週刊なるほど!ニッポン

  • TOP
  • ブログ一覧
  • #209 「北海道浦幌町生まれのオーガニックコスメが『サスティナ...
2022.04.04

#209 「北海道浦幌町生まれのオーガニックコスメが『サスティナブルコスメアワード』で地方創生賞を受賞!その魅力とは?」

あなたは、普段から「化粧水」を使っていますか?

4月に入って新年度を迎えました。学校や職場に初々しい新入生、フレッシュな新入社員が入ってきて新しい出会いが増える時期。でも、皆マスクをしていますから、新しく出会った相手の顔をなかなか覚えられないという話もよく聞きます。長時間のマスクがお肌の負担になっているという方も結構いるそうです。僕の知り合いも、肌荒れ防止のために、柔らかいシルクのマスクをしてその上に不織布マスクをしている人がいます。お肌の手入れは人それぞれですが、近頃は男性も化粧水や乳液を入念に使う人、多いようです。

今回は化粧水の話題を!

それも、地方創生に一役買っている化粧水があるのです。舞台は、北海道南東部にある浦幌町

浦幌町(うらほろちょう)は、北海道南東部、十勝総合振興局管内にある町。一町で十勝郡をなす。wikiより引用

ここにある「Ciokay」という会社が去年、ミストタイプの「全身化粧水」を発売したのですが、人にも地球にも優しいコスメを選ぶ「サスティナブルコスメアワード2021」で、審査員賞と地方創生賞のダブル受賞を果たしました。一体どんな化粧水なのか、気になります。

この化粧水を製造・販売している「株式会社Ciokay」の代表、森健太さんにお話し伺います。

森 健太さん
1994年三重県亀山市生まれ。龍谷大学社会学部在学中、浦幌町でのうらほろスタイルの取り組みを学び、2016年大学卒業後、浦幌町地域おこし協力隊として浦幌町に移住。うらほろスタイル推進地域協議会「若者のしごと創造事業」担当として、ハマナスを使った商品開発や、高校生向けの職業体験事業をするなど、地域の活性化に取組んでいる。2017年より、株式会社ciokay代表取締役に就任。

晴の輔 今回、賞を受賞したミストタイプの「全身化粧水」、どんな化粧水なのでしょうか?

ロサ・ルゴサ 朝摘みローションミスト

森「『ハマナス』という北海道の花、そして私たちの暮らす浦幌町の花に指定されている英名でJapanese Roseと呼ばれる日本のバラを自社で農薬や肥料も使わずに栽培しております。そんなハマナスの瑞々しく優しい香りをため込んだ日の出前に収穫し、蒸留を行なったローズウォーターを主原料にした、顔・髪・身体とどこでも使用ができるミストタイプの化粧水となります。」

晴の輔 「ハマナス」は日本原産のバラ!〇〇バラとかの名前にはならなかったのですね!

 

森「バラではないと思われている方が、たくさんいらっしゃいます。」

 

晴の輔 「ハマナス」と聞いたら

森「(笑)」

 

晴の輔 どのような特長があるのでしょう?

 

森「香りはリラックスするような、みずみずしい優しいものです。加えてビタミンCやポリフェノールなどアンチエイジングに効果がある成分も豊富に含まれている植物です。」

 

晴の輔 地元の花なのですか?

森「そうです。そもそも『北海道の花』にも選ばれておりまして、かつ『浦幌町の花』にも指定されている、シンボル的なお花の一つですね。」

 

晴の輔 「地方創生賞」を受賞されていますが、どんなところが評価されたのでしょう?

 

森「私たちがこのブランドを作るにあたって、栽培から商品開発そして販売までこの浦幌町の方々にたくさん関わっていただいておりまして、そういった部分が評価頂けたのだと考えております」

晴の輔 浦幌町の人口はどれくらいなのでしょう?

 

森「4,500人ほどの人口減少が進む、小さな田舎町です。私は、元々三重県の出身でして6年前に移住してきました。」

 

晴の輔 町をなんとかしたい!という想いがあったのですか?

 

森「浦幌町では『地元の子供たちを未来につなげていこう』という町づくりを行っており、活動の中では毎年、地元の中学校3年生が町に対しての『地域活性化発表会』があります。その中で『ハマナスを使ってこの街を活性化したい』という子どもたちのアイデアが元になっております。」

晴の輔 発想は子供たちからだったのですね。

 

森「そうです。」

森「そこが地方創生という文脈で、評価いただいているのだと思っています」

 

晴の輔 なるほど!ハマナスの一番の魅力は?

森「ハマナスは生命力が強く、元々海岸付近に自生をするバラです。海岸では栄養分もなく、海風にさらされながらでも成長し、花を咲かせるその生命力の強さがあり内部に力を溜め込んでいる。そこがハマナスの魅力だと感じています。」

 

晴の輔 ハマナスとは「浜」から来ている!ハマナスを摘み取るところから始まるのですね?

 

森「全て手作業で行っております。特にこの商品は、最も香りを溜め込んでいると言われている『太陽が上がる前』に摘んでいます。」

 

晴の輔 まだうっすらと暗い中での作業。

 

森「朝4時半から収穫しています。」

 

晴の輔 地元の方と交流していて、どんどん盛り上がっていることは実感されていますか?

 

森「始めに化粧品を売るとなった時は『本当に売れるの?』のような雰囲気だったのですが、様々なところで販売させていただくうちに『浦幌町でもこんなことができるんだ!』という誇らしい気持ちに変わっていくのを実感しています。」

森「地元の子どもたちに『田舎だからできない』『田舎には無理』などの言葉がなくなるような事業を、これからもやっていきたいですね。」

 

 

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

「晴の輔さんが、ハマナスを使った浦幌町に化粧水を使うなら・・・

『顔に使う』

それとも 

『身体に使う』 

 

どっちだ!?晴の輔」

 

これ「全身化粧水」でしょ?全身に使いたいけどね…え~…じゃあ決めました!

 

 

「顔に使う」

 

 

この化粧水を購入して、僕の顔が潤ってさらに人口約4,500人の

 

 

今日は「北海道浦幌町生まれのオーガニックコスメが、『サスティナブルコスメアワード』で地方創生賞を受賞!その魅力とは?」というトピックスでお届けしました。地元の花を使った化粧水。そのアイデアは地元の子どもたちから出てきて、それを森さんたちが形にしたという、まさに町全体で作り上げた化粧水ですね。

そんな「ハマナスを使った浦幌町の化粧水」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 完成するまでには色々な苦労があったのでしょうね。

森「化粧品に対して私はあまり知識がありませんでしたが、地元のお母さん世代と一緒に考えて『自分たちがホントに使いたい・作りたいスキンケア商品』を試作改良しながら約1年半かけて生まれたのが『ロサ・ルゴサ』というブランドです。ハマナスの学名です。」

晴の輔 使用されているお客様の声は?

森「べたつき無くお肌がしっとりとする使用感、柔らかい優しいバラの香りはリラックスできる!と高評価いただいております。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 地元の花を使っているのがポイント。

森「そうですね。栽培の部分で、上は80歳代の方を始め様々な方たちに関わっていただいています。」

晴の輔 地元のおばあちゃんも!まさに町に活気を与えていますね。

森「その方も『外に出る機会も少なくなる中、ハマナスの収穫をして賃金・アルバイト代を貰えるのはわたしも嬉しいんだよ』と言っていただいています。」

晴の輔「(笑)」

森「今年の夏も手伝っていただけるのを楽しみにしています。」

晴の輔 地元のおばあちゃんたちの「笑顔の花」も。

森「咲いています!」

 

同じ北海道のお話し

#74 北海道「北見市端野町のマラソン大会、競うのは・・・タイムではなく、カレーの美味しさ!?」の巻

#78 北海道「北海道の名物おじさん13人がハンコに!若い女性に大人気!?」の巻

#128 北海道 「北海道東川町で開催する甲子園は、写真の甲子園?!」の巻

#150 「北海道で一番小さな村・音威子府村のふるさと納税の返礼品が話題に!その中身は・・・鉄道の石?」

#162 「北海道小樽市の町の情報誌がリニューアル!その中身はまるで週刊誌?!」

#179「北海道福島町の秘境!青の洞窟をイメージしたバスソルトとは?」

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。