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2022.01.10

#197「日本屈指のあなごの産地!島根県大田市が募集しているあなご料理コンテストに迫る!」

あなたは「あなごを使った料理」と聞いて、何を思い浮かべますか?

関東に住んでいると「あなごと言えば江戸前でしょ!」という方が多いかも。でも「今の東京があなごの産地です」とは聞かないです。「あなごの産地は?」というと、どこをイメージしますか?広島県宮島の「あなご飯」、兵庫県明石の「焼きあなご」などは有名です。そこであなごの漁獲量を調べてみました。農林水産省2019年のデータですが、1位が島根県、2位が長崎県、3位宮城県、4位愛知県でした。あなごってね、全国で愛されている感じです。

そうそう、よくお子さんから「あなごとうなぎはどう違うの?」なんて質問されたことないですか?ぱっと見、よく似ていますからね。

あなごは、薄茶色に斑点があって上あごが出ている。うなぎは、黒に近い灰色で下あごが出ている。ここが違いです。あと、尾びれの形。あなごは、尖っているのに対して、うなぎは、丸みがあるのです。そこが見分けるポイント。まあどちらも美味しいですよ!…なんか食べたくなってきました。

今回は、そんな「あなご」にまつわる話題!日本屈指のあなごの産地、島根県大田市。島根県のほぼ中央にあり「出雲大社」で有名な出雲市のお隣り、世界遺産石見銀山遺跡がある町。そこの商工会議所が今「大田の大あなご 料理コンテスト」と題して、あなごを使ったオリジナルレシピを募集しています。具体的にどんなコンテストなのか?

大田市(おおだし)は、島根県の中部にある市。日本海に面し、石見地方の東部に位置している。隣接する出雲市とともに県中部の中心地域となっている。
地理的・歴史的に出雲と石見の中継点としての性質を持っている。そのため、石見地方の中では出雲地域との繋がりが強い。wikiより引用

大田商工会議所」の事務局長、沖和真さんにお話し伺います。

 

晴の輔 「穴子を使ったオリジナルレシピ」を募集しているということですが、どのような内容なのでしょう?

 

沖「開いた生アナゴを使用した料理レシピの募集です。料理の作り方レシピを書いた紙に『完成写真』を付けていただき、最終審査に選ばれた4人の方には、市内のキッチンスタジオで実際に料理を作っていただきます。そして最優秀賞には、大あなご関連商品と鮮魚ボックスを贈呈します。」

 

晴の輔 なるほど。応募の条件は?

 

沖「あなご以外の食材は自由で、4人分3千円以内、調理時間は40分以内で完成できるものとしております。」

沖「そうです。道の駅にあるレストランや、市内の飲食店、イベントなどで提供する予定にしております。」

 

晴の輔 それは嬉しいですね。アキアナゴという種類ありますよね?ちょっとあなごについて調べていたら出てきて、沖さんがコンテストに出されて優勝したら「オキアナゴ」になるのかなと。

 

沖「(笑)そうですね。私は名前が『沖』なのですが、山の中の方に住んでおります。」

 

晴の輔 (笑)山の手に住まわれている。そもそもこのコンテストやろうと思ったきっかけは?

 

沖「これまでに獲れたあなごのほとんどは、県外に出荷されておりました。地元を活性化したいと、大田市で獲れるあなごを『大田の大あなご』と名付けてブランド化を図り、産地である大田市に大あなごを食べに来てもらいたい。その為には、魅力的な提供できる料理が必要だと思い、料理コンテストを思いつきました。」

晴の輔 「大田の大あなご」は県外に出荷されていたのですね。

 

沖「遠くは『豊洲』または『広島』『大阪』『福岡』などに出荷されております。」

 

晴の輔 「大田の大あなご」の特長は?

 

沖「『一日漁』ですので、鮮度がとびきりによく、身が厚くて大きいです。江戸前あなごは35㎝くらいが平均としたら、こちらで獲れる大あなごは、平均50㎝くらいで、7、80㎝くらいのモノとかもよく獲れます。島根県水産事務所との共同研究では、大きくなるにつれて、アナゴの食性も変わってきて、イカやのどぐろを食べます。そうなりますと旨み成分の脂質が増えてジューシーで美味しくなりますね。」

晴の輔 地元の方はどのように、あなごを召し上がっているのでしょう。

 

沖「あなご丼や刺身、白焼きや天ぷらとして食べています。お店では、あなご天丼を40㎝くらい一本そのままをタワーのようにして乗せ、提供しているお店もあります。」

晴の輔 「あなご」と聞くと「サザエさんのアナゴさん」を思い浮かべてしまいます。

 

沖「(笑)余談になりますが『サザエさん』の歌を作られた、林春生さんが大田市出身の方でございます。」

 

晴の輔 本当ですか!大あなごの人気がマス(増す)オさんみたいな感じですか!(笑)

 

沖「(笑)一本です!」

このコンテストを通じて、どのようなことを伝えたいですか

 

沖「今回は料理コンテストを行いますが、是非、産地の大田市に来ていただき、産地で提供される『大あなご』の醍醐味を味わっていただければと思っています。お腹がいっぱいになったら、世界遺産石見銀山遺跡を歩いていただき、温泉で疲れをとっていただきたいと思います。」

沖「これで二本ですね!(笑)」

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「大田の大あなごコンテストで、晴の輔さんが期待するレシピは・・・

『あなごの素材を活かしたシンプルな料理』

それとも

『あなごの影も形もないぶっ飛んだ料理』 どっちだ!?晴の輔」

 

あ~、期待するレシピね…大あなごの素材は間違いないですからね…これは、決めました!

 

 

『あなごの影も形もないぶっ飛んだ料理』

 

 

コンテストですから、大胆なものをね。そうだ!あなごだから

 

 

今日は「日本屈指のあなごの産地!島根県大田市が募集しているあなご料理コンテストに迫る!」というトピックスでお届けしました。大田市のあなごは大きいものだと7、80cmにもなり鮮度抜群!このあなごをどのように料理するのか?最優秀賞に選ばれるレシピが楽しみです。

そんな「大田の大あなご料理コンテスト」に

興味のある方はコチラをご覧ください。

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 「一日漁」とは?

沖「一般的に全国で操業している底引き船は大型化し、効率を求めて港から漁に出て、3日から1週間帰って来ません。こちらの底引き船は小型で、早朝出漁して、毎日、夕方に帰港するので一日漁と呼んでいます。鮮度がとびっきり良くて、一般的な相場より2割くらい高く取引されています。」

晴の輔 分かりやすくいうと「日帰り」。

沖「そうです。日帰り漁ですね。ちなみにテニスの錦織圭さんが島根に帰ってきたときには、こちらで水揚げされた鮮度のよい『のどぐろ』が提供されているようです。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 「大田の大あなご料理コンテスト」締め切りは?

沖「1月31日となります。」

晴の輔 まだ大丈夫ですね。大田市ではあなごを食べられるお店はたくさんあるのですか?

沖「28店舗の飲食店であなご丼や白焼き、あなごのコース料理などお出ししています。」

晴の輔 沖さんが好きな食べ方は?

沖「私は、肉厚・大あなごの天ぷらです。鮮度が良いので、薄塩だけで食べるととてもジューシーで素材そのものの甘みが味わえます。」

晴の輔 ああ~!素材の甘味!いいですね~

 

 

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    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。