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2021.02.10

#149 「山口県山口市のお茶専門店とコーヒー専門店のコラボレーションで生まれた、新感覚の飲み物!『番茶珈琲』とは?」

あなたは、お茶とコーヒー、どちらが好きですか?

仕事や作業の合間に、ほっと一息つきたい時は、温かい「お茶」や「コーヒー」を飲む方多いと思います。僕も先日、送っていただいた静岡県菊川市の「深蒸し菊川茶」を今よく飲んでいます。「お茶」と「コーヒー」は、味や香りは全く違いますが、含まれる成分にはいくつか共通点がありまして、例えば「カフェイン」は、眠気覚ましになると、よく聞きますが、量に差があるものの、両方に含まれています。そして「ポリフェノール」、これも両方に含まれていましたね。お茶には「カテキン」という成分が「殺菌作用」のほか「生活習慣病」にも効果があると言われています。殺菌作用だからね「菌に勝つぞ!で、カテキン」なんてね。一方、コーヒーは「クロロゲン酸」という成分が入っていて、最近の研究では「脳卒中のリスク」を下げてくれることがわかったそうです。「クロロゲン酸」、なんか「ケロロ軍曹」みたい。そんな「お茶」と「コーヒー」ですが、山口県山口市で、この二つを合わせた新しい飲み物が誕生して話題になっているのですって。お茶専門店の「鴻雪園」と自家焙煎のコーヒー豆を取り扱っている「Nishida Coffee」がコラボして「番茶珈琲」という飲み物を開発!先月から販売を開始したところ、売り切れが出るほどの人気なのだとか。「お茶」と「コーヒー」のコラボ。全く味の想像ができません。

「番茶珈琲」の開発に携わった、お茶の「鴻雪園」代表、髙津一さんにお話し伺います。

鴻雪園

晴の輔 「番茶珈琲」という名前にインパクトあるのですけど「お茶」の味なのですか?それとも「コーヒー」の味なのですか?

「鴻雪園」代表 髙津一さん

髙津「抽出時間を変化させることで『お茶』を強く出したり『コーヒー』を強く出したりできる商品なのです。」

 

晴の輔 調整できるのですか!具体的にどんな飲み物なのですか?

 

髙津「普通に淹れていただくと、鼻に抜ける香りは『コーヒー』が強く、喉に残る、味は『緑茶』です。」

髙津「そうです。」

 

晴の輔 色は?

 

髙津「ほぼコーヒー。ちょっと濁ったコーヒーみたいな感覚ですね。」

晴の輔 お茶の方から見ると「ほうじ茶」的に見えるとか。

 

髙津「まさしく、そんな感じです。」

 

晴の輔 気軽に飲める感じですかね。

 

髙津「私自身が、コーヒーはブラックで飲むのは苦いので、まず無いのですけど、この『番茶珈琲』は砂糖・ミルクを入れずにそのまま飲めます。すっきりしていて『お茶の渋み』がちょっと苦手と思われる方にも、飲みやすいですね。」

 

晴の輔 へえええええ

「番茶珈琲」だと、スッキリと飲めるのですね。

 

髙津「敢えて、ミルクと砂糖は提供していないので、そのままお出しするような形ですね。」

 

晴の輔 「番茶珈琲」を作るのに、どれくらいかかったのですか?

 

髙津「結構早い段階で、商品としては完成したのですけど、一緒に作った『Nishida Coffee』さんと、バタバタとする時期が続いて、気がついたら2年ぐらい経ってしまいました。」

「Nishida Coffee」店主 西田幸誠さん

Nishida Coffee店舗

晴の輔 コーヒー屋さんと、一緒に作るきっかけってなんだったのですか?

 

髙津「お店でも、イベント先でも、お客さんから結構な頻度で『コーヒーないの?』と聞かれることが多くて『そのままコーヒーを提供するのも面白くないな』とずっと考えていました。(笑)たまたま、西田珈琲さんが、当社が所有していたキッチンカーで、コーヒーを出していただくことがあったので、その出会いがきっかけですね。」

「鴻雪園」代表 髙津一さん 「Nishida Coffee」店主 西田幸誠さん

晴の輔 「和のもの」「洋のもの」お互いまったく違った飲み物だと思うのですが、作る過程において苦労したポイントはあります?

 

髙津「「お茶」と「コーヒー」の配合ですね。配合が決まったとしても一袋に『何グラム入れるのか?』『お湯の量』『どれぐらい蒸らすのか』『抽出時間』で苦戦しました。」

 

 

晴の輔 少しずつ配合を変えて、試飲しながらやっていたのですか?

 

髙津「一日中、試飲して『お腹が限界だから、また明日とか』(笑)。」

 

晴の輔 体を張っていたのですね。その苦労している時には

髙津「いやジュースです。」

 

晴の輔 (笑)コーヒーでもお茶でもなく(笑)。ジュースという単語が出てきたところから「苦労のポイント」がすごく伝わります。これから種類を増やしていくお考えは?

 

髙津「『お茶』も『コーヒー豆』も世の中に、たくさんあります。種類を変えて見ながら、増やしていきたいです。」

 

晴の輔 「思わぬ組み合わせ」など出来そうです。

 

髙津「『お茶屋』と『コーヒー屋』のそれぞれが考えられない商品は、あると思います。スタッフからも『これ混ぜてみたら』とかいう意見も結構出るので、面白いなと思います。」

 

晴の輔 髙津さんは何代目になるのですか?

 

髙津「祖父の創業が1953年なので、まだ70年も経ってないのですけど、私の父が三兄弟の末っ子なので、長男次男三男、そして私で5代目となります。」

髙津「もの凄く怒るのではないですかね(笑)。」

 

晴の輔 (笑)何故ですか?

 

髙津「多分、混ぜるのは『邪道』だという考えだと思います。」

 

晴の輔 もしそう言われたら髙津さんは、どのようにお答えするのですか?

 

髙津「私は、多分何も言わずに、売り続けると思います。(笑)」

 

晴の輔 時代は令和3年ですからね。

 

髙津「時代は流れておりますので。」

番茶珈琲

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが、『番茶珈琲』をいただくなら・・・

『コーヒーの味を強くしてもらう』

それとも

『お茶の味を強くしてもらう』 

どっちだ!?晴の輔」

 

コーヒー強めか、お茶を強めか、これはどうしようかな…

 

 

決めました!

 

 

 

 

「お茶の味を強くしてもらう」

 

 

本当は「同じくらいの強さ」で飲んでみたいですよ。でもね、選べというなら「お茶を強めて」。何故かというと

 

 

今日は「山口県山口市のお茶専門店とコーヒー専門店のコラボレーションで生まれた、新感覚の飲み物!『番茶珈琲』とは?」というトピックスでお届けしました。「番茶珈琲」って何かね『響き』がいいですよね。鼻に抜ける香りは「コーヒー」、喉に残る後味は「お茶」。聞けば聞くほど飲んでみたい!

 

そんな「番茶珈琲」に

それではまた、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 お客様の反応は?

髙津「『お互いが調和されている』という意見もあれば『どっちつかず』と正直におっしゃる方もいます。でも、コーヒーが好きな方からは評価いただいております。お茶好きな方からも褒められます。総合するといい評価ですね。」

晴の輔 ネットでの販売は?

髙津「『Nishida Coffee』では、やっております。私ども『鴻雪園』は、店頭販売はもちろんのこと『電話注文』でお受けしています。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 お茶屋さんで「コーヒー無いの?」と聞かれるのは「お茶屋さんあるある」?

髙津「『あるある』ですね。」

晴の輔 「コーヒー・ショップ」で「お茶無いの?」と聞かれている可能性も。

髙津「今だと『抹茶ラテ』を出されていること多いです。」

晴の輔 そうだ!僕も「抹茶ラテ」「豆乳ラテ」飲みます。お客さんのニーズに答える!

髙津「はい、そうですね。」

晴の輔 「お茶」の相方が「コーヒー」。

髙津「『お茶』と同じぐらい、いっぱい飲むのは何だろう?と考えた時に『コーヒー』がまず浮かびましたので、それを混ぜてみようと思ったのが最初ですね。」

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。