あなたは「アップサイクル」という言葉、聞いたことがありますか?

普段生活する中で「ゴミの分別」はしていますよね?燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、ビン、缶、ペットボトルなど、そのちゃんとした分別がゴミのリサイクルへと繋がるわけですが、今「アップサイクル」という取り組みが注目されています。リサイクルとアップサイクル、どう違うのか?「リサイクル」は、廃棄したものの中から使える部分を取り出して原料や材料として再利用する。例えば、ペットボトルを原料にした繊維で作った衣類、紙ゴミから作る再生紙など。それに対して「アップサイクル」は「廃棄物を原料や材料に戻すのではなく、元の製品の素材をそのまま活かし、新たな価値を与えて再生すること」で、そのまま活かすのがリサイクルとの大きな違いです。
今回はそんな「アップサイクル」にまつわる話題を!
名古屋市にある「津田硝子」という老舗の硝子会社が、廃棄ガラスを活かす「アップサイクル事業」に取り組むというので話題になっているのです。具体的にどのような事業なのでしょうか?

名古屋市(なごやし)は、愛知県の尾張地方に位置する都市。愛知県の県庁所在地および中部地方最大の都市であり、政令指定都市・中枢中核都市に指定されている。横浜市・大阪市に次ぐ全国第3位の人口を有しており、中部地方・東海地方における行政・経済・文化の中枢を担う。
「津田硝子株式会社」の三代目・津田慎介さんにお話し伺います。
晴の輔 廃棄ガラスを使った「アップサイクル事業」は具体的にどのような内容なのでしょう?

津田硝子株式会社 3代目 津田慎介さん
津田「私ども『津田硝子』は建築ガラスの工事業を主とし、オフィスビルやマンション、ホテル等の建物にガラスを取り付け、管理する仕事をしております。建設途中に仕様変更等で使わなかったガラスは、お金を出して産廃業者様に引き取ってもらっています。調べてみるとその多くが焼却・埋め立てされることが多いという事実が分かり、少しでも地球に負荷をかけないように、ガラスを『アップサイクル』という形で再利用する取り組みです。」

津田「建築で使われるガラスは、断熱性能を高め、安全性を重視して割れにくいガラスにするのが多いですけども、板硝子は基本的に純粋なガラス自体の表面に金属膜を塗布して加工し、不純物がすごく入っているものなのですね。こうしたガラスは熱で溶かした時に純粋なガラスに戻せないので結局処分されてしまう現実があります。」


晴の輔 ガラスはより美しくより安全に加工され進化しているから、廃棄処分するしかない。廃材のままで何か利用できないか?
津田「9月の頭から一か月近くクラウドファンディングさせて頂いて無事に終了したのですが、ガラスは破棄処分されている現状があることを、一人でも多くの方に知ってもらうきっかけ作りでもあります。お手にとってもらいやすいピアスやネックレス、スタンドミラーにアップサイクルさせていただいています。」

ガラスの割れたカタチをそのまま活かしたアクセサリー「asitis(アシティス)」

昔の氷屋さんの氷を連想させるアクセサリー「laglace ラグレス」

身も心もきれいに整えてくれる「wave mirror」
晴の輔 アクセサリー類は割れたガラスをそのまま使うのですか?
津田「そうです。割れた時の形は何一つ同じものはないので、その形を活かしております。」

津田「そうですね。今の時代を象徴するような形です。これからは個人の個性がどんどん輝いていく世の中だと思います。」

晴の輔 廃棄ガラスの中にちょっと「星型っぽいもの」を見つけると楽しくなってきますか?
津田「そうです。子どもの頃はゴミになるような物が『お宝』に感じることがあったと思うのですけど大人になっても、もう1回楽しむ心を持っていただけると思います。」
晴の輔 ガラスの破片がむしろ宝物になる!もちろん危なくないように加工はしてピアスになったりネックレスになったりされています。そもそもこの取り組みを始めようと思ったきっかけは?
津田「父親の影響でサーフィンをしており、5年前には鎌倉の七里ヶ浜に住んでいました。」

晴の輔 湘南のサーファー!
津田「はい、そこで出会ったサーファーの方々がサーフボード片手に海上がりに一掴みごみを拾って帰る。そんな方が当たり前のようにいらっしゃいました。そんな背中をそばで見て、とても感銘を受けたのを機にエコな暮らし方に興味を持ちました。名古屋に戻ってガラス業界に入り、自社の倉庫にある廃棄されるのを待つガラスの多さに驚愕し、お金を出して捨てずとも活用できる方法があるのではと思い、今回のプロジェクトを開始しました。」

津田「僕が思う板ガラスの究極のアップサイクルは、廃材として出てしまうガラスは、そのまま板ガラスとして再利用してもらう事だと考えています。建物ができるときには、基礎・躯体など最後にガラスがつくイメージがありますが、廃材として出てしまうガラスから建てる建物作りという逆の形があってもいいのかなと考えています。」
晴の輔 面白いですね

津田「(笑)」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、廃棄ガラスをアップサイクルしたもので欲しいのは・・・
「アップサイクルしたネックレス」
それとも
「アップサイクルした鏡」
どっちだ!?晴の輔
あ~、ネックレスは…あまりしないからな…え~これ…決めました!
「アップサイクルした鏡」

今日は「廃棄ガラスをそのまま活かす取り組み!名古屋市の老舗硝子会社が挑む、アップサイクル事業とは?」というトピックスでお届けしました。より便利でより安全なガラスほど実は廃棄しづらいものになっているとは。それをアクセサリーにする津田さんの取り組み注目です!
そんな「津田硝子のアップサイクル事業」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 商品の名前は?
津田「ブランド名は『gl+』という名前になります。ガラスの原語が「gl」で『輝く』『キレイ』という意味を持っていまして『もともとあるものに付加価値を付けて世に送り出す』という意味合いを含めてネーミングしました。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 廃棄されるガラスは私たちが想像する以上に多い?
津田「少し古いデータですが、2013年度で生産される板ガラス50tのうち74%が有効活用されずに処分されています。」
晴の輔 ええっ!結構な量です。
津田「弊社での年間で約30tものガラスが廃棄処分になっていますので、全国のガラス屋さんを入れると国内だけでもすごい数になりますね。」
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