あなたは、「温泉が有名な都道府県」といったら、どこを思い浮かべますか?
新年、明けましておめでとうございます。
今年も皆様へ、心地よい放送をお届けできればと思っております。
新年一発目は、温かい内容をご用意しました。心も体も温まって癒される所といえば、温泉。環境省の「令和元年度 温泉利用状況」を見てみると、温泉地の数=宿泊施設がある場所は、全国で2,971ヵ所もあります。日本は温泉列島。全国には名湯と呼ばれる温泉がありますが、温泉地の数が日本一なのはどこだと思います?北海道なのです。その数243ヶ所。そして、温泉の源泉の数と湧き出るお湯=湧出量の日本一は?というと大分県。別府温泉、由布院温泉が有名ですが、令和2年3月末における源泉の総数は、なんと5,088ヶ所。もう「大分に来れば、世界中にある温泉地に行ったのと同じ」と言われるほど、数多くの泉質があります。
そんな大分県は今「おんせん県おおいた」のキャッチフレーズで観光PRを展開しています。ところが、今回取り上げる大分県豊後大野市は「おんせん県おおいた」なのに、「サウナのまち」宣言をして市のPRを展開しているのです。これは一体どういうことなのか?
「おんせん県いいサウナ研究所」の所長、高橋ケンさんにお話し伺います。
晴の輔 「おんせん県おおいた」なのになぜ豊後大野市は「サウナのまち」なのでしょう?
高橋「温泉がない街なので、そこでアウトドアサウナという「あえてサウナ」を推しています。」
晴の輔 「サウナのまち」宣言のきっかけは?
高橋「『温泉が無い』ということと、2019年末に行われたサウナのイベントをきっかけに『これは良いコンテンツになる』と思い、市長にお会いする機会があり、サウナの可能性、サウナを通して『まちづくり』をお話しさせていただき『面白いですね、やっていきましょう』と市長に理解していただきました。」
晴の輔 今「サウナ整う」っていう言葉が今流行っているではないですか。市長との打ち合わせが整ったのですね。
高橋「完全に整いました!」
晴の輔 具体的にはどのような取り組みを?
高橋「宿泊施設、観光施設、キャンプ場、カフェなどの5施設でサウナを展開しています。」
高橋「そうです。カフェでご飯食べたら無料でサウナに入れます。」
晴の輔 ほぉ~、他には?
高橋「今年度は、市内飲食店を巡れるような『サウナ飯』の展開を進めております。」
晴の輔 サウナ飯!聴いた瞬間「蒸し料理」をイメージしちゃったのですけど(笑)
高橋「(笑)特に『サウナ飯』がこの料理という概念は無いのですが、サウナに入った後には中枢神経が刺激されて、お腹が空いてまいります。また味覚も結構はっきりしてくるので、美味しいご飯を『サウナ飯』として紹介、展開しています。」
晴の輔 サウナを出た後に食べるご飯は、味覚が敏感になり、より美味しくなる!豊後大野市内にいろんな種類のサウナがあるのですか?
高橋「『廃材を使って建てたサスティナブルなサウナ』『川サウナを水風呂にしたサウナ』後は豊後大野市で水中鍾乳洞があるのですけど、そこを水風呂にした『鍾乳洞サウナ』もございます。」
晴の輔 なるほど。天然の水風呂!市民の方々はちょっとびっくり。
高橋「『温泉が無いからサウナ』なのは面白いと言ってくれることが多いのですが、来られるお客様は市外県外の方が多く、市内の認知は、まだまだ課題ではあります。」
晴の輔 「サウナのまち宣言」での変化を感じますか。
高橋「県外、市外のお客様が増えました。サウナを求めてまちを巡ってくれるお客様が増えました。2020年からスタートして、現在まで4,000人近くの方々が、サウナで豊後大野市に訪れています。」
晴の輔 PR効果抜群!市内を回遊していただけています。例えて言うと「うどんの町なのに蕎麦を売り出す」みたいなそんな感じ?
高橋「まさにそうです。」
晴の輔 温泉とサウナはライバルではないですけど、面白いです。
高橋「(笑)ありがとうございます。その土地の楽しみ方を『体全体で感じてもらいたい』ですね。」
晴の輔 豊後大野市はどのような街になっていくのでしょう。
高橋「『サウナのまち』として認知度が上がり、住んでいる人たちが『サウナ文化』に触れて幸福度の高い街になって欲しいと思っています。」
晴の輔 なるほど!
【どっちだ!?晴の輔】
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、サウナに入って整えたいのは・・・
『体を整えたい』
それとも
『謎かけを整えたい』 どっちだ!?晴の輔」
んふっふっ。これは…
決めました!
「サウナに入って体を整えたい」
この流れはやらないと駄目?「整いました!」
サウナとかけまして
ハ~♪ソプラノ歌手と解きます
今日は「おんせん県おおいた」の豊後大野市はサウナのまち?」というトピックスでお届けしました。温泉がないまちを逆手にとって「サウナのまち」に。しかもアウトドアサウナ!自然の中で汗をかくっていいですよね。町もより活性化します。サウナだけに「まちの血行促進」になっていますね。
そんな「サウナのまち、豊後大野市」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 高橋さんが所長をしておられる「おんせん県いいサウナ研究所」はどのような活動をされているのでしょう。
高橋「5施設で構成されているサウナを、SNS(Facebook、Instagram、Twitter)で、魅力などの発信や豊後大野市とも一緒に、サウナを通してまちを巡れるような施策を考えています。また『おんせん県いいサウナ研究所』が主催する『サウナ万博』というイベントがあります。
晴の輔 いい響きです。
高橋「それを年に2~3回開催したいですね。」
晴の輔 夢が広がります。
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 おススメしているサウナの入り方は?
高橋「サウナ8〜10分、水風呂1分、外気浴15分程度を3回繰り返すのが、サウナの入り方とされています。」
晴の輔 外気浴とは外に出る?
高橋「外で休憩します。『外気浴』が無い場合は、中の椅子が置いてある場所での『内気浴』をします。」
晴の輔 豊後大野では外気浴は自然の中。
高橋「自然を体感するサウナです。季節によって川の水が10度以下の『シングル』になり鳥のさえずりや風の音、夜は美しい星空を見ながらの『外気浴』が楽しめます。」
晴の輔 なるほど!サウナは「スーパー銭湯」のイメージを僕は持っていましたけど「アウトドアサウナ」が分かってまいりました。
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