週刊なるほど!ニッポン

  • TOP
  • ブログ一覧
  • #222 「大阪府藤井寺市で、一念発起して完成したクラフトビール...
2022.07.04

#222 「大阪府藤井寺市で、一念発起して完成したクラフトビール!そこに込められた想いとは?」

あなたは「クラフトビール」を飲んだことはありますか?

7月に入りました。ビールがより美味しく飲める季節です。あなたの冷蔵庫にビールは冷えていますか?

最近スーパーに行くと、見かけるようになったのが「クラフトビール」。昔は、観光地のお土産屋さんや地元の酒屋さんに置いてあるイメージでした。今は、スーパーでもちょくちょく見かけますよ。ちょっと前まで「地ビール」と言っていました。1994年にお酒にまつわる法律が改正されて、比較的小さな工場・工房でもビールが醸造されるようになって「地ビールブーム」が巻き起こったのです。

では「クラフトビールと地ビールは何が違うのか?」明確に区別する定義はないそうです。

2011~2012年あたりから「クラフトビール」という呼び方が増えたようで、いまやクラフトビールは全国各地に存在しています。味わいや香り、ネーミングやデザインがそれぞれ個性的で、美味しさだけでなくて、インスタ映えも人気を集めている理由というのはよく分かります。

今回はそんな「クラフトビール」の話題!

藤井寺市(ふじいでらし)は、大阪府の南河内地域北部に位置する市。大阪市から南東へおよそ15kmで同市のベッドタウン。大小の古墳が密集する古市古墳群や、西国三十三所第5番札所の葛井寺の門前町として知られる。

舞台は大阪府藤井寺市。ここにある「大阪渋谷麦酒」というクラフトビールの醸造所が今年の5月「河内乃えーる」というクラフトビールの販売を始めたところ、これが地元を中心に話題となっています。一体どんなクラフトビールなのでしょうか?

大阪渋谷麦酒」の澁谷香名さんにお話し伺います。

 

 

晴の輔 澁谷さんが作られた「河内乃えーる」とは、どんなビールなのでしょうか?

河内乃えーる

澁谷「すべての商品に摘果みかんの皮を使用している、柑橘系の爽やかな香りのビールです。」

 

晴の輔 味わいは?

 

澁谷「一般的なビールと発酵方法が違っており、エールビール独特の華やかな香りがあります。」

ヴァイツェン

ピルスナー

晴の輔 エールビールだから「河内乃えーる」なのですね。こだわりのポイントは?

ペールエール

スタウト

澁谷「寸胴鍋でコトコト麦芽を煮立たせて、一本一本手作りで作っております。正直、味に多少ばらつきがありますが、それもクラフトビールの面白さだと思います。」

晴の輔 なるほど!

 

澁谷「よくラーメン屋と間違われます(笑)。」

澁谷「そうですね。今回はこんな味になりました…(笑)。」

 

晴の輔 そこも大阪らしい大らかさと面白さもあります。飲まれたかたの反応はどうでしょう。

 

澁谷「ビールが苦手な方もウチのビールは飲める!と言って下さる事が多いです。もちろん、ビール上級者の方々にもお褒めの言葉を頂いておりリピーターになってくれて、なかなか好評です。」

 

 

晴の輔 クラフトビールを作り始めたのはいつ頃からですか

 

澁谷「作りたいと思ったのは25年前の結婚した当初からですが、実際に動いたのは2019年秋ごろからです。」

 

晴の輔 興味持ったのは25年前から?それ以前はビールの醸造に携わっていた?

 

澁谷「全くそういうわけではなくて、それまでは4人の子どもを育てながらパートや派遣社員として、医療事務などしていました。」

 

晴の輔 4人のお子さん!めちゃくちゃ逞しいではないですか!

 

澁谷「よくいわれます(笑)。」

 

晴の輔 頼もしい母!…そうだ、ビールは酵母を使います。

澁谷「本当ですね」

 

晴の輔 これは澁谷さんのことですか?

 

澁谷「(笑)」

 

晴の輔 作ろうと思ったきっかけは?

 

澁谷「主人のご先祖様が、日本で初めて国産ビールを作った渋谷庄三郎さんなのです。でも全く知らずに結婚したのです。」

国産ビール発祥の地石碑

晴の輔 結婚されるまで知らなかった?

 

澁谷「知らなかったです(笑)。」

 

晴の輔 藤井寺ですよね。藤井寺といえばイメージするのは藤井寺球場。

 

澁谷「藤井寺にはこれといった特産物もなく、3年ほど前に古墳が大阪で初めて世界遺産登録されましたけど、それが観光と結びついていないと感じ、私が何かできるものはないかと考えていました。」

晴の輔 地元のためにという想い。

 

澁谷「そうですね。盛り上げていきたいですね。実は4月の頭から醸造を始めました」

 

晴の輔 今年からですか!?

 

澁谷「ほやほやです。」

 

晴の輔 今、凄く嬉しい時期!

 

澁谷「毎日楽しくて仕方がないです。」

 

晴の輔 ちなみに澁谷さんはビールがお好き?

 

澁谷「はい、毎日350ml4本、500mlの時は3本です!(笑)」

 

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

晴の輔さんが『河内乃えーる』にエールを送るなら・・・

「『河内乃えーる』をたくさん買って、飲みまくる」

それとも 

「『河内乃えーる』をたくさん買って、配りまくる」 

どっちだ!?晴の輔」

 

河内のエールを応援するならってこと?…これはもうね、決めました!

 

 

「『河内乃えーる』をたくさん買って、配りまくる」

 

配りまくって皆で一緒に飲む。みんなで乾杯!

 

 

 

今日は「大阪府藤井寺市で、一念発起して完成したクラフトビール!そこに込められた想いとは?」というトピックスでお届けしました。嫁いだ先がビールに縁があるお家で、ビールを作りたいと思ったのが25年前。その想いを行動に移して完成させた「河内乃えーる」は澁谷さんの明るさと楽しさも、美味しさに加わっていると思います!飲んでみたい!

そんな「河内乃えーる」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 クラフトビールを手探りで一から始められました。

澁谷「思えばあっという間でした。大変ではありましたけど嬉しい気持ちの方が勝っていました。」

晴の輔 作ることが嬉しい。

澁谷「料理の延長戦といったら変かもしれませんけど…私は好きですね」

晴の輔 ビールの魅力とは?

澁谷「ビールを飲んでいる時って『自分へのご褒美』的な要素があると思います。癒し、楽しみ、喜びなどポジティブになれる飲み物だと思います。皆さん笑顔で『飲むのが(贈るのが)楽しみ!』と言って持って帰られるのを見ていると、醸造を始めてよかったと思えます。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 ご主人は何をされている方なのでしょう?

澁谷「天神橋筋商店街で布団屋さんをやっています。」

晴の輔 お布団屋さんの女将さんでもある?

澁谷「お義母さんが頑張っていらしたので、私は医療事務などをしていました。」

晴の輔 面白いですね。

 

同じ大阪府のお話し

#34「ニッポン全国物産展で、隠れた逸品を発見!!」の巻

#61 東大阪市 「なんでやねん!ラグビーのまち『東大阪市』が、カレーパンのまちに!?」の巻

#87 大阪府 「1970年、あの『大阪万博』の個性的な『パビリオン』たち!あいつ今何してる?」の巻

#153 大阪府「楽しみながら学ぶ!『大阪検定WEBチャレンジ~冬の陣~』、その中身とは?」

 

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。