あなたが印象に残っている結婚式はありますか?

6月になると必ず耳にするのが「ジューンブライド」と言う言葉。ヨーロッパでは「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という言い伝えがあります。何故、6月に結婚する花嫁は幸せになれるのか?その意味が知りたいですよね?
諸説あるのですが、その中の1つ。ギリシャ神話に登場する神様・ゼウスのお妃ヘラ。この人は、ローマ神話では「Juno=ジュノ」とされています。これ読み方が「ジュノ、ユノ」と、いくつかあるのですが、このジュノは、女性の結婚生活を守る女神」。ジュノ女神が守護する月が6月なのだそうです。ですから、ジュノは「6月の女神」と言われています。この言い伝えから、6月に結婚をすると生涯幸せに暮らせるという説になったのだとか。

「ジューンブライド」の「ジューン」は英語で6月。この「ジューン」の語源は、女神「Juno」から来ているのです。
今回はそんな「結婚式」にまつわる話題を!舞台は、兵庫県稲美町。

稲美町(いなみちょう)は、兵庫県南部に位置し、神戸都市圏に属する。兵庫県南部の加古川と明石川に挟まれた印南野台地に位置し、兵庫県東播磨県民局に区分されている。古代では印南野と呼ばれており、播磨国風土記では入波と呼ばれている。万葉集では稲日・稲見と呼ばれており、この本に登場している印南野は古くからの歌枕である。wikiより引用
ここで毎年「いなみウエディング」という1組限定で特別な結婚式が実施されています。今、そのカップルとウエディングケーキのデザイン案を募集しているのです。「いなみウエディング」…どんな結婚式なのか気になります!
稲美町役場企画課の蓬莱敦司さんにお話しを伺います。
晴の輔 稲美町で毎年開催されている「いなみウエディング」についてお話を伺いますが、どんな結婚式なのですか?

蓬莱「稲美町では、大学との連携によるまちづくり事業として、兵庫大学と連携協定を結んでおり、毎年兵庫大学の先生や学生のお力を借りながら、稲美町を盛り上げるイベントの開催や、課題解決に向けた取り組みを行っています」
晴の輔 なるほど。

加古大池
蓬莱「『いなみウエディング』はその取り組みの一つで、稲美町の象徴的なため池である加古大池で実施しており、兵庫大学の大学生がプロデュースする結婚式です」


晴の輔 大学生が結婚式をプロデュースしているのですか?
蓬莱「そうなのです」

晴の輔 学生たちは、新郎新婦の理想や夢を聞きながら、一緒にプランを作り上げていくのですね。面白いです!でも結婚式って費用がそれなりにかかりますよね?
蓬莱「挙式費用はいなみ(173)にちなんで17,300円で実施しているのです」


蓬莱「(笑)」
晴の輔 ちなみにいつ頃から実施されているのでしょう?
蓬莱「この取り組みは平成30年から始まって、今年で8回目の開催になります」



蓬莱「近年の社会課題として、経済情勢から『ナシ婚』ということで、結婚式を諦めるカップルも増えていると聞きますし、稲美町の課題としても『稲美町の認知度をもっと上げたい』『もっと町を知ってもらえるイベントをしたい』という思いがあって、兵庫大学さんからの提案をきっかけに始まりました」
晴の輔 なるほど!

蓬莱「『いなみウエディング』を開催してみたところ、カップルだけではなく、参列者の方や、たまたま会場に来られていた地域住民の方々にも『とても良いウエディングだった』『これからも続けてほしい』といったお声をいただき、毎年開催することになりました」
晴の輔 幸せが地域にあふれているって、素敵ですね。今年の「いなみウエディング」はウエディングケーキのデザイン案も一般から募集されています。

蓬莱「はい。今年は稲美町制施行70周年記念ということで、毎年の『いなみウエディング』から少し事業を拡大して、式を挙げるカップルに対してウエディングケーキを提供することを計画しました。また、70周年を盛り上げるため、住民の方に参画いただけるイベントにしたいと考え、ウエディングケーキのデザインを公募することになりました」

蓬莱「段数が1段のケーキという条件がありますが、基本的には形や大きさ、材料などの制限は特にありません。カップルが喜んでくれるデザインであれば、どんなものでも応募OKです」
晴の輔 カップルを驚かせたいですよね。締め切りはいつでしょう?
蓬莱「締め切りは7月7日、七夕の日です」

蓬莱「よい結婚式を挙げていただきたいという想いから、その日とさせていただきました」

晴の輔 いろいろと考えてくださっていて、想いが伝わってきます。手作り感のある結婚式は、本当に特別な思い出になりますね。

蓬莱「大学生のプロデュースもそうですが、さらに今年はケーキが公募によるデザインですので、ひと味もふた味も違う、特別な結婚式になると思っています」
【どっちだ!?晴の輔】
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、いなみウエディングのウエディングケーキをデザインするなら・・・
・稲美町の町の形のケーキをデザインする
それとも
・加古大池の形のケーキをデザインする
どっちだ!?晴の輔
う~ン、ウエディングケーキでしょう?町の形か?池の形か?池はどんな形なんですかね…あ!決めました!
「町の形でもなく、池の形でもなく、形は丸にします」

今日は「兵庫県稲美町で毎年実施されている特別な結婚式!『いなみウエディング』に迫る!」というトピックスでお届けしました。まさか学生がプロデュースする結婚式だったとは!驚きです。おそらくまだ結婚してないであろう大学生から出るアイディアは、どんなものなのでしょう。興味あるなあ。今年はウエディングケーキのデザイン案も募集しているということで、見に行きたい!
そんな「いなみウエディング」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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