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2024.12.16

#350 「兵庫県加古川市に誕生した『巻物』の正体に迫る!」の巻

あなたは、「巻物」と聞いて、どんなものを想像しますか?

立川晴の輔です。「巻物」と聞いて、僕が真っ先に浮かんだのは…お寿司の「巻物」です(笑)。なぜかというと、一昨日スーパーで「トロたく」を買って食べたから!あのマグロのトロと刻んだたくわんの、のり巻きですよ~。好きなんです。

今回は、お寿司の「巻物」ではなくて、時代劇などに出てくる、横に長~い紙に画や文章が書いてあってそれをクルクルッと軸に巻いた「巻物」です。よく忍者がその「巻物」を口にくわえてドロン!と消えたりするシーンがありますよ。

「巻物」って、実は「最も古い本」と言われているのです。確かに写経や文章が書かれているイメージですからね。「本」と言われている名残がありまして、コミック本なんかを表現するときに「第1巻」とか「全10巻」なんてこと言うでしょ?そんな「巻物」にまつわる話題です!舞台は、兵庫県加古川市

加古川市(かこがわし)は、兵庫県南部の播磨灘に面した市。施行時特例市に指定されており、東播磨地方の中核都市として機能している。兵庫県東播磨県民局に区分される。
飛鳥時代から播磨地方の穀倉地帯として、また都から西域への交通の要衝としての歴史を持ち、江戸時代以降は参勤交代の際の街道の宿場町として栄えた。wikiより引用

加古川市に先月、加古川のある物を記した「巻物」が誕生していて話題になっているのです!一体、どんな「巻物」なのでしょうか?

加古川市・農林水産課の安富優太さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 加古川市で誕生した「巻物」とは何のことでしょうか?

 

安富「巻物の名前は、ズバリ『かこがわ肉の巻』です。こちらは、本市の特産品ブランドである『加古川和牛』の魅力や特徴などについて描かれている巻物となっております」

安富「私どもも作っている最中は『肉巻き、肉巻き』と言いながら制作しておりました(笑)」

 

晴の輔 (笑)「加古川和牛」について書かれていて、紐を解いてパッと広げて読むような巻物ですか?

安富「はい。ただし、よくある紙の巻物ではなく、漫画でよく見るような、焼いたお肉の両端から骨が出ているような形状の巻物になります。骨の部分は、3Dプリンターで作成した石膏のような素材となっており、巻物の軸の部分を兼ねています。お肉の部分は、巻物の要素を残しながら、お肉の厚みを再現することに一番苦労しました。試行錯誤を繰り返す中で、大きく発想の転換を行い、布にスポンジを入れるという、いわゆる座布団のような仕組みにすることで、巻きつけるとお肉の厚みが表現できるようにしております。内側は、漫画イラストを多く使用した、分かりやすく加古川和牛について学べる読み物となっています」

安富「そうなのです。かぶりついていただきたいです。『加古川和牛』のPRなので見た目のインパクトを重視して外観をお肉のようにしました」

 

晴の輔 巻物が既に食べたくなるようにできている。ひも解くと中にどんなことが書かれているのですか?

 

安富「加古川和牛は、神戸ビーフと同じく、但馬牛を素牛としていて近いことや、但馬牛自体の歴史、そして、加古川和牛と神戸ビーフの知られざる秘密などです。

 

晴の輔 ルーツなどが書かれている!なるほど!

 

安富「お肉全般の基礎的な知識というよりは『加古川和牛ってなあに?』という加古川和牛をぜひ知って頂きたいという内容になっております」

安富「お子様でも理解しやすいように、イラストを多く使用して難しい漢字には読み仮名を付けるなどの工夫も重ねているおかげで『分かりやすく学べた』との声を頂いております」

 

晴の輔 インパクトは抜群です。

 

安富「ありがとうございます」

安富「そうなのです」

 

晴の輔 加古川和牛とはどのようなお肉なのでしょう?

安富「先ほど少し説明させていただいたとおり、加古川和牛は、神戸ビーフと同じく但馬牛を素牛としており、肉質としては、きめ細かい良質の脂肪により、とろけるように柔らかいのが特徴です。また、うま味成分も多く含んでいることから、味濃く、深い味わいが楽しめるのが特長となっております」

晴の輔 安富さんの説明で口の中によだれがたまっています(笑)。

 

安富「(笑)本当に美味しいので是非ともご賞味ください」

安富「そうなのです。おっしゃっていただいた通りです。加古川和牛の存在そのものもですが、市の名前がついた特産品を通じて、加古川というまち自体を知っていただきたいという思いを強く持って取り組んでいます」

晴の輔 なるほど!漫画の「骨付き肉」って漫画って分かっているのだけど何か食べたくなる魅力があります。

 

安富「見た目で美味しそうだなと思っていただき、中身を見て『加古川和牛美味しそうだな』と思っていただければ、私どもも嬉しい限りです」

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、『かこがわ肉の巻』の話しを伺って加古川和牛で食べたいと思う部位は・・・

・サーロインが食べたい

それとも

・フィレが食べたい

どっちだ!?晴の輔

 

「かこがわ肉の巻」の話を聞いて食べたいのはサーロインか?フィレか?えーどっちだろう?……巻物でしょ?…あ、じゃあ決めました!

 

 

「ごめん!タンが食べたい!」

 

今日は「兵庫県加古川市に誕生した『巻物』の正体に迫る!」というトピックスでお届けしました。「かこがわ肉の巻」とは加古川和牛のルーツや魅力が描かれている巻物でした。その巻物自体が漫画に出てくるような骨付き肉になっている。その巻物が話題になって加古川和牛を知ってもらおう。これはいいアイデアです。巻物を読んでみたい

そんな「かこがわ肉の巻」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。