あなたは「ご当地もの」と聞いて、何を思い浮かべますか?
旅行やビジネスで地方へ出かけたとき、その道中の空港やサービスエリアに立ち寄ると、必ずあるのがご当地グルメ。ご当地ラーメン、ご当地カレー、ご当地焼きそば…その土地の味を胃袋で楽しむ、いいですよね!
そこに天井のスピーカーからご当地ソングが流れてきたりしてね、出入り口の壁に、ご当地アイドルのポスターが貼ってあって…うーん。「ご当地」という言葉は『その土地特有の』『その地域独特の』という意味。ご当地ものは、その町の観光大使!
今回は、数あるご当地ものの中でも「ちょっと斬新なものが誕生する!」というお話しを!秋田市にあるWEBサイトなどの制作を行っている「コンダクター」という会社が「ご当地RPG」というものを開発中ということで、話題になっています!RPGとは「ロールプレイングゲーム」。あの有名なドラゴンクエストとか、ファイナルファンタジーみたいなやつです!ご当地のRPG…一体どういうものなのか?
秋田市(あきたし)は、秋田県の沿岸中部に位置する市。秋田県の県庁所在地及び最大の都市で、中枢中核都市、および中核市に指定されている。
市制施行は1889年(明治22年)。日本で最初に市制施行された31都市のうちのひとつである。1997年(平成9年)4月に東北初の中核市に指定される。wikiより引用
「株式会社コンダクター」代表の斎藤和貴さんにお話しを伺います。
晴の輔 「ご当地RPG」を開発しているという事ですが、タイトルはもう決まっているのですか?
斎藤「ご当地ロールプレイングゲーム『秋田市クエスト』です」
晴の輔 具体的にどのような内容なのですか?
斎藤「秋田市をゲームにして、新しい形の地域PRをしたいと思っています。」
斎藤「そうです。秋田市のいいところ、現在の秋田市、昭和の秋田市などをリアルに再現したいです。ゲームの世界なので、現在と過去を行ったり来たりできますから、秋田の今だけではなくて、歴史も学べるゲームにしたいです。」
晴の輔 秋田市の世界観でゲームを楽しめる。
斎藤「最近のゲームですと実写に近い映像とか使われるのですけれども、あえてここは『昔のドラゴンクエスト』みたいなドット絵にこだわっておりまして、懐かしんでやってもらえたらと思っています。」
開発画面 秋田駅西口
開発画面 千秋公園入口
晴の輔 なるほど~!
斎藤「昔の秋田のことは、私たちも知らなかったり先代からも色々教えてもらったりしているところがありますので、そうしたことを若い人たちにつなげていけるようにしたいと思っています。」
開発画面 秋田市民俗芸能伝承館 愛称 ねぶり流し館
晴の輔 具体的にどのようなものを再現しようとされているのでしょう?
斎藤「秋田市の観光名所はもちろんのこと、実際に存在するお店が登場して、アイテムとして商品をゲームの中で販売してもらえるようにしたいですね。」
斎藤「ドラクエの薬草だとヒットポイントは少ししか回復しませんが、秋田の名産品ならヒットポイントが全回復するとか、攻撃力が上がるとか。また、住んでいる人に町の人として登場してもらって、主人公が話しかけるとご自身が指定したセリフを話すとかやりたいと思っています。」
晴の輔 実際に住んでいる方が登場?
斎藤「はい、ゲームで遊んだこともあっても、ゲームに登場することは、なかなかないと思うのです。秋田に縁のある人が、クスッとしてしまうようなネタを盛り込んでいきたいですね。」
晴の輔 (笑)
斎藤「それを再現していけたらなと。」
晴の輔 秋田県外の人がゲームをしたらこの秋田を知ることも出来ます。市内の方でしたら、また別の角度で面白そうですね。
斎藤「そうですね。おじいちゃん、おばあちゃんでしたら、お孫さんに自慢してもらえたりとか、ペットも含めてご家族全員で登場していただいたりとかですね。みんなで遊んでもらえたら楽しいと思っています。」
晴の輔 「ご当地RPG」とは斬新なアイディアです。
斎藤「自分たちができる地域貢献のことを、色々考えていました。ゴミ拾いとかボランティアなど、もちろん素晴らしいのですけれども、どうしても自分たちっぽくないことを感じていました。そんな時に自分が住んでいる街がゲームになったらすごく楽しいのではないかと思いつきました。さらに皆が参加できる仕組みができたらもっともっと楽しくなると考え、地域を巻き込んで秋田市を盛り上げるゲームを作ろうとなりました。」
晴の輔 根底には地域愛があるのですね。
斉藤「そうですね。秋田大好きですから!」
晴の輔 なるほど!あと他にも取り組みはあるのですか?
斎藤「もう一つの取り組みとして全国のご当地キャラが、我々の主人公と一緒に仲間になってゲームを進めていくというものがあります。」
主人公 久保田まつり
晴の輔 それいいですね!
斎藤「ありがとうございます」
晴の輔 仲間を増やして、秋田市のことをゲームを通じて全国に広めたい。
斎藤「はい、新しい形での地域活性化を目指しています。」
晴の輔 開発する中で大変な部分はありますか?
斎藤「どうしてもゲームを開発する資金が必要なので、現在クラウドファンディングに挑戦しています。開発資金が集まれば、ゲームの内容も広く深いものにできるので、皆様のご支援をよろしくお願いします!みんなで秋田市を盛り上げましょう!!」
晴の輔 いつ頃完成しそうですか?
斎藤「リリースは2023年5月の予定です」
斎藤「あー、そうですね。楽しみな冒険です。」
晴の輔 秋田市クエストⅡやⅢが出る可能性もあるのですか?
斎藤「いいですね。秋田市クエストがうまく行きましたら、秋田の全市町村クエストのクエストも作ってみたいという夢がございます。将来的にすごく楽しいことになると思っております。」
晴の輔 本当に斉藤さんの冒険は、完成してもその先にも続きますね。
斎藤「続きます!」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、秋田市クエストをやるなら・・・
「徹夜しまくって、一気にクリアする」
それとも
「時間をかけてゆっくりクリアする」
どっちだ!?晴の輔
ん~、ゲームをやりながら秋田市を満喫したいからね…これはね…うン、決めました!
「時間をかけてゆっくりクリアする」
これベタに行きますよ
今日は「ついにここまで来た!秋田市で新たに開発中のご当地ものは・・・ゲームのRPG?」というトピックスでお届けしました。地域の魅力を発信する手段としてRPGという発想はあるようで無かったと思います。ゲームの中で秋田市を冒険してその後実際に秋田市に行ったら、これまた楽しいでしょうね。
そんな「秋田市クエスト」に
それでは次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 「秋田市クエスト」は完成したら何でプレイするのでしょうか?
斎藤「PCにダウンロードして遊んでいただきます。スマホで遊ぶ場合はニコニコ動画の関連サイト『ゲームアツマール』にてオンラインで遊んでいただきます。いずれにしても無料で遊べます。」
晴の輔 無料で遊べるのですか!それも魅力のひとつですね。
斎藤「はい、ありがとうございます。」
晴の輔 ちなみに斎藤さんは秋田ご出身?
斎藤「はい。私は秋田県秋田市生まれ。大学生時代は北海道にいましたが、それ以外はずっと秋田に住んでいます。」
晴の輔 そうですか!斎藤さんが感じる秋田の魅力は?
斎藤「食べ物もお酒も美味しいし、海も山もあって自然は豊か、住んでいる人は、おもてなし好きだし、とても住みやすいところだと思います。また働くにしても色々と安いものですから、起業するにももってこいの場所だと思います。」
晴の輔 なるほど!斎藤さんも起業されましたからね。
斎藤「私も6年前に起業して秋田で頑張っております。」
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