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2022.04.11

#210 「愛知県瀬戸市で今、話題沸騰の『逆転もなか』その噂の真相に迫る!」

あなたは勝負メシや食べ物で、げんを担いだことありますか?

ここぞという勝負所での食事のことを「勝負メシ」なんて言います。

アスリートや受験生が「勝負に勝つ」という意味で、前日に「トンカツ」や「かつ丼」を食べたり「ウィナー」にかけて「ウインナー」を食べたりと。そんな「勝負メシ」の話題が、ここ最近、多く取り上げられるようになったような…そのきっかけは、おそらく将棋の藤井聡太さんだと思うのです。タイトル戦の度に「聡太さんは、お昼に五目チャーハンを食べました」とか「今日は鉄火丼でした」なんてね、ワイドショーでやってましたもん!ちなみに今年、藤井聡太さんが五冠をかけて臨んだ「王将戦七番勝負」。この王将戦のシリーズで藤井聡太さんは、和菓子をよく食べていたそうです。結果はご存知、五冠獲得。

今回の「週刊なるほど!ニッポン」は、勝負メシならぬ「逆転めし」というのがあるとのウワサが!

舞台は愛知県瀬戸市

瀬戸市(せとし)は、愛知県の尾張北東部に位置する市。日本有数の陶磁器である瀬戸焼の生産地として知られる。「瀬戸物」という名称は、この地の古くからの地名である「瀬戸」に由来する。wikiより引用

ここに「川村屋賀栄」という老舗の和菓子店があります。

そのお店に「逆転もなか」と呼ばれている和菓子があって話題になっているのです。「逆転もなか」ってね~一体どういう「もなか」なのか?

川村屋賀栄」の七代目、加藤無我さんにお話し伺います

 

晴の輔 「逆転もなか」と呼ばれて話題になっている「もなか」があるということですが、昔から「逆転もなか」という名前で販売されていたのですか?

 

加藤「いえ、商品名としては『飛車角もなか』という名前で、ずっとやらせてもらっています。」

加藤「そうです。将棋の飛車と角をモチーフとしました」

 

晴の輔 瀬戸市というと、瀬戸物の町ってイメージですが、将棋とも何か関係があるのですか?

 

加藤「今一番強い棋士である、藤井聡太さんの故郷です。」

 

晴の輔 それで「飛車角もなか」を作られた。

 

加藤「そうですね。お客様からも『藤井さん目当てで瀬戸に来たのですけどお土産はないのか?』とお尋ねになられる方が、かなりいらっしゃいまして、何か瀬戸の名物になるものは?と思ったのがきっかけですね。」

 

晴の輔 ちなみにどんな「もなか」なのでしょう。

 

加藤「将棋の駒の形で、真ん中に飛車と角の漢字を入れております。」

晴の輔 なるほど!

 

加藤「『こしあん』と『つぶあん』の間のような白あんが入っています。」

 

晴の輔 「飛車角もなか」は、いつ頃から「逆転もなか」と呼ばれるようになったのでしょう?

 

加藤「藤井聡太さんが四冠を目指されていた時でしょうか。地元ですから応援されている方々がたくさんいまして、藤井聡太さんの対局を眺めながらお菓子を食べていました。」

晴の輔 「飛車角もなか」を食べながら。

 

加藤「最初は食べて頑張りましょう!だったのですが、ちょうど5分後くらいに、藤井聡太さんが逆転されました。」

 

晴の輔 川村屋賀栄さんの「飛車角もなか」を食べていたら藤井さんが逆転したよ!

 

加藤「そう言われました。もう1度劣勢になった時にも『そう言えば、もなか食べたら逆転したよね』と話していて食べたら、また同じことが起きたみたいです。」

加藤「なんか『逆転饅頭』『逆転もなか』だねと、盛り上がってきたところ、3回目もさらに同じように逆転したようです。

 

晴の輔 お店とは関係の無いところからなのですね。

 

加藤「当店発信では一切ありません(笑)。」

 

晴の輔 周りから分けわからず言われるようになった。

 

加藤「そうです。最初は私たちも『何のことだろう?』と思っていました。」

 

晴の輔 川村屋賀栄さんの和菓子には魔力がある!そんな事になっていったのですね。

 

加藤「そんな感じです。」

 

晴の輔 白あんですよね?それで白星!

 

加藤「『白あんで白星だ!』『五角形で合格だ!』と縁起のよいお菓子として利用されております。ちょっと予想外でした。」

将棋ファンが買いにくるのですか?

 

加藤「結構お見えになられています。」

 

晴の輔 瀬戸物の街が「もなかの街」に変わってきそうですね

 

加藤「藤井さんのおかげで皆さん来て下さるので、盛り上がったらいいなと、やらせていただいています。」

加藤「そうなっていただけたらありがたいです(笑)。」

 

晴の輔 勝負の世界は甘くないけど、もなかは甘い!「いろんな勝負で食べたい方」が増えるのでは?

 

加藤「縁起物として『合格』『白星』としていただけているで、是非食べていただきたいですね。」

 

晴の輔 加藤さんは「川村屋」の七代目ということですが、創業はいつ頃?

 

加藤「江戸末期の創業でして160年になります」

加藤「新しいことも少しずつですけどやりながら、伝統的なお菓子も変わらずやっていこうと思っています。」

 

晴の輔 川村屋賀栄はますます駒を進めて行くのですね!

加藤「(笑)一歩一歩ですね。」

 

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

「晴の輔さんが、瀬戸市に行ったら・・・

『瀬戸物のお皿を買う』

それとも 

『川村屋賀栄の逆転もなかを買う』 

どっちだ!?晴の輔」

今、口の中が「もなか」になっているのだけど、これはね…じゃあ決めました!

 

 

「瀬戸物のお皿と逆転もなか、両方買う!」

 

瀬戸物のお皿に「逆転モナカ」を乗せて食べるよ。だから両方買う。

 

 

今日は「北愛知県瀬戸市で今、話題沸騰の『逆転もなか』、その噂の真相に迫る!」というトピックスでお届けしました。藤井聡太さんの対局を応援しながら、もなかを食べたら聡太さんが3回も逆転したという偶然にしても…3回は凄いです!この噂本物でした。

そんな「川村屋賀栄の逆転もなか、こと『飛車角もなか』」に

※もなかの大きさはイメージです。

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 もなかに「飛車角」と入っていますけど、この際「逆転」にする考えは?

加藤「いやあ~、皆さんが価値を付けてくださるのですけど、当店としては伝統と新しいこと両方を大切にしたいと考えています。」

晴の輔 継承する大切さ。

加藤「変わらないことも大切です。」

晴の輔 「飛車角もなか」以外にも様々な商品があります。

加藤「創業から変わらず作っているのが、酒蒸し饅頭である『瀬戸川饅頭』。当店の前に『瀬戸川』が流れているところから名付けられています。」

瀬戸川饅頭

晴の輔 創業当時から変わらず。

加藤「何も変えていません。お年を召された方が『お祖母さんに小さい頃に連れられてよく来た』という話しも聞かせていただいています。」

晴の輔 160年の歴史があります。親子孫の3代どころではないです。

加藤「そうですね。『いつ来ても変わらんわ』と言ってくださるので、このまま伝統を守りたいと思います。」

晴の輔 お聞きして「美味しい」と言われるのも嬉しいでしょうけど「変わらない」というのは最高ですね。

加藤「自分もやり始めてお客さんの求める『価値』『変わらない大切さ』を気付かされておりますね。」

 

 

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    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。