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2025.11.17

#398 「新潟県佐渡市で行われている『島の推しごとグランプリ』に迫る!」

あなたは「推しごと」と聞いて何をイメージしますか?

「推し」という言葉。ここ数年でよく耳にするようになりました。「推し」とは自分が積極的に応援している人、応援しているモノを表す言葉です。アイドルや俳優、スポーツ選手といった実在の人物のほかにも、アニメやゲームなどのキャラクター、さらに、動物や乗り物まで。この「推し」という言葉が一般に広まるようになったきっかけは、アイドルグループの「AKB48」と言われています。一番好きなメンバー、一番推しているメンバーを略して「推しメン」。そんな「推しメン」を応援する活動のことを「推し活」、さらに「まるで仕事のように熱心に応援する活動」のことを「推しごと」と言うのだそうです。うまい表現ですね。その「推し」の人を応援することは、普段の生活に楽しみが増えたり「推し」の人と出会って、友達が増えたり。「推し活動」には、様々な魅力があります。

今回は、そんな「推し」の「推しごと」にまつわる話題!舞台は、新潟県佐渡市

佐渡市(さどし)は、新潟県の佐渡島全域を市域とする市。
佐渡市は旧自治体の市町村域を基にした10の地区で構成される。市役所は地理的な中央部の金井地区に置かれているが、県や国の出先機関は主に相川地区に置かれ、商業の中心は佐和田地区、本州と結ばれる玄関口は両津地区(両津港)及び小木地区(小木港)となっており、各地に機能が分散する。wikiより引用

去年「佐渡島の金山」が世界遺産に登録されたことで盛り上がりました。そんな中「島の推しごとグランプリ」という企画を実施していて、話題になっているのです。一体どんな内容なのでしょうか?

佐渡市地域産業振興課の鍵谷舞さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 実施中の「島の推しごとグランプリ」とはどんな企画なのでしょうか?

 

鍵谷「この企画は投票を通じて、市内の産業や職業の魅力に触れるということで、多くの皆さまに“佐渡に働く場所がある”“魅力的な職業がある”という気づき、そして地元で働く方々の誇りや技術力などを伝えることを目的として実施しております。この投票企画で最も票を集めた方がグランプリとなります。そのほかエントリーしてくださった皆さんそれぞれに特別賞を授与することになっております」

晴の輔 いろんなお仕事を皆さんされています。どんなお仕事がエントリーされているんですか?

 

鍵谷 「今回はチームでのエントリー含めて15組のご参加がございました。IT関係や農業、旅館業など幅広い業種からのエントリーがありました。佐渡といえば魅力の一つに“お米”が挙げられますが、酒造、伝統的工芸品“無名異焼”を製造されている方などにもエントリーいただいております」

後藤勇典さん

本間金五さん

筑前芳美さん/中川美帆里さん

鍵谷 「はい。ホームページやSNS、さらには市が発行している広報誌などでも紹介しております。また、地元の高校生がエントリーいただいた方々にインタビューを行いました。高校生にとっては将来の進路を考える上で、地元の産業や“働くこと”について考えるきっかけになればと考えています」

晴の輔 なるほど、地元の高校生にもインタビューを通じて仕事を知ってもらいたい!

 

鍵谷「はい。働いている方々にとっても、この企画をきっかけにご自身の仕事に誇りを持ち、日々のモチベーションにつなげていただければと思っています。高校生からのインタビューを受けた皆さんからは“とても嬉しかった”“励みになった”という声を多くいただいております。

鍵谷「佐渡市では高校を卒業した生徒が進学などで島外に出て、その多くが就職後も戻ってこられないという課題があります。原因の一つとして、島内の産業や企業への理解・認知の機会が少なく、“佐渡に戻りたい”と思っても希望する就職先にたどり着けないという現状があります。そうした状況を改善するために、地元企業や仕事内容をPRし、これからの世代に地元企業への関心・愛着を持ってもらう目的で実施しています」

磯野永遠さん/藤井優貴さん

荒井瑠伽さん

佐藤真志さん

晴の輔 佐渡で若い方が就職するお仕事を知ってもらうことが、一つの町の課題なのですね。

 

鍵谷 「はい、おっしゃる通りです。佐渡市には大学がないため、高校生はどうしても卒業後、進学などで約9割近くが島外へ出てしまいます。佐渡市としては、一度島外に出た若者たちが将来的に“佐渡で働きたい”“佐渡に戻りたい”と思えるような環境づくりを進めています」

梁取紀之さん/半田紅葉さん

其田弘輔さん

渡辺伸一さん

青の洞窟

鍵谷 「はい。若いうちに佐渡の魅力を知ってもらい、島外に出た後もその魅力を覚えていてくれるような子どもたちを育てていきたいという思いです」

佐藤大介さん

橋本舞依子さん/深見聖子さん/倉澤香織さん

宇田貴弘さん

晴の輔 鮭のように、最終的には川に戻ってきてほしい。海に出て、また戻ってくるということですね

 

鍵谷 「(笑)そうですね。本当にその通りですね」

萩原正人さん

最上唯さん今道絢可さん最上玲さん

仲宗根俊平さん

晴の輔 なるほど。エントリーされているお仕事もいろいろあると思いますが、“どれがナンバーワン”というよりは

鍵谷 「はい。投票は佐渡にお住まいの方はもちろん、島外に住んでいる方も参加できます。投票の詳細はホームページやSNSでご案内していますので、ぜひチェックして登録いただければと思います」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが佐渡でやりたいお仕事は・・・

・コメ作りなどの農業がしたい

それとも

・IT関連の仕事がしたい

どっちだ!?晴の輔

 

おーン、僕はね東京農大出身だから…農業がしたいような…佐渡だから…、え~、じゃあ決めました!

 

「IT関連の仕事がしたい」

 

今日は「新潟県佐渡市で行われている『島の推しごとグランプリ』に迫る!」というトピックスでお届けしました。この企画は佐渡のお仕事をもっと知ってもらいたいという想いと、島外へ出ていった若者に、いずれ戻って来て欲しいという強い想いが詰まった企画ですね。地元の会社、地元のお仕事って佐渡に限らず案外知らないですよ。この機会に佐渡のお仕事ぜひ知ってください。投票は11月24日(月)までです。

そんな「島の推しごとグランプリ」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。