あなたは、何かの「サブスク」を利用していますか?
「サブスク」という言葉、ここ数年でよく耳にするようになりました。「サブスクリプション」の略で『料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用することができる』という形のビジネスモデルのことを言います。商品や物に対してお金を払うのではなくて「サービスを使用する権利」に対してお金を払う。それが「サブスク」の特徴ですね。
「サブスク」と聞いて真っ先に思いつくのが動画や音楽の配信サービス。例えば、音楽だと「Apple Music」、動画だと「Amazonプライム」など月額利用料金を払って、音楽聞き放題!動画見放題!最近は、洋服のサブスクとか、家具のサブスク、車のサブスクなんてのも。いろいろあります。
でも正直僕は、欲しい物を買ったりレンタルしたりするのが当たり前の時代で育ったので「サブスク」というものにちょっと出遅れていまして。追いつかなきゃ!
今回は、そんな「サブスク」にまつわる話題!
舞台は別名「おんせん県」の大分県九重町。
九重町には「宝泉寺温泉郷」という温泉地があるのですが、そこの宿泊施設があるサブスクをスタートさせて話題になっているのです。一体どんなサブスクなのでしょうか?
「宝泉寺温泉郷元気プロジェクト」の矢野陽一さんにお話しを伺います。
晴の輔 宝泉寺温泉郷で始めたサブスクとはズバリ何でしょうか?
矢野「天然温泉の入り放題です。」
晴の輔 サブスクっていう響きも含めると結構珍しいですよね。
矢野「今回は私ども宝泉寺温泉郷にある、4軒の旅館にある『温泉の入り放題』です。」
晴の輔 おお~っ!お値段はおいくらに?
矢野「今回は初めての試みということもありますので、実証実験の意味も含めて税込の一ヶ月5千円となっています。」
矢野「ただ、今のところ平日のみとなっております。」
晴の輔 温泉ではありませんけど、東京だと「スーパー銭湯」の値段ですと家の近所なんか、一回2千円とか2千3百円します。
矢野「しかも正真正銘かけ流しの温泉です。もちろんスーパー銭湯も素晴らしいと思いますが、私どもの温泉は効能もばっちりです。」
晴の輔 何と言っても大分です!ちなみに1回の入浴料はおいくら?
矢野「旅館によってばらつきがあるのですが、300円から800円ほどになります。」
矢野「知り合いにサブスク事業を始めようとする方がいまして、その一つとして『温泉のサブスクを始めたらどうですか』とご提案いただき面白そうだと始めてみました。」
晴の輔 矢野さんも参加されているこの「宝泉寺温泉郷元気プロジェクト」とはどのようなプロジェクトなのでしょうか?
矢野「実は宝泉寺温泉は令和2年の7月豪雨で甚大な被害を受けました。そこから復興するにあたり『被災する前よりも自分たちも元気に来ていただいたお客様も元気になって帰って頂く』をコンセプトに立ち上げたプロジェクトです。様々なことにチャレンジしながらまちづくりを進めています。
晴の輔 豪雨でした。宝泉寺温泉郷は熊本との県境でもあります。大変でしたね。町の元気を取り戻す復興も含めてのプロジェクトなのですね
矢野「そうです。私たちが元気になるということも含め、これから宝泉寺温泉に来て頂いてお客様が元気になって帰っていただきたい、というコンセプトのもとに立ち上げました。」
晴の輔 お客の立場からすると、温泉に浸かれば元気になります。
矢野「多くの方に宝泉寺温泉を知っていただきたいと思っています。」
晴の輔 名前が、宝の泉の寺で宝泉寺。
矢野「温泉自体は無味無臭、宝の泉という名前に負けないぐらいの温泉だと私は思っています。珍しいのですが引用許可が全てありますので、飲んでも美味しい温泉なのです。」
晴の輔 飲める温泉!しかもサブスクを利用すれば入り放題!言い方変えれば飲み放題!
矢野「そうです。(笑)」
晴の輔 利用したい方はHPを見ればいいのですか?
矢野「はい、サブスクを紹介するポータルサイト『yoriyo』からメンバー登録ができます。」
矢野「これから広げていこうと考えておりますが、まずは私ども4軒から始めて様子を見ながらという形になります。」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、宝泉寺温泉郷のサブスクを利用したら・・
「毎日入りまくる」
それとも
「入りたいときに入る」
どっちだ!?晴の輔
ううン、4つの旅館の温泉でしょ?入りまくりたいけどね…えーと、これは決めました!
「入りたいときに入る」
今日は「大分県九重町の宝泉寺温泉郷が始めたサブスク!その中身とは?」というトピックスでお届けしました。一ヶ月平日の天然温泉に入り放題。九重町近辺の方…いいなあ。この取り組みをきっかけに宝泉寺温泉郷を盛り上げようという思いが伝わってきます。矢野さんのお話を聞いているだけで体がポカポカとしてきました。
そんな「宝泉寺温泉郷のサブスク」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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