あなたは今年、おみくじを引きましたか?
僕は1月3日、初詣に行きました。お参りして、そのあとおみくじを引いたのですが…なんと「大吉」でした~!いえーい!嬉しいですよ!
おみくじは「大吉」が一番いいのは分かるのですが、「中吉、小吉、吉」あたりは、縁起の順番がイマイチわからないですよね?明確な順番はないそうです。その理由は、神社やお寺によって、おみくじの内容や見解がそれぞれ異なるから。でも基本的な運勢の順番は「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」の順だそうです。順番よりも、そのおみくじに書いてある内容をしっかり読んで、生活のヒントにすることが大事なのです!
そんなおみくじですが「日本のおみくじの発祥の地」はどこだと思います?
滋賀県にある「比叡山延暦寺」なのです。そこに「元三大師堂」という場所があり、平安時代に「元三大師」という方が、観音菩薩に祈念して授かった「偈文」と呼ばれる言葉が「おみくじの原型」と言われているそうです。
今回は、そんな「おみくじ」にまつわる話題!
広島市にある「マリホ水族館」が、ちょっとユニークなおみくじを販売していて、話題になっているのです。一体、どんなおみくじなんでしょうか?
「マリホ水族館」の館長、宇井賢二郎さんにお話しを伺います。
晴の輔 マリホ水族館で引ける「おみくじ」が話題になっています。どんな「おみくじ」なのでしょうか?
宇井「普通のおみくじではなくて水族館ですから、魚にちなんだおみくじとなっております。」
晴の輔 どんなことが書かれているのですか?
宇井「マリホ水族館は広島にありますので、広島の海・瀬戸内海の魚や海洋生物たちが出てきます。おみくじって言うと普通『凶』が出たり『大吉』が出ればいいですよね?でもここでは海の幸の名前でして、例えば『あなたはアナゴです』となります。凶とか吉では無く魚の名前や海の幸の名前が出てきます。」
宇井「『おさかなおみくじ』にはそのような順列は無いのです。12種類ありまして、例えば『マアナゴ』ですとアナゴの生態をもじった内容になっています。細長い体でアナゴは海の中で穴に入ります。外敵に襲われないように、その柔軟な体でいろんなところに隠れるのです。ですから『アナゴ』でしたら『アナゴはその柔軟な身体で身を隠します。あなたも今年は柔軟な考えを持っていきましょう』と書いてあるのです。」
晴の輔 柔軟に生きた方がいい!
宇井「魚の生態に合わせた『有り方』を書いてあります。」
晴の輔 なるほど!他の魚などにも、その生態に合わせた言葉が書かれているのですね。
宇井「そうです。ところで穴子の旬ってご存知ですか?」
宇井「穴子の旬は夏です。ですからアナゴを引いたら『夏がベストシーズンでしょう』と書いてあります」
晴の輔 その人にとっては夏がいい時期でしょう!おみくじ引きながら魚の生態の勉強にもなるのですね。
宇井「そうですね。ただおみくじを引いてもらいたいだけではありません。元々考えていたのは『水族館を楽しんでもらいたい、魚や海洋生物のことを知ってほしい』です。でもなかなか知る機会は少ないので、おみくじをきっかけに知ってもらうことが面白いと思いました。」
晴の輔 どなたの発案なのでしょう?
宇井「私です。」
宇井「広島では知っている方多いかと思いますが住吉神社がありまして、そこで祈祷していただいております。ですから住吉神社のご利益も恐らくこのおみくじに、かかっているはずです。」
宇井「あとは、それを信じてもらうだけです『信じるものは救われます!』」
晴の輔 (笑)占いで情報を得ることは、生態を知りたいという気持ちを後押ししてくれます。
宇井「『えっ?私アナゴなの?』と引いた時に驚かれるのですけど、書かれていることを読んでみると『なるほどね』となり『じゃあ私もちょっと柔軟な考えを持たなきゃダメよね』と思われるようです。『もっと詳しく知りたくなりました』となる一つのきっかけ作りだと思っています。」
晴の輔 おみくじを通じて楽しみながら地元の海、そこに住む魚のことを知るのはいいですね
宇井「そんな風に思っていただければ幸いです。」
晴の輔 みずみずしいアイデア!
宇井「水族館だけに(笑)。」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんがおさかなおみくじで引き当てたい海の幸は・・・
「瀬戸内のマアナゴ」
それとも
「瀬戸内の牡蠣 」
どっちだ!?晴の輔
うン、まぁね、おみくじは引いて何が出てくるかだからね…選ぶのはね、選ぶの?えー…決めました!
引き当てたいのは「瀬戸内のマアナゴ」
やっぱりね柔軟性をもって日々を送りたいですからね。
今日は「広島市にある水族館が、水族館ならではの面白いおみくじを販売!その中身とは?」というトピックスでお届けしました。いやこのおみくじは瀬戸内にいる「海の幸」の良さを楽しく知ってもらいたい!そういう思いが詰まっていますね。どんなお魚が出てくるのか?何だろう2、3回引いちゃいそうですね。
そんな「マリホ水族館のおさかなおみくじ」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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