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2024.06.03

#322「青森県むつ市で見られる『光のアゲハチョウ』、その正体に迫る!」の巻

あなたは最近、昆虫の「アゲハチョウ」を見かけましたか?

気づけば季節も春から初夏へ。青々とした自然の緑をより感じることができるわけですが、あなたは最近、昆虫の「チョウ」を見かけましたか?チョウと聞いてパッと思い浮かぶのは、モンシロチョウとかアゲハチョウですかね?そんなチョウですが、春に見かけるものと、夏に見かけるものでは、見た目が違うって知っていました?「春型」のチョウは、小型で明るい色。「夏型」のチョウは、大型で黒い部分が目立つというもの。僕は全然知らなかったです。

「チョウ」をモチーフにしたアクセサリーやジュエリーをよく見かけますよね?あれにはちゃんと意味があるのですって。「チョウ」は、さなぎから成長する、その姿から「復活や変身」の意味を表している。また、あと大きな羽から「飛躍や上昇」の意味が込められているそうです。チョウをモチーフにしたものは世界中で愛されていますよ。

今回はそんな「チョウ」にまつわる話題!舞台は、青森県むつ市

むつ市(むつし)は、青森県東北部の下北地方にある市である。下北地方唯一の市で、域内の自治体で最大の人口を擁する。
下北半島に位置し、陸奥湾と津軽海峡に面する、本州最北端の市である。2005年の市町村合併により、青森県の総面積の約11%を占める県内で最も大きな面積を持つ自治体となった。wikiより引用

なんでも、むつ市で「光のアゲハチョウ」と呼ばれるチョウを見ることが出来るのです。一体どんなチョウなのでしょうか?「光のアゲハチョウ」?

むつ市の観光・シティプロモーション課、小島勝さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 むつ市で「光のアゲハチョウ」が見られるとのことですが、実際にそんなチョウは存在するのですか?

 

小島「実はですね、いるんです!キラッキラに輝いているのが!これは何かといいますと、むつ市にある釜臥山、これは下北半島最高峰の山なんですが、ここから眺める市街地が『陸奥湾』に向かって羽ばたくような形に光って見えるのです」

晴の輔 景色がチョウに見える?

 

小島「はい。夜景がチョウのように見えるっていうことになります」

 

晴の輔 それが「光のアゲハチョウ」!羽が実際に光る蝶が本当にいるのかと思いました。どんな夜景なのでしょう?

釜臥山展望台

小島「私たちが住むむつ市は、津軽海峡や陸奥湾に囲まれ、さらに市の8割が山林に囲まれているものですから、釜臥山から望む市街地の形が、奇跡的にアゲハチョウが羽を広げたような形になっているのです。それで、夜になると暮らしの灯りが、まるで『光をまとったアゲハチョウ』に見えるというわけなのです」

 

晴の輔 そういうことですか!アゲハチョウとは、いいネーミングですね。

小島「エレガントなイメージで我々も満足しているネーミングです」

 

晴の輔 その夜景は前からむつ市では有名なスポットだったのですか?

 

小島「20年ほど前から『日本夜景遺産』に認定されていまして、その時に形がアゲハチョウに似ていると少し話題になりました。ただ、見える展望台が標高800m近いとこにあるので、むつ市民でも『知ってはいるけれどなかなか見る機会の少ない夜景』ということでまるで『たどり着いた秘境から望む奇跡の夜景』スポットになっています」

 

晴の輔 なるほど。その夜景を見るためには800mの山を登らないといけない。

 

小島「そうですね。車で30~40分かけて登ってまいります」

小島「絶景ですね」

 

晴の輔 むつ市では「光のアゲハチョウ」を観光の一つとして、もっと売り出したい?

小島「一度は皆さんにご覧いただきたいと思っております」

小島「(笑)」

 

晴の輔 具体的な取り組みは?

 

小島「今むつ市では、光のアゲハチョウを『世界夜景遺産』というものの認定を目指していまして様々な取組をしています。その一つに『夜景予報士』という企画がありまして、標高が高い展望台から望む夜景は『見える・見えない』が天候に大幅に左右されるので、その日見えるかどうかを予報してSNSで配信するという取り組みをしています」

 

晴の輔 気象予報士ではなくて夜景予報士!それはいつぐらいから始められているのでしょう?

 

小島「これは日本では初の試みだと自負しており3年前から始めています。先代がいるのですが僕はニ代目として夜景予報士をやっています」

小島「光のアゲハチョウを皆さんに知ってもらいたくて始めた企画なのですが、正直なところ、私たちは天気の知識も山の情報も何も持っていませんので、毎日自分の勘を信じて、夜景だけではなく市の観光情報やグルメ情報、イベント情報などを織り交ぜて面白おかしくやっています」

 

晴の輔 夜景予報士は勘に頼っている!

 

小島「(笑)そうですね。ただ僕らは生まれ育った町の山を毎日見上げていますので、やはり経験と勘が大切なのです」、

小島「観光客のみなさんが『むつ市に遊びにくる一番の目的』になってくれたら嬉しいですね。もう一つは、青森県のむつ市は本州の最北端にある田舎の市で、人口も減少している町ですが、未来に向けて、若い人たちがこの光のアゲハチョウを守りつづけてくれたらいいなという願いがあります。いつまでも輝かせたいと思います」

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、青森県の下北半島へ出かけることになったら・・・・

 

・むつ市へ行って、光のアゲハチョウを見たい

それとも

・むつ市へ行って、アゲハチョウを見つけたい

どっちだ!?晴の輔

 

ンふふッ、これはね、もう迷うこと無く決めました!

 

「むつ市へ行って、光のアゲハチョウを見つけたい」

 

釜臥山に夜登りますよ。夜景のアゲハチョウを見ます。

今日は「青森県むつ市で見られる『光のアゲハチョウ』、その正体に迫る!」というトピックスでお届けしました。光のアゲハチョウの正体は夜景でしたね。偶然にも市街地がアゲハチョウの形に形成された。アゲハチョウのエレガントさと夜景は合うでしょうね。そうそう夜景予報士の小島さんの取り組みにも要チェック!

そんな「むつ市の光のアゲハチョウ」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。