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2024.01.29

#304「栃木県の鬼怒川温泉で『鬼』にちなんだ『鬼』だらけのお祭り!『鬼まつり』に迫る!」の巻

あなたは「鬼」と聞いて、どんな事をイメージしますか?

もうすぐ「節分」です。季節を分けると書いて「節分」。季節が変わる日です。立つ春で立春、立つ夏で立夏、立秋、立冬とそれぞれの前日が「節分」です。となると「節分は4回もあるの?」と思うでしょ?これが旧暦では、立春が1年の始まりだったので一番大切にされていたそうです。そしていつの日からか、春の節分の事を節分と呼ぶようになったのです。

節分に豆まきをするようになったのは、室町時代。季節の変わり目に鬼がやってきて、災いや疫病をもたらすと考えられていたので、鬼を外に追い出して、福を招き入れる「鬼は外~福は内~」ですよ。邪気を払って無常息災を願う。それが節分です。

今回はそんな「節分の時期に実施されるお祭り」の話題!

舞台は、栃木県を代表する温泉の鬼怒川温泉

鬼怒川温泉を有する日光市(にっこうし)は、栃木県の北西部に位置する市。関東地方の市町村では最も面積が広い。 
古くは鎌倉時代以降、日光権現を祀る山々が知られるようになった宗教地域である。江戸時代に徳川家康および徳川家光などの江戸幕府の初期の将軍によって徳川家の廟地となった。徳川時代以降に日光東照宮の鳥居前町として参拝客で賑わった。以後「日光を見ずして結構と言うこと莫れ」という言葉で日本中に観光地・景勝地として知られるようになった。

ここで、2月の一か月間に渡って「鬼怒川温泉鬼まつり」が行われるのです。鬼怒川温泉にも「鬼」という漢字が入っていますが、果たしてどんなお祭りなのでしょうか?

日光市観光協会 鬼怒川・川治支部」の大嶌健矢さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 2月いっぱい行われる「鬼怒川温泉 鬼まつり」とはどんなお祭りなのですか?

 

大嶌「縁起の良い鬼怒川温泉の鬼にちなみ、優しい鬼をイメージしたおもてなしでお客様に楽しんでいただくお祭りです。」

晴の輔 優しい鬼ですか!

 

大嶌「はい。やっぱり怖いイメージだとか、邪気だとかそういったものを舞い込むような鬼をイメージされる方が多いかと思うのですけれども、鬼怒川の温泉は逆にその邪気を払って福を呼び込んでもらえる鬼として、優しいをイメージにしたおもてなしでお楽しみいただくお祭りという形ですね。」

鬼怒川・川治温泉のイメージキャラクター「キヌちゃん・カワちゃん」

晴の輔 なるほど!鬼怒川の鬼は邪気を払ってくれる。この鬼まつりは何回目になるのですか?

 

大嶌「平成12年に始まり、イベント名や内容を変えながら今回で24回目の開催を迎えます。」

大嶌「1つ目は『鬼ぐるめ』。鬼怒川温泉の鬼をモチーフにした可愛いグルメ、鬼盛りグルメをお楽しみいただけます。2つ目は、2月10日、11日の2日間、鬼怒川温泉駅前広場で『招福 鬼まつり』を開催します。鬼にちなんだ郷土芸能ステージ、射的、鬼の折り紙づくり体験や、グルメ屋台など盛りだくさんです。また、この2日間は東武鉄道のSL大樹(機関車)と連携して、SLのヘッドマーク、座席にあるヘッドカバーが鬼のデザインに変わり、ご乗車の方には記念品もプレゼントします。3つ目は、まちなか企画として『鬼だらけ』を開催します。こちらは、鬼のグッズを身に付けて観光施設等へ行くと、割引やちょっとしたプレゼントなど特典が受けられるというものです」

SLのヘッドマーク

晴の輔 「招福 鬼まつり」それはステージショーなどがあるのですか?

大嶌「そうです。ステージイベントがあります。グルメスペース、遊びの体験スペースなどを用意して鬼怒川温泉の『優しい鬼』を身近に感じて楽しんでいただけるように企画しております。」

 

晴の輔 鬼を感じるっていいですね。

 

大嶌「優しいイメージを皆様にお伝えしたいと思っております」

大嶌「そうですね。昨年行われた際には『鬼のコスプレ』した方いらっしゃいました」

 

晴の輔 今回特に注目するイベントは?

 

大嶌「先ほどご紹介した『招福 鬼まつり』もそうですけれども、鬼にちなんだグルメが食べられる『鬼グルメ』では、鬼に見立てたピザやスイーツ、鬼辛い、鬼デカイといったお料理を21店舗でお楽しみいただけますので、ご堪能ください」

トラットリアカミーノの「鬼ピッツァ」

はちやカフェ「鬼辛バウムソフト」

坂文精肉店の「鬼厚ハムカツ」

「他には、人の顔と同じぐらいの大きさである『鬼でかいせんべい』通常サイズの数個分の『鬼ぎり』が楽しめます」

やきとり金島屋の「鬼ぎらん!」

晴の輔 なるほど!!2月に「鬼まつり」を開催するのは節分に合わせているのですね?

 

大嶌「そうです。お越しくださったお客様に『福が舞い込むように』と、その時期に実施しております」

 

晴の輔 節分というと豆まきをイメージするのですけど、鬼怒川温泉には漢字の「鬼」が入っています。鬼怒川温泉地域は優しい鬼のイメージなのですよね?

大嶌「先ほどもありました通り『邪気を払って福を招く鬼』として親しまれておりまして、そのため節分なのではよく『鬼は外、福は内』と言いますけれども『福は内、鬼は内』というような掛け声を鬼怒川温泉では行います」

 

晴の輔 なるほど!鬼という言葉は怖いイメージだったのが「鬼うまい」「鬼カワイイ」など使われていて変わってまいりました。

鬼怒川温泉の守り神「鬼悠太」

大嶌「『悪いもの』から少しは身近になってきているかと思います」

大嶌「『鬼でかい』もそうですからね。(笑)」

 

晴の輔 「大盛り」より大きい「超大盛り」!ですから「鬼まつり」のタイトルは何だか「凄いお祭り」みたいでワクワクします。

 

大嶌「大きいお祭り(笑)」

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが鬼怒川温泉鬼まつりへ行ったら・・・

「鬼ぐるめを食べまくりたい」

それとも

「鬼のコスプレをしたい」

どっちだ!?晴の輔

 

うン、鬼のコスプレってね、トラの皮のパンツ一丁ってこと?鬼グッズを身に付けたら割引や特典が受けられるのでしょ?えーとね…あ!決めました!

 

 

「鬼のコスプレをしたい」

 

今日は「栃木県の鬼怒川温泉で『鬼』にちなんだ『鬼』だらけのお祭り!『鬼まつり』に迫る!」というトピックスでお届けしました。鬼怒川温泉の鬼は幸運を招くそうです。鬼に出会えば出会うほどいいことがありそう!さらに温泉にゆっくり浸かる。いいじゃないですか。楽しそう。いや鬼楽しそう!2月一杯やっているそうです。

そんな「鬼怒川温泉鬼まつり」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。