あなたは、最近、ハンコを押しましたか?
ハンコ・・・
先日、文具メーカーの「シヤチハタ」が「痴漢防止ハンコ」をテスト販売し、大きな話題になりましたが…ハンコと言えば「鉄道スタンプラリー」。JR東日本では、子供たちの夏休み期間にあわせて「ポケモンスタンプラリー」を開催していて、もう夏の風物詩というか、今年もその光景をよく目にしました。
ちなみに「冬のスタンプラリー」もあるのですよ!題材が「ウルトラマン」や「ドラゴンボール」、「機動戦士ガンダム 」、「キン肉マン」と、こちらは毎年、お父さんが興奮しています!スタンプラリーもいいのですが、奥さんとの会話のラリーもお忘れなく!
そして、今回取り上げるのが、北海道で販売されている、その名も「おじさんハンコ」!何と、北海道に実在する「名物おじさん」13人がハンコになっている!?それも女性に大人気?…ってホントかな?
では、「おじさんハンコ」を製造販売している、小樽市のゴム製品メーカー「株式会社ミツウマ」の総務部兼工業用品製造部 岡田秀敏さんにお話を伺います。
晴の輔 いきなりですが、岡田さんお年は?
岡田「48歳になるところ…です。」
晴の輔 ということは、おじさんですね。
岡田「はい、おじさんです! (笑)」
岡田「いえいえ、おじさん同士よろしくお願いします (笑)。」
晴の輔 「株式会社ミツウマ」さんは、ハンコ屋さんではないのですよね?
岡田「そうです。長靴などで知られているゴムの会社です。」
晴の輔 「おじさんハンコ」の思いついたきっかけは何なのですか?
岡田「私どもの会社が、今年10月10日で創業100年を迎えるに当たり、北海道の多くの皆さんに支えていただいたということで、何か「恩返し」できる商品を作れないかと、札幌市立大学デザイン学部の生徒さんの協力を得て、いろいろ企画しておりました。その中で、ある女子学生が『おじさんがカワイイ』という発想が出てきました。」
晴の輔 キモいではなくてカワイイなのですね。おじさんとしては嬉しいですよね。
岡田「そうですね (笑)。我々『株式会社ミツウマ』はゴムメーカーですから、その特長を生かし、また官公庁の協力も得て、『産学官連携の企画』を立てました。それが北海道に住む名物おじさん13人の顔を『ゴムハンコ』にして地域をPRする商品『おじさんハンコ』。3月に発売となりました。」
岡田「北海道の人口3000人前後の小さいのだけど、比較的特色のある町をピックアップしました。その中で名物になるような面白い『おじさん』を独自に調査して、40代から80代の12人、そしてもう1人はレアキャラとして選びました。」
晴の輔 40代から80代!?
岡田「ちょっと幅広いですけど」
晴の輔 今の80代は若いですからね。
岡田「『おじさん図鑑』というのをハンコと一緒に入れてあります。それは学生たちが、おじさんたちにインタビューして、『イケメン度』『やさしさ』とか『サバイバル度』などを五つ星ランクで評価させていただき、合わせてそのおじさんが住んでいる『町の魅力』を紹介しているものです。」
岡田「『サバイバル度5』の方もいらっしゃいますね。」
晴の輔 へええええ。人気のあるおじさんとかいるのですか?
岡田「そうですね。『占冠村のおじさんの表情がカワイイ』ですとか『西興部村のおじさんがイケメン』とかの声を聞くことがありますね。」
晴の輔 (笑)…若い女性たちはハンコを買って、何に使うのでしょう?
岡田「『LINEスタンプ』のようなイメージで、おじさんをカワイイキャラとして、手元に置くということです。」
晴の輔 「LINEスタンプ」世代ですからね。
岡田「この商品が出たとたんに、『うちの町にもハンコにして欲しいおじさんいるのですけど』とか『おばさんハンコ作らないの?』といった電話をいただいたりしまして、反響があって面白いですね。」
晴の輔 北海道のおじさんの魅力とは?
岡田「今回、選ばせていただいた、おじさんたちは地元に密着して、地域のため、皆のために『命削って』活躍している方が非常に多かったのですね。」
晴の輔 地域のため、皆のために活躍している、そのしわが出ているのですね。
岡田「そうなのです。いい感じに年輪が刻まれています。そんなおじさんが住んでいる町に、是非とも足を運んでいただいて、実際におじさんに会いに行って欲しいです。そうなると私たちも非常に嬉しいです。」
晴の輔 実際に使っているハンコの人と会えたら、嬉しいですよね。
岡田「そうですね。」
岡田「『カワイイおじさん』を目指さなければダメですね。(笑)」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
今、お題が来ました!「晴の輔さんの『おじさんハンコ』を作ってもらうとしたら?・・・『笑顔の晴の輔ハンコ』 それとも 『怒り顔の晴の輔ハンコ』 どっちだ!?晴の輔」
へへっ、そりゃあ笑顔に決まっているでしょ。若い女性にカワイイって言ってもらいたい!…あ、よし…
決めました!
作ってもらいたいのは「怒り顔の晴の輔ハンコ」
もちろんね、笑顔のハンコ作ってもらいたいですよ!でも敢えて「怒り顔」を選ぶ。僕は今
今日は、「北海道の名物おじさん13人がハンコに!若い女性に大人気!?」というトピックスでお届けしました。若い女性にカワイイって言われたいなあ。でもね、「地域のために汗をかいて頑張っているおじさん」だからこそ、カワイイって言われるのですよ。おじさん=カワイイではないですからね。全国のおじさん、そこは勘違いしないように気を付けましょう!
そんな「おじさんハンコ」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 あれ?岡田さんはハンコにはなっていないのですか?
岡田「(笑) 我々は企画側ですので… (笑)」
晴の輔 僕のところにも取材は来なかったですね。
岡田「今回は北海道限定ですので!」
晴の輔 北海道在住でないといけないですよね。その13人のうち、1人はレアキャラと言っていましたよね?
岡田「隠れキャラなものですから、基本的には公開しないのですけど、会社の創業100周年にからんで、関係者が1名入っている…ということまでとさせていただきます。」
晴の輔 誰かとは言わない、公表しない。
岡田「内緒ということになっています。ですから実際にハンコを手にして、当たった方だけが『隠れキャラ』が誰かが分かりまして、なおかつそこからQRコードでリンクされている隠れHPに飛ぶことができます。」
晴の輔 その人のこと、凄く知りたくなってきました!
岡田「(笑) 北海道に買いにきてください。」
晴の輔 レアキャラのものを買わなければならないのですよね?
岡田「ランダムに入っておりますので、どこで買えばいいかは分かりません。」
晴の輔 買って開けてみなければ分からないということですか?
岡田「そうです。12人のおじさんの町限定で、2個一組で販売しています。1個は『地元のおじさん』が入っていて、もう1個はどこのおじさんが入っているか、分からない!というちょっとガチャガチャ的な要素が入っております。」
晴の輔 いやあ、ハンコを実際に見てみたいです。どんなおじさんが並んでいるのか見たい!
岡田「『おじさんハンコ』と検索していただけると、HPがかなり上位に出てくると思います。」
晴の輔 それぞれのおじさんの顔も出てくるのですか?
岡田「はい、ご紹介させていただいております。数人にはインタビュー動画も載せているので是非ご覧ください。」
-WEB版こぼれ話し2-
岡田「『おばさんハンコ作らないの?』といった電話をいただいたりしまして、反響があって面白いですね。」
晴の輔 「おばさんハンコ」作ったら、意外と若い男の子が…カワイイと言ったりするかも?
岡田「キャラになる本人が『私はおばさんじゃない!』と言われると困るのです。 (笑)」
晴の輔 その辺は一歩間違うと、今の世の中「大変失礼なこと」になってしまいますからね。それでは「お姉さんハンコ」を作るといいですね。
岡田「そうですね(笑)」
晴の輔 そこに気を使うと、ゴム・長靴の売り上げもUPするかもしれませんね。
岡田「(笑) 考えてみたいと思います (笑)」
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