とお問い合わせをいただくこともございます」

大竹「そう言っていただけるのは嬉しいですね」

 

晴の輔 こだわりのポイントはありますか

 

大竹「実はこの豊橋鉄道の市内線、今年で開業100周年を迎えるのです。それを記念して、昭和40年頃に豊橋の街を走っていた、クリームと赤を基調とした復刻デザインラッピングで車両を運行いたします。また、お酒が苦手な方やお子さま連れの方にも楽しんでいただけるよう『ノンアルコール便』も運行しています」

おでんしゃ2025 イメージ画像

晴の輔 “ノンアルコール便”という響きだけで、なんだか陽気になりますね(笑)。

大竹「2026年5月6日(水・祝)まで運行予定です。基本的には毎週水・金・土・日曜日に加え、月曜や火曜の祝日にも運行予定です。ご予約いただければどなたでも参加できます」

 

晴の輔 これから先もしばらく楽しめるのですね

大竹「はい。今後もできるだけ多くの方に親しんでいただき、豊橋の賑わいづくりに貢献できる存在になれればと思っています」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが「おでんしゃ」の利用をおススメするなら・・・

・会社の忘年会の利用におススメする

それとも

・高校の同窓会の利用におススメする

どっちだ!?晴の輔

 

おーン、忘年会か?同窓会か?うンこれはね…、決めました!

 

 

「忘年会ではなく、同窓会でもなく、カップルのデートにおオススメする」

 

今日は「愛知県の豊橋市内を走るイベント電車!『おでんしゃ』とは?」というトピックスでお届けしました。おでんが車内で食べられる電車「おでんしゃ」いいですね。走るおでんの屋台ですよ。寒い日に電車に揺られながら味わうおでんは格別でしょうね。もうすでに豊橋の名物です!

そんな「豊橋鉄道のおでんしゃ」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。