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2025.05.26

#373 「愛知県の『華麗なるまち稲沢』で実施されているご当地グルメデジタルスタンプラリーに迫る!」の巻

あなたは『まち歩きツアー』に参加したことがありますか?

編集長の立川晴の輔です。今回の「週刊なるほど!ニッポン」は、愛知県稲沢市を取り上げます。「稲」に、沢田研二さんの「沢」と書いて稲沢市。名古屋駅から東海道本線で西へ進んでおよそ10分。名古屋のベッドタウンとしても人気のエリアです。

稲沢市(いなざわし)は、愛知県の尾張地方に位置する市。
濃尾平野中央部にある。古代には尾張国の国府が置かれて政治の中心であった。旧中島郡の一部である。
市が掲げるキャッチコピーは「自然の恵みと心の豊かさ 人が輝く文化創造都市」。植木・苗木の産地として全国的に知られる。wikiより引用

古くは尾張の国の国府が置かれていた場所。奈良時代から平安時代にかけての、尾張の国の政治の中心的な場所でした。「国府宮神社」という神社がありまして、ここの「国府宮はだかまつり」は、奈良時代から1,200年以上続いている有名なお祭りなのです。

国府宮神社

歴史的な事で言うともう一つ!戦国武将の織田信長。実は、稲沢生まれなのです。知っていました?

織田信長像(清須城公園 若き日の信長)

そんな稲沢市で、ご当地グルメのデジタルスタンプラリー!その名も「華麗なるまち稲沢!デジタルスタンプラリー」が行われていて、話題になっているのです。「歴史ある町」ではなくて「華麗なるまち稲沢」と言うタイトルですからね、どんなデジタルスタンプラリーなのか?

稲沢市観光協会の酒井仁志さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 稲沢市でご当地グルメのデジタルスタンプラリーを実施しているとのことですけど、これはどのようなものなのですか?

酒井「今まで稲沢には、ご当地グルメは無かったのですが、数年前から「稲沢カレー」の開発に取り組み始めたのです」

酒井「そうなのです。そのとおりです。2023年に開催した稲沢カレーフェスティバルで市長がカレーのまち宣言として『華麗なるまち稲沢』を合言葉にカレーで稲沢を盛り上げていきましょう!と」

 

晴の輔 もともと「稲沢カレー」があったわけではないのですね?

 

酒井「そうですね。実は2020年頃にコロナ禍で飲食店が大きな打撃を受けていました」

 

晴の輔 苦しかったです。大変な時期でした。

 

酒井「その後少し落ち着いてきたタイミングで、ご当地グルメを新たに作って、それを通じて市内外から人を呼び込もうと考えたのです」

酒井「まさに、そういうことです」

 

晴の輔 ちなみに、カレーの定義とか条件ってあるのですか?

 

酒井「『クミン』『コリアンダー』プラスして1種類以上のスパイスを使用すること。『稲沢らしさ』を取り入れること。稲沢産の食材を使うとか、信長の出身地という歴史的背景を活かすこと。信長が干し柿を好んでいたという話から、干し柿を使ったカレーなども開発されています。そしてお店の個性や料理の工夫ですね」

華麗なるスパイス商品+ルウ

晴の輔 なるほど!ストーリーも活かしているのですね。

 

酒井「そうなのです。そしてもうひとつの定義は『スパイスを3種類以上使うこと』。だから、一般的なカレーライスだけでなく、例えば『カレーたい焼き』『カレービスコッティ』和菓子ですと『米粉クッキー』もちろん『カレーパン』も含まれます」

たいやきわらしべ稲沢店「curry たいやき」

菓子工房ichi カレー風味のビスコッティ

郷土菓子処 菓子亀「カレーほろほろ米粉クッキー」

ぱん工房kiki「いなッピーカレーパン」

ピッツェリア アリス「マカロンとカヌレ」

晴の輔 和菓子から洋菓子まで。そして「稲沢らしさ」にこだわっているのですね。

 

酒井「そうですね。そこが一番大事なポイントです。街を元気にする“ご当地グルメ”を作ることが目的ですから」

 

晴の輔 デジタルスタンプラリーですが、どのような内容でしょうか?

酒井「市内29店舗で提供している「ご当地カレー」をそれぞれ巡り、スマホでQRコードをかざしてスタンプをゲットします。5個集まると抽選で素敵なプレゼントが。更に10個、15個、20個、25個、コンプリート賞と集めれば集めるだけ、素敵な景品をゲットできます。実は日本初の本格的なカレールウの『即席カレー』を生み出したのは、稲沢市にある『株式会社オリエンタル』さんなんです」

酒井「そうそう(笑)。今回のスタンプラリーでは、そのオリエンタルさんにも協力いただいて、景品なども用意してもらっています」

 

晴の輔 なるほど!稲沢らしさです。「稲沢カレー」を作られて、町に何か変化は感じましたか?

Cafe & 居酒屋Taiyou「うつけのドライカレー」

SOBUE AOKUMA COFFEE 「INAZAWA CURRY」

ピッツェリア アリス「焦がしチーズのイタリアントマトカレー」

珈琲とお食事トット「トットの具だくさんスープカレー」

酒井「そうですね、町全体の変化というにはまだ道半ばですが、確実に認知度は上がってきています。特に参加している飲食店同士のつながりが強くなって、お店同士の距離も縮まってきた感じがします。観光協会とお店との関係も以前より密になってきています」

海鮮料理旬えびふりゃ~の黄金巻

中国料理 北京「稲沢銀杏カレー炒飯」

FUKUYA「銀杏curryコロッケ」

酒井「さすがですね。まさにその通りです」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが「華麗なるまち稲沢」をPRするなら・・・

・東海地域での落語会でPRする

それとも

・この番組でPRする

どっちだ!?晴の輔

 

おーン、今もこの番組でPRしていますけどね(笑)。東海地域は落語会でもしょっちゅう行っていますし…あ!分かった!決めました!

 

 

「華麗なるまち稲沢を、この番組でPRする」

 

今日は「愛知県の『華麗なるまち稲沢』で実施されているご当地グルメデジタルスタンプラリーに迫る!」というトピックスでお届けしました。カレーで有名な「オリエンタル」が稲沢にあるっていうのも初めて知った方も多いのではないでしょうか。「華麗なるまち稲沢」では、稲沢らしいカレー味なら何でもOKというユニークな条件で、様々なカレーグルメが楽しめます。このデジタルスタンプラリーは7月31日まで開催中しています。

そんな「華麗なるまち稲沢ご当地グルメデジタルスタンプラリー」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。