あなたが最近「かまぼこ」を食べたのは、いつですか?
「かまぼこ」と聞いて真っ先にイメージするのは、おそらく紅白のかまぼこですかね?おせち料理の中に入っていたり、うどんや茶わん蒸しのトッピングとして乗せてあったり。
「かまぼこ」は魚肉のすり身を加熱して作られる魚肉練り製品の1つ。分類すると、まずは定番の板に乗っている「蒸しかまぼこ」、笹かまぼこなどの「焼抜きかまぼこ」、そして、はんぺんや鳴門巻きといった「ゆでかまぼこ」、薩摩揚げなどの「揚げかまぼこ」と色々あります。
そんな「かまぼこ」の歴史には諸説ありますが、平安時代1115年の文献に、日本で初めてかまぼこが登場するのです。当時の形は、今の「ちくわ」に似ていたそうです。初めての登場が1115年なので、1115=11月15日は「かまぼこの日」なのです。
今回は、そんな「かまぼこ」にまつわる話題!
富山県魚津市に「河内屋」という老舗のかまぼこ専門店があるのですが、そこのロングセラー商品が先月、フードアナリスト2万3千人が優れた食品を評価する「ジャパン・フード・セレクション」コンテストで見事、最高位のグランプリを受賞し話題になっているのです。一体どんなものなのでしょうか?
「鮨蒲本舗 河内屋」の河内廷紘さんにお話しを伺います。
晴の輔 今回グランプリを受賞した商品とは?
河内「スティックかまぼこの『棒S』でございます。」
河内「素材や見た目の美しさにこだわった、大人のスティック状のかまぼこでございます。」
晴の輔 板に付いているのではなくて、スティック状のかまぼこ!ありそうでなかった感じがしますね!
河内「そうなのです。食べやすくて手軽に美味しいかまぼこを楽しんで頂けます。全国的には、かまぼこは板に付いているのが一般的ですが、富山のは基本的には板に付いておりません。実は『河内屋』のスティックかまぼこは1999年から販売しているのですが、2014年に『棒S』としてリニューアル販売致しました。」
晴の輔 グランプリを受賞されました。どんなところが評価されたと感じていますか?
河内「特に味の部分、デザイン性と食べやすさの点で評価いただきました。パッケージがおしゃれで、若い女性にウケそうだとの声も頂きました。」
晴の輔 「オシャレなかまぼこ」とは聞いたことがありません。味や食べやすさなど、こだわりの部分は?
河内「高品質で希少価値の高い上級グレードのすり身を使用するなど、素材を厳選しています。また綺麗な焼き目を付けるために職人が一つ一つ型を押すこと、思わず手に取りたくなるようなパッケージなど見た目にもこだわっております。」
晴の輔 種類はいくつかあるのですか?
河内「『元祖スティックチーズ』『富山湾しろえび』『粗びき黒こしょう』『クリーミー揚げチーズ』『ぴりり唐辛子』の5種類の味をご用意しています。」
晴の輔 「富山湾の宝石」!白えびは有名ですからね!
河内「特にお土産として『元祖スティックチーズ』に並んで『富山湾しろえび』は人気でございます。」
河内「そうですね。根深い文化であると思っています。」
晴の輔 特徴は?
河内「富山県は全国でもかまぼこが有名な地域で、結婚・出産・入学などお祝い事で、かまぼこを贈る文化があります。私も結婚式にウエディングケーキならぬ『ウエディングかまぼこ』で、大きな鯛のかまぼこに入刀しました(笑)。」
晴の輔 なるほど!今、かまぼこの消費量は実際のところどうなのでしょうか?
河内「『かまぼこ』というカテゴリの商品自体は残念ながら減少しております。特に若い方の購入が少ないというのが実情です。」
河内「おっしゃる通りですね!『棒S』はお土産やギフトでご評価いただいておりますが、販売してから20代30代と若い方からも多くご購入頂いております。『棒S』を通じて『かまぼこの魅力』を皆さんに知って頂きたいです。」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが「棒S」で食べたい味は・・・
「富山湾しろえびを食べたい」
それとも
「元祖スティックチーズを食べたい」
どっちだ!?晴の輔
あぁ、しろえびと元祖スティックチーズ、これどっちか選ぶのは…え~、あ!決めました!
「ごめん!全部食べたい」
今日は「富山県魚津市にある、かまぼこ専門店のロングセラー商品がジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞!その商品とは?!」というトピックスでお届けしました。スティック状のかまぼこでしたね。その名も棒S!富山県のかまぼこ文化は奥が深いですから。棒Sの5種類、チーズやしろえびに黒こしょう。これ間違いなくお酒に合うと思います。しかも食べやすい!いいじゃないですか。
そんな「ジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞した棒S」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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