縁起をかつぐことはありますか?勝負の日はカツ丼を食べる、最初の一歩は必ず右足から…

げんを担ぐって言葉があります。これは江戸時代に【縁起】の逆さ言葉である「ぎえん」という言葉が流行ったのだそうです。『えんぎがいいね!』というのを『ぎえんがいいね!』と言ったのでしょう。その「ぎえん」が「げん」に変化したとする説なのです。落語家はよく高座に上がる前に、手のひらに人という文字を三回書いて飲むンですよ。客席に飲まれないように、先に人を飲んじゃって緊張をほぐすという、げん担ぎです。
愛知県常滑市、市民の方には失礼ですけど『常に滑る』と読めてしまいます…。すいません、すべるということにとても敏感な職業でして…。

そんな常滑市が縁起のいい街と、言われているそうです。どういうことなのでしょうか?
常滑市観光協会の大矢庸子さんにお話しを伺います。
晴の輔 常滑という地名が、『常に滑る』と読めるじゃないですか?この地名の由来はあるのでしょうか?
大矢「土にあると言われています。常滑の『常』は床のこと。『滑』はなめらか」
晴の輔 床!なのですか!そして…滑らか。
大矢「古くから粘土層の露出が凄く多く、その性質が滑らかであるところから、『常滑』と呼んで地名として定着していったと考えられています。」
晴の輔 なるほど!焼き物の街なのですよね?
大矢「はい」
晴の輔 そして、失礼ながら『常に滑る』と捉えてしまうと、お笑い芸人だとか受験生は…(笑)

大矢「(笑)」
晴の輔 常滑が縁起の良い町であるとの噂なのですが?
大矢「そうなんです。逆手に取っている訳ではないのですけど、常に滑るの『滑』を逆さにして、『常に滑らない』と読んでいただきます。」

晴の輔 え?逆さに書くのですか?
大矢「逆さに書くと『常に滑らない』となります。そして毎年12月の中旬頃から名鉄常滑駅構内に、陶芸家の松下昌司さんが作られた『合格招き猫』を、赤い鳥居と一緒にして『合格招き猫神社』として3月末まで設置しております。」

晴の輔 駅の中に神社を作ってしまっているのですか!!
大矢「はい、改札を出てすぐ目の前にあります。その『合格招き猫』、実は前足の肉球をざらざらに仕上げているのですね。つるつるではなくてざらついているので『滑らない』と縁起を担いで合格祈願しています。」
晴の輔 (笑)それを思い付いたきっかけは何だったのですか?
大矢「7年前、当時の常滑駅の駅長から、寒い時期は観光客がどうしても減ってしまうので、『滑』の字をひっくり返して観光PRは出来ないか?と相談されたのが始まりですね。」
晴の輔 ははあ、駅長さんの発想なのですね?
大矢「はい、最初のきっかけは当時の駅長さんのひらめきですね。」
晴の輔 なるほど!常滑市は焼き物の縁起ものはあるのですか?
大矢「大きな招き猫が各所にあります。やきもの散歩道には幅6.3m、高さ3.8m、パッチリおめめの巨大招き猫の『とこにゃん』が街を見下ろしています。イオンモール常滑にも高さ6.5m世界最大級の招き猫『おたふく』、ボートレースとこなめ、常滑焼販売のヤマタネさんの敷地内などにも巨大招き猫がおります。」

晴の輔 巨大なものばかりなのですね?
大矢「そうですね、また『とこなめ招き猫通り』というのがありまして、そこには壁に常滑市ゆかりの陶芸家39名の方が、愛情込めて作られた『御利益陶製招き猫』が飾られています。」

晴の輔 もう「猫の町」なわけですね!
大矢「そうです。今では『招き猫の町』であるとよく言われています。」
晴の輔 ホントに大矢さん、滑らかにありがとうございます。
大矢「(笑)ありがとうございました。」
晴の輔 実は僕、12月1日に中日文化センターで落語会をやりますので、その時に僕が滑らかにしゃべっているか、いないか是非聴きに来てください!
大矢「はい、その前にお参りにも来てください。」

「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題が届きました…え?「縁起物の晴の輔グッズを作るとしたら?…『晴の輔招き猫』それとも『晴の輔だるま』 どっちだ!?晴の輔」
んふふふふ、グッズ?縁起物ねえ、招き猫は常滑市にあるからねえ、だるま…だるまは選挙…
あ…決めました。
『晴の輔だるま』
僕は落語で会場を一つにしたいですからね、会場を占拠する…なんちゃって!
というか『晴の輔だるま』なんか発売したら調子に乗っている!と言われますよ、だるまというより天狗になっていると言われちゃいますよ!

今日は、「愛知県常滑市は、常に滑ると書くのに実は縁起が良い町!?」というトピックスでお届けしました。
土壌が粘土層、そこから来ているのですね!床が滑らか、『常滑』。
その町の特性を表した地名は大好きですよ。常に滑るのではなくて、常に滑らない!
そんな「常滑」に、なるほどーん!!
それでは次回もお会いしましょう!
常に滑らない落語家を目指す、立川晴の輔でした!

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