あなたは、タイムスリップするとしたらどの時代に行きたいですか?
今回のトピックスは、「400年前の姿そのままに復元された、名古屋城 本丸御殿!?」の巻
江戸時代のお殿様はこんな気持ちだったのか!
「「名古屋城 本丸御殿」が400年前の姿に復元されました。それも10年かけて。そして6月8日から一般公開が始まりました。
先日、私も取材で行ってきました!「名古屋城 本丸御殿」とは、江戸時代が始まったばかりの慶長20年(1615年)、今から403年前。徳川家康の命によって建てられたのですね。当時は藩主の住まいや藩の政治の場として使われていまして、後の寛永期には将軍専用の宿泊施設である上洛殿などを増築。明治に入り天皇の別荘、つまり離宮としても活用されたのです。ところが、1945年の空襲によって天守閣とともに焼失。戦後、天守閣だけは復元されました。平成に入ってから本丸御殿も復元しようという機運が盛り上がり、およそ10年に渡る復元工事の末、ついに今回の公開になったわけなのです。
なぜ、こんなに時間がかかったのか?10年もかけて工事をしたのか?
原則として400年前と同じ材料を使い、同じ工法で再現工事をしているから。つまり今、本丸御殿に入るということは、当時、新築の御殿に足を踏み入れた江戸時代のお殿様と同じ感覚が味わえる!ってこと。この「名古屋城 本丸御殿」について、「名古屋おもてなし武将隊 」の、あの偉いお方にお話しを伺うことが出来ました。
市民が望めば再び姿を現す!
-お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
-家康様でございますか
「左様」
-家康様に質問するのは恐れ多いのですが…
「かくいうお主の名は何と申す」
-私、落語家の立川晴の輔と申します…ご存じでいらっしゃいますか?
-これからよろしくお願いいたします。
「よろしゅうお頼み申す」
-復元に至った過程をお聞きしたいのですけど
「無論じゃ、約400年前に儂が築城したのじゃが、それから約70年前に太平洋戦争なる大戦にて燃えた。そして今ここに復元とあいなったわけじゃ」
-それは市民の皆様の要望とかあったのですか?
–寄附! 豪華絢爛なのですけど、障壁画の見どころは?
「その障壁画はなぁ種類が違う障壁画が用意されているわけじゃ。丹精に描かれた金蘭豪華な絵。そしてのう緻密に描かれた水墨。この2つは実は時代が違ってなぁ時代を跨いだ絵の姿を楽しむことができる」
-それも復元なのですよね?
「その通りじゃ、やはりのぅ建物自体も新しきもの、絵だけが古かった、という意味においては中々相性が良くないわけじゃな。全てが当初の姿にて甦る、これが名古屋城本丸御殿の特長じゃ」
-これは新築で建ったと思っていいのでしょうか?
「その通りじゃ、しかものぅこの本丸御殿は特に一部は200年間誰も見ることができなかった『開かずの扉』しかも将軍のみが見ることが許された姿を皆に公開いたす!新しい世界に飛び込んでくるがよい」
-ははぁ、ありがたきお言葉!ありがとうございました!以上、とくくぁwせdrftgy…
-ははぁ~。
私徳川家康様に名前を覚えてもらいました。もうそれだけで大満足でございます。
※実際の「名古屋おもてなし武将隊 」※ちなみに甦りし家康は、英語が堪能で、博覧強記な文化人。
家康公のガイドで見てまいりまして、この本丸御殿は、総面積はおよそ3,100平方メートル、30を超える部屋があります。1歩中に入ると、出来立てですから檜の匂いがするのですね。
400年前と同じ木曽檜を用いていますからね、当時の人もこの匂いを嗅いだのだなあと思いました。
書院造の建造物で、部屋ごとに欄間、襖絵、天井板絵、金具などに細かい仕事をしているのです。格式や権威を見事に表現しているのです。中でも、上洛殿は、豪華絢爛でございまして、あの有名な第3代将軍徳川家光、そして第14代将軍徳川家茂が立ち寄ったり宿泊したということです。
400年前の一般庶民は入ることができなかったのですよ、でも今は入ることができますよ!ぜひ、行きましょう!
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題は…「もし泊まることが許されるのなら『名古屋城天守閣』か豪華な『本丸御殿』どっちだ!?晴の輔」
へへへへへっ、泊まることが許されたら?そりゃあ本丸御殿はまあ豪華なお部屋でございましたので…決めました。
名古屋城天守閣です。ふふふふふっん!
天守閣から金のシャチホコ越しに、名古屋の街を見下ろしたですね。殿様気分といいますか勝ち誇った気分といいますか
今日は、「400年前の姿そのままに復元された、名古屋城 本丸御殿!?」というトピックスでお届けしました。
10年かけて復元したのですからね。それこそ職人さんたちは途中『尾張なのに終わらないのじゃないの?』なんて思ったりして…(笑)そんなことはないですけどね。
それでは皆の者、さらばじゃ!
週刊なるほど!ニッポン 編集長・立川晴の輔でした!
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