あなたは「川柳」を作ったことはありますか?
「川柳」といえば、いまや毎年恒例の「サラリーマン川柳」や「シルバー川柳」が有名です。選ばれた優秀作品は本当に面白い。今でもハッキリ覚えている優秀作品は「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」!もう見事。今でも笑えます。
「川柳」はご存知の通り「5・7・5」で詠まれる定型の詩。誕生したのは江戸時代中期。「川柳」と書いて「せんりゅう」。なぜ「せんりゅう」というか?これは当時、句集に掲載する優秀な作品を選んでいたのが「柄井川柳」という人だったのです。つまり「川柳」というのは、人の名前から来ているのですね。
川柳の特長といえば、季節を表す「季語」を入れなくてもいいところ。「俳句」は、季語が入っていますから、自然や風景を題材にして、本に書いてあるような「書き言葉」を使って詠む。それに対して「川柳」は、日常の人間模様や社会に対する風刺を、普段の会話で話すような「話し言葉」を使って詠む。どちらも日本が誇る奥深い文化です。
今回は、そんな「川柳」にまつわる話題を!
大阪市にある「エクス」という工場の生産管理システムなどのサービスを展開する会社がありまして、そこが今「ものづくり川柳」を募集しており、話題になっているのです!
「ものづくり」がテーマなのでしょうか?面白そうですね!
この「ものづくり川柳」を担当している「株式会社エクス」の中上かつらさんにお話し伺います。
晴の輔 「ものづくり川柳」とは具体的にどんな川柳コンテストなのでしょうか?
中上「家での出来事、台所仕事、また工場で働かれている方のお仕事など、何でも『ものづくり』に関しての題材でしたらOKな川柳コンテストになっております。」
晴の輔 優秀作費に選ばれたら特典などは?
中上「特賞はお一人なのですけども、3万円の商品券をクリスマスの時期にお渡ししています。他にも優秀賞として5,000円を9人の方にお渡ししています。」
中上「(笑)それは…すごいですね(笑)。」
晴の輔 この川柳を募集するのは今回が初めてですか?
中上「やっと7年目になります。最初は『生産管理川柳』と言って始めたのですが、固い名前だから工場の方しか興味持って頂けなくて応募が少なかったです。そこから名称を変えて『ものづくり川柳』にした途端に増えました。」
中上「ここ数年の特賞をご紹介しますと『低速化 うちのラインは 5爺(ファイブじい)』『うっせぇわ 油の切れた コンベアー』などがありました。楽しく読ませていただきました。」
こうした川柳を募集するきっかけは何だったのですか?
中上「製造業は人手不足と言われております。また肉体労働や技術職の堅いイメージがありますので、川柳をきっかけに『ものを作る』面白さや楽しさが伝わればと思い始めました。」
晴の輔 「ものづくり川柳」をきっかけにどんなことを発信したいですか?
中上「『ものづくりは楽しい』ということが一番です。未来においてもいろんな『ものづくり開発』に携わって行ける日本であって欲しい!というのが弊社、社長の想いなのです。」
晴の輔 川柳を通じて改めて気付く「ものづくり」の楽しさ!新たなことに繋がればいいですね。川柳募集はいつまでですか?
中上「10月末(24時)まで受け付けております。一人、何作品でも応募可能です。ご応募お待ちしております。」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが「ものづくり川柳」に応募するなら・・・
「優秀賞を取るまで応募し続ける」
それとも
「今年練りに練った最高の一句のみを応募する」
どっちだ!?晴の輔
うン、最高の一句出したいけどね。もの作りだから…え~…決めました!
「優秀賞を取るまで応募し続ける」
ものづくりは、コツコツと作業し続けることが大切だと思うのです。ここで一句詠みます。
今日は「大阪市の企業が募集する『ものづくり川柳』、その魅力に迫る!」というトピックスでお届けしました。川柳を通してものづくりの楽しさを知ってもらってそれが、日本の活力につながれば!という想いが込められたコンテスト。季節は秋です。芸術の秋ですからあなたも一句読んで応募してみてはいかがでしょうか。
そんな「エクスの『ものづくり川柳』」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 中上さんも応募された川柳を読んで選考されているのですね?
中上「ほのぼのしているので、社員全員で1次選考させていただいております。その結果、30作品に絞ったものを11月に発表して、次はお客様にインターネットで投票いただく形で選考しております。」
晴の輔 その30作品を見るのは楽しみです。
中上「いつも爆笑させていただいております。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 コロナ前と今では川柳の内容に変化も?
中上「『できるだけ今年っぽい流行語を入れて作りたい』と考えています。ただ最近その流行語が少なくなっているように感じます。」
晴の輔 確かに今まで、年に一回程度は、お笑い芸人の誰もが知るギャグが生まれていました。でもその代わりに家庭内での出来事を題材にした川柳が増えている。
中上「ご家庭で『子どもが初めて料理を手伝った』『川柳を一緒に作った』などのような作品がとても増えました。」
晴の輔 それも嬉しいですね。
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