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2024.02.05

#305「山口県宇部市でスタートした水産物のグルメイベント『うべ地魚フェア』その主役・レンチョウってどんな魚?」の巻

あなたは「レンチョウ」という魚をご存知ですか?

海に囲まれている日本は一年中、美味しい魚が食べられるいい国です。それも、季節ごとの旬な魚が新鮮なうちに食べられるのですからね。胃袋からも季節感を味わえるって贅沢ですよ~。今、この時季の旬な魚は…って、あんまり僕、詳しくないのですが「魚」偏に「雪」と書いて、鱈ですか?あと「魚」偏に「冬」と書いて…アレ、なんだっけ?あ、これはパスしますね。あとアンコウ、アンコウも冬の味覚ですよね。アレだ!冬といえばね「寒ブリ」ですよ!食べたいな~

あのね、寒ブリで儲けて家を建てたら、それ「寒ブリヤ宮殿」って言うらしいですよ。あ、すいません。余計なことを言いました…。

今回はそんな「今この時季に美味しい魚」の話題を!

舞台は、山口県宇部市。

宇部市(うべし)は、山口県西部にある市。周防灘(瀬戸内海)に面している。
宇部市は山口県内で下関市、山口市に次ぎ3番目の人口を擁する市であり、また1k㎡当たりの人口密度は防府市、下松市に次ぐ県内第3位である。中枢中核都市に指定されており、政令指定都市・中核市・特例市・保健所政令市・計量特定市のいずれでもなく県庁所在地でもない市として指定を受けるのは本市と富山県射水市の2市のみである。

宇部市では今、水産物のグルメイベント!「うべ地魚フェア~レンチョウまつり~」が2月いっぱい行われているのですが、このグルメフェアの主役というのが「レンチョウ」という魚。…聞いたことあります?僕は初めて聞くのですが、一体どんな魚なのでしょうか?

宇部市 産業経済部・水産振興課の落合博文さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 今実施されている「レンチョウまつり」とはどのようなイベントなのでしょうか?

 

落合「はい、宇部市初の水産物によるグルメフェアです。参加店舗では、宇部産レンチョウを使用したメニューが提供され、開催期間中、対象メニューを注文して応募すると抽選で宇部の特産品が当たるプレゼントキャンペーンを実施しています」

晴の輔 なるほど。というか、そもそもこのイベントの主役のレンチョウとはどういう魚なのでしょう?

 

落合「レンチョウとはアカシタビラメの地方名です。白身で全く癖がなく、柔らかい食感で、口の中に甘みが残る。本当に美味しい魚です」

晴の輔 アカシタビラメ、ヒラメってことですか。

 

落合「ヒラメとはちょっと形が違って、長細い感じの魚ですね」

晴の輔 アカシタビラメを宇部ではレンチョウと呼んでいるのですね。

 

落合「はい、そうです」

 

晴の輔 全国的にもレンチョウと呼んでいるとこが多い?

 

落合「標準和名は『アカシタビラメ』。宇部ではレンチョウと呼んでいますが、同じ山口県でも下関市では『ウシノシタ』、 有明海の方では『クチゾコ』、大分県の中津市では「ベタ」などと呼ばれていて地域によって呼び名が違っているようです。」

 

晴の輔 ベタからイメージすると平べったい。

 

落合「そうです、平べったくて、靴底のような感じの魚ですね」

落合「そうです」

 

晴の輔 宇部の皆さんにとってはもうなじみのお魚なのですか?

 

落合「私も子供の頃からよく食べている魚ですね。市民の皆様にとって、なじみのある魚だと思います」

 

晴の輔 この時期が旬?

 

落合「そうです。レンチョウは年間を通して水揚げされていますが、冬になると肉厚なレンチョウを新鮮な状態で食べることができます」

 

晴の輔 食べ方ってどういう食べ方が宇部では一般的なのでしょう?

 

落合「一般的には、唐揚げ、煮付け、ムニエルですね」

 

晴の輔 この時期ならではの食べ方は?

 

落合「『ならでは』というわけではないのですが、イベントの中の対象メニューとしては煮付け、唐揚げは当たり前ですが、 刺身、寿司、漬け丼、天ぷら、しゃぶしゃぶに南蛮漬け、 洋食のメニューとして、ムニエルやレンチョウとホタテのロールなどもあります。」

晴の輔 刺身でもOK!しゃぶしゃぶですか!

 

落合「『しゃぶしゃぶ』も今回提供されるお店がございます。いろんな食べ方ができる魚ですのでお楽しみください。」

晴の輔 落合さんがお好きなレンチョウの食べ方は?

 

落合「やはり、刺身です。新鮮な状態でないと刺身で食べられないです。是非召し上がっていただきたいですね。」

晴の輔 何故、レンチョウを取り上げようと思ったのですか?

 

落合「レンチョウは加熱して食べることが多い魚ですが、宇部ならではの食べ方である『刺身』を広めていきたいと思ったからです」

 

晴の輔 なるほど!刺身では今の時期が一番美味しく食べられる。

落合「ベストシーズンは冬です」

 

晴の輔 宇部からレンチョウの美味しさを広げていきたい。落合さんのご出身は?

 

落合「宇部市です」

 

晴の輔 小さい頃から様々な魚を食べて育ったのですか?

 

落合「小さい頃からレンチョウやカレイなどを食べて育ちました。当時は『煮つけ』『唐揚げ』『塩焼き』が多かったですね」

落合「そうですね。自然に何も違和感なく『レンチョウ』と呼んでいました。逆に『アカシタビラメ』とか『シタビラメ』と言われてもピンとこなかったのが正直なところです」

 

晴の輔 (笑)何?その魚?

 

落合「(笑)違う魚かな?と思っていました」

落合「まずは興味を持っていただきたいなという狙いもありますので『レンチョウまつり』というネーミングにさせていただきました」

 

晴の輔 なるほど!

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、宇部市へ行って宇部産のレンチョウを食べるなら・・・

「ムニエルで食べたい」

それとも

「刺身で食べたい」

どっちだ!?晴の輔

 

うン、両方とも旨そうだから…レンチョウ=アカシタビラメのことだよね。「クチゾコ」「ベタ」ともいうらしいですが、宇部ではレンチョウ…あ!決めました!

 

「ごめん!ムニエル、刺身、両方とも食べたい」

 

だってね両方とも絶対旨いから!

今日は「山口県宇部市でスタートした水産物のグルメイベント『うべ地魚フェア』その主役・レンチョウってどんな魚?」というトピックスでお届けしました。レンチョウとはアカシタビラメのことでしたね。でもアカシタビラメはヒラメではない魚なのですね。レンチョウは煮付け、唐揚げ、ムニエルといろんな食べ方がありますが、この寒い時期は刺身だそうです。レンチョウの刺身を味わいに行きましょう!

そんな「うべ地魚フェア~レンチョウまつり~」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。