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2025.01.20

#355「移住で理想的な暮らしを実現した方たちを表彰する『第1回ニッポン移住者アワード』、その中身に迫る!」の巻

あなたの周りに「移住を考える」という方はいますか?

編集長の立川晴の輔です。今回の「週刊なるほど!ニッポン」は、先月12月17日に行われた「第1回ニッポン移住者アワード」を特集します。このコンテストは、ニッポン放送をはじめ、フジサンケイグループ5社が主催したもので「移住者」にスポットライトを当て、移住先で理想的な暮らしを実現した人たちを表彰するというものです。

この番組でも、その町の魅力に惹かれて移住して、移住先で活躍している方たちにお話しを伺ってきました。

#02 立川晴の輔が探る!自然に囲まれた暮らし「里山里海ライフ…実際どうなの!?」

#198「全国で活躍する地域おこし協力隊!その魅力に迫る!」

#205 「7か月間の移住生活!お笑い芸人『もぐら』が語る福島県白河市の魅力とは?」

このコンテストは、最終選考会に進んだ7組が、実際に審査員の前でプレゼンを行って、グランプリをはじめ、各賞が決定しました。選考のポイントですが「自己実現」や「家族の幸せ」といったものから「地域貢献」や「伝統継承」など、さまざまな視点で行われました。また同時に、各自治体の取り組みも審査され、移住者と、その暮らしを支援する自治体の両方が審査の対象となりました。

「第1回ニッポン移住者アワードグランプリを発表いたします。グランプリは」

「長野県原村・橘田美千代殿、原村商工観光課の和田祐輔殿!」

「おめでとうございます」

晴の輔 第1回ニッポン移住者アワードのグランプリは、長野県原村の橘田美千代さんと原村商工観光課の和田祐輔さんが選ばれました。おめでとうございます。橘田さんは東京で乳幼児の保育に携わっていた方で、原村に移住するきっかけは何でも山の方で暮らしたいと子ども達が思ったこと。これが直接的な理由なのだそうです。そして東京から親子三代で原村に移住したのですって!産休明け生後57日目から預けることができる保育園を、橘田さんが原村に作って「原村の子育て」に力を尽くしています。グランプリの選考理由も子どもたちの健やかな成長のサポートや、子育ての課題を村全体で取り組む姿勢、そこが評価されました。ここで原村商工観光課の和田祐輔さんに原村の魅力について伺ってみました。

和田祐輔さん

和田祐輔「原村の魅力は自然の美しさかと思います。東側に八ヶ岳がずらっと並んでいるのですけども、そこのふもとにあるということで山の風景が楽しめ、自然がたくさん残っています。自然に囲まれて生活をしてみたいという方々にアピールしているところが一番大きいと思います。まずはぜひ一度いらしてください」

 

晴の輔 実は僕、原村に行ったことがあります。八ヶ岳の広大な景色、大自然の中で子育て!いいですね。

橘田美千代「私は0歳から1~2歳の乳児保育に長く携わっていました。乳児期・幼児期の保育・子育て時期が、子どもの将来に大きく関わると思っています。人の育ちを目の当たりに毎日見ていることはすごく魅力的だったのですね。原村には大きな保育園が1園しかなく10ヶ月からしか0歳児を預かってもらえないので、産休明けからの保育園を作ったのです。子育ては色んなつながりを生むと思います。ですから原村に来て人との新しいつながりがいっぱいできました。特にこの保育園を作る活動の中で知り合った方々、応援してくださる方々がすごく増えて本当にありがたいなと思っています」

橘田美千代さん

晴の輔 乳幼児期の子育ての大切さ、そして子育てを通じて大人達がつながる。なるほどね!また橘田さんはその土地の歴史を知ってお付き合いをしていくことが大切ともおっしゃっていました。その他の各賞ですが

 

「地域創生賞」に選ばれたのは有田焼400年の伝統がある町に新しい未来を織り込んだ取り組みが評価された佐賀県有田町の上野菜穂子さん、有田町まちづくり課の采女将也さん。

采女将也さん、上野菜穂子さん

「子ども未来賞」には英語教育を通じて日本の未来を担う子どもたちの成長を支える取り組みが評価された三重県桑名市のスペイト・ダニエルさんと、桑名市SDGs推進課の中川誠志郎さん。

スペイト・ダニエルさん、中川誠志郎さん。

「ウェルビーイング賞」には女性二人で就農し地域の協力を得ながらたくましく生きる姿が評価された、茨城県ひたちなか市の鈴木梨紗さんと北川千晴さん。そしてひたちなか市企画部企画調整課の国井純さん。

国井純さん、鈴木梨紗さん、北川千晴さん

「地域産業賞」には、地域資源を活かして様々な事業を展開するスピード感と実行力が評価された、愛媛県伊予市の上田沙耶さんと、伊予市地域創生課の城戸敬考さん。

城戸敬考さん、上田沙耶さん

そして「選考委員特別賞」として千葉県長生村の橋澤義憲さんと、長生村企画財政課の渡辺敬文さん。さらに宮崎県宮崎市の鈴木幸菜さんと、宮崎市移住センターの村岡真衣さんの2組がそれぞれ受賞しました。

渡辺敬文さん、橋澤義憲さん

鈴木幸菜さん、村岡真衣さん

最後に第1回ニッポン移住者アワード選考委員長・林崎理さんの総括です。

林崎理「地方創生の取り組みはもう10年を過ぎまして、失敗だったとの声もなくはないのですが、私は全然そんなことは思いません。移住というのは非常に大きなテーマであり、各地で素晴らしい取り組みが進んでいます。そしてまた社会全体・政府からも支援する仕組みもずいぶん整ってきました。皆さん方のような今回の取り組みが、もっとたくさんの人に知られることとなれば、それに勇気づけられて背中を押されて次に続いていく人たちがたくさん生まれてくると思います。大いに地域を盛り上げて楽しい日本にしていただきたいと思います。一緒にこれからも地方の創生に向けて取り組みを進めていきましょう!」

今日は「移住で理想的な暮らしを実現した方たちを表彰する『第1回ニッポン移住者アワード』、その中身に迫る!」というトピックスでお届けしました。移住された橘田さん、原村に保育園を作っちゃったのですもんね、すごいですね。僕思うのですけど移住した人って移住先に恩返しをしたいという気持ちがあるように感じます。その気持ちが生き生きと生きる原動力なのでしょうね。

そんな移住者にスポットライトを当てた「第1回ニッポン移住者アワード」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。