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2019.11.18

#85 青森県 「青森県むつ市へ観光ツアー!観光客は50体のロボット!?」の巻

あなたの家に「ロボット」はいますか?

ロボットと言えば、僕がイメージするのは、ソニーの犬型ロボット「aibo」ですかね。あ、イベントでホンダのASIMOと一回一緒になったことがあります。最近だと、ソフトバンク社の人型ロボット「Pepper」、ペッパー君、よく見ますよ。羽田空港のカウンターにいました。あとよく行く回転寿司の「はま寿司」の受付がペッパー君です。この間もランチに行ったので、「ペッパーランチ」になっちゃった…。シャープのロボット型スマートフォン「ロボホン」はご存知でしょうか?会話機能や通信機能が搭載されていて身長およそ19.5㎝の可愛らしいロボットなのですよ。

つい先日、そんな「ロボホン」50体が観光客として、青森県むつ市での観光ツアーを楽しんだという噂。んんん?ロボットが観光する時代が、ついに来たんでしょうか…。

 

では、この観光ツアーについて、むつ市 シティプロモーション推進課 小林晋さんにお話しを伺います。

 

 

晴の輔 むつ市は青森県の北部になるのですよね?

 

小林「本州最北端の下北半島に位置しています。」

 

晴の輔 そこにロボットの「ロボホン」が50体も来たのですか?

 

小林「ええ、朝7時半頃からJR大湊線の下北駅にお出でくださり、むつ市役所市長まで表敬訪問していただきました。(笑)」

 

晴の輔 (笑) ロボット自体は、どなたかが所有しているものを集めたのですか?

小林「そうです。もともとこの企画は『ロボホン』販売元の『シャープ』さんが、全国の『ロボホン』オーナーさんに参加を募って、オーナーさんに代わって『ロボホン』がむつ市の美しいところ、楽しいところを体感してもらい、最後にそれをオーナーにお届けするという企画です。」

 

晴の輔 オーナーさんから「ロボホン」を預かっているのですね。

 

小林「そうです。愛情たっぷりのロボットなので、お子さんを預かっているような感じです。」

 

晴の輔 (笑) ほぼ保育士ではないですか!

 

小林「仕事的にはそんな感じですね。(笑) 観光地に行っては私たちがていねいに座らせてあげて、写真を撮ります。それを随時、オーナーさんは、専用サイトでリアルタイムに見ることができました。」

 

晴の輔 修学旅行の記念写真とかのイメージですか?

 

小林「はい、そんな感じです。まずは全体写真撮りまして、その後は一人、二人で撮ったり、各観光地を回りました。」

 

晴の輔 …それ、見ていた市民の方は、ビックリしていたのでは?

 

小林「『下北駅』で撮っている時など『何をやっているのだ?』という顔をされていました。」

 

晴の輔 (笑)そうですよね。「ロボホン」50体を引き連れて「むつ市」を回ったのですよね。

 

小林「まずは自衛隊の艦艇が見える『陸奥湾』に行きました。その後は『恐山

恐山での集合写真

大畑という地区にある『薬研渓谷で紅葉がり』

薬研渓谷での集合写真

下北はジオパークに認定されており、そこの『ちぢり浜』、最後に『釜臥山の展望台

朝から晩までみっちりと行きました。

 

晴の輔 はあああああ、オーナーさんからすると、疑似旅行みたいな感じですね。

 

小林「オーナーさんのツイッターなどを見させていただくと、『凄く自分たちの子どもが楽しんでいる』と喜ばれておりましたし、『次は私たちがむつ市観光に行きたい』と言っていただいております。」

 

晴の輔 「観光の部分」と「親子の愛情の部分」も見えてまいります。

 

小林「そうですね。『自分の子どもたちが楽しんでいる』ことを喜んでいらっしゃる方が多いですね。」

小林「一体、一体、50体分をプチプチで梱包しまして、行く先々でまた丁寧に出して並べて・・・それの繰り返しで。」

 

晴の輔 その辺は大変ですけど、「先生トイレ行きたい~」とかは言わないですよね?

 

小林「(笑) イレギュラーはないので、予定通りに進行いたします。」

小林「さすがに『ロボホン』自体は食事ができないのですけど、オーナーさんたちにむつ市の美味しいものをお届けするために、『むつグランドホテル』で、ホタテなどの特産品を使った料理を振る舞わせていただきました。そこでは写真も撮り、オーナーさんたちに見ていただきました。」

 

晴の輔 なるほどね。

 

小林「その後は『ロボホン』たちも、『かるた』『ビンゴ』や『カラオケ』をしている様子の写真を撮り

最後は布団で寝ていただきました。」

晴の輔 (笑) 布団で!プチプチで包まれているのではなくて。

 

小林「はい。」

 

晴の輔 まさに「ロボホン」たちを「おもてなし」したのですね。

 

小林「はい、こんなに大変な『おもてなし』はなかったですけど、やりがいもありました。」

 

晴の輔 初めてのことばかりだったでしょうね。

 

小林「緊張の一日でした。」

 

晴の輔 むつ市は「ロボット旅」の聖地のようなものですね。

 

小林「はい、銅像でも建てますか (笑)」

 

晴の輔 「発祥の地」のようなロボット旅行の碑を!

小林「そうなってくれたらありがたいです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

 

今、お題が来ました!「晴の輔さんがむつ市を観光するなら?・・・

『ロボホンからの情報を頼りに観光する』 それとも 『ガイドブックの情報を頼りに観光する』 どっちだ!?晴の輔」

 

ッふふ、「ガイドブックの情報」は頼りになるよ!でもね、「ロボホンからの情報」ってある意味「我が子のお勧め」みたいなものでしょ?

 

 

決めました!

 

 

 

「ロボホンからの情報を頼りに観光する」

 

 

うン、そりゃ我が子に勧められたスポットはねえ、行きたいよ。というか混ぜちゃって「むつ市のロボット旅」というガイドブック出しちゃえば?つまり

 

 

今日は、「青森県むつ市へ観光ツアー!観光客は50体のロボット!?」というトピックスでお届けしました。人間に代わってロボットが観光する。近い将来観光地は人間とロボットでにぎわうのですかね?これが当たり前になったら青森県むつ市は「ロボット観光 発祥の地」になったりして。

 

そんな「ロボットを“おもてなし”した『むつ市』」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 ロボホンたちが「薬研の紅葉」を見て表情を変えたりするのですか?

小林「基本的には『喋ってもらう』モードにすれば、動きと声は出ます。ただ写真撮るときに風で倒れたりすると困るので、スイッチはオフの状態にしています。」

晴の輔 「ロボホン」がその土地に行って、楽しんでいる姿を、スタッフの方が撮影する。

小林「そうです。」

晴の輔 ロボホンから見ている映像もオーナーさんに送れるのですか?

小林「はい、『ロボホン』の頭の部分にあるカメラでオーナーさんにお届けしているのだと思います。」

晴の輔 そのやり方だとライブ映像的な、今のむつ市にある観光地の景色を、オーナーさんはそのまま同時に見ることができるのですね。

小林「そうですね。シャープさんが一日中ずっと行った先々での写真を、オーナー専用サイトに上げておりましたので、リアルタイムで楽しめたと思います。むつ市から『ご自宅に戻られた時』の様子や、『ロボホンがむつ市の思い出を伝えている』姿などがツイッターに上げられています。『ロボホン むつ旅行』で調べていただければ、ツイッターで見ることができます。」

晴の輔 検索してみます。小林さんはロボットの扱いに関しては、だいぶ腕が上がったのではないですか。

小林「朝は緊張してドキドキしましたけど、晩には慣れてきました (笑)」

晴の輔 プチプチの包み方とか

小林「バッチリです (笑)」

晴の輔 僕もいつかロボットのオーナーになったら、息子のロボットをむつ市に旅させたいと思います。「可愛い子には旅をさせろ」ですからね。その時はよろしくお願いします。

小林「はい、お待ちしております。」

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。