高田文夫のおもひでコロコロ

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2023.11.20

第77回『ビバリーは35周年 談志は13回忌』

1週間前の11月13日(月)待ちに待った例の「ビバリー昼ズ35周年」記念ライヴの先行予約を番組内で発表したのですが、たしかに来年6月の会を今から売るという我々もどうかしてるし、せっかちすぎますが私が告知した瞬間ですよ、アッという間。国際フォーラムAはキャパ5000という大バコです。なのに もうほとんどチケットが・・・。これだけの有難いお客様の内、果して来年6月 何人の人が来れるのか・・・(そんな事を云ってはいけません 私だって75才で危いんですから)
この1週間を「告知週間」として考えていたLFスタッフ一同 週末の18日(土)サンドウィッチマンの番組までゲスト枠を用意して「そこで告知を」のつもりが手元に もうほとんどなく私なぞ そっとサンドのスタッフに「なるべくならビバリーライブの告知はなしで・・・」とお願いする始末。

その日に駆けつけてくれるゲストを発表したら またパニック。問い合わせTELの嵐。
「えっ ウーチャカ出るの? 玉は?」
「“なんとか人類”って本を書いた人も?」
「まさか!赤字だらけの伯山が?」
「25周年の時 高田センセとダテちゃんがやったヨンドイッチマン?冨澤のTAKE3も?」
「LiLiCoなしで純烈が?お風呂も用意するんですか?」
など質問の雨あられ。
ゲストを整理すると    

爆笑問題・サンドウィッチマン・神田伯山・純烈

みごとな助っ人外人です。これに追加してまだまだ発表していきます。ペーとパー子か籠池夫妻か はたけんじか。風雲急のフォーラムA。

13日の夜は「立川談志13回忌」ということで談志夫人(通称 ノン君)の御招待で上野東天紅で食事会。談志師匠が元気な頃は いつもここで新年会をやっていた。ご遺族トリオに談志師匠の直弟子一同(孫弟子は なし)、そして毒蝮三太夫、野末陳平、高田文夫という最悪のトリオ。

ノン君のあいさつが面白かった。「今日は本当は来たくなかった。着替えたり夜出掛けるのメンドー。皆さんもほとんどそうでしょ。行きたくないなぁと思ったけど いざこうやって来てみて皆の顔みると嬉しいのよネ」明るく言われるとこっちも嬉しくなる。最後の最後、娘と息子が「お願い高田さん 締めちゃって下さい」だと。あんまり法事で三本〆めっていうのも・・・。「談志が喜ぶからいいのよ」また例によって談志仕込みの毒舌をギャグちりばめ最後に「今日で12年。13回忌です。この日をきっかけに もういつまでも憧れるのはやめましょう」ドッカーン。大谷直伝のギャグである。談春がとんで来て私に耳打ち「最初(ハナッ)から憧れてなかった4人で写真撮りましょう」

志の輔、談春、志らく、高田文夫。それにしても志の輔の顔はでかい。
右の写真は長老ふたりとフォーリーブス。毒蝮三太夫(日芸の先輩。談志と同い年。私のひと周り上のネズミ)
野末陳平(91才 ひたすら食べる)

 

さぁここで嬉しいお知らせ。
談志の新曲が出ました。
『ジョン・レノンばかり話題にしやがって、オレの新曲も つくれ』と言ったとか。
「談志²REVOLUTION」
5曲入りで1曲目が「金ぇ~(MONEY)」これは17日(金)に私のラジオで早くもかけました。
圧倒的反響。ラップにのるとは――。
「師匠が元気いい」「あれ?生きてましたっけ?」「ビートルズより胸を打ちます」etc。

 

私の小耳に新宿区役所の真うらに大衆演劇の小屋(劇場)が10月にできたと   
十条やら浅草には大衆演劇の小屋はあるが山手線内では初めてじゃないかと陳平翁を誘って新宿へ。
毎月毎月 全国から劇団が。これは凄い。キャパ150、花道付き。

私が15日に見た「宝海(たかみ)劇団」(11月公演)と「劇団花吹雪」(12月と1月公演)のチラシ。歌舞伎町のホスト達より やっぱり全然きれい。なんたって芝居と舞踊のショー3時間がいい。前売り3000円、当日自由席2500円と普通の劇場とは逆パターンシステム。

劇場OPENの御祝いの花に囲まれ喜ぶ2人。

うなぎで1杯やって陳平「めったに歌舞伎町なんて来ないから少し歩こうよ。トー横ってのはどっち?頂き女子はどの子?」ってよく知ってるなァ。

ゴジラの下を歩く91才。左上にはゴジラ(今のゴジラも大傑作らしい。近い内に見に行こ。)下を歩く黄色い陳平。両脇に助さん格さんよろしく私と志らら。ビミョーなアングルで写真を撮ったのは私の子分わたなべP(テレビマンユニオン)。

 

そうそう11月9日には「山内惠介」のコンサートが国際フォーラムAであるからと とんで行った。ひとり下見だ。1番後ろの席をとり全体を見渡したが やっぱりでかい。5000人というのは凄い数だ。オレのジョークで これだけの人がいっぺんにワーと笑ってくれるのかなァ。来年のカレンダーをもらった。これは表紙。惠ちゃんがいっぱい。

久々に中山のヒデちゃんが私の大好きな昭和歌謡を唄います。
「DAISUKI!」の松本明子、飯島直子も一緒です。

 

11月10日が発売日だから11時半から番組で告知すればいいやと思っていたらスタジオにメールの山。
「とれました!」「11時03分にかけたけど もう完売してました」だとトホホ。
11時 発売で11時半 告知予定だったのに。しみじみ自分の人気がおそろしくなる。
漫才協会の事務の人々も「東洋館が前売りで完売するのは年間を通しても高田センセの会と純烈だけ」だと。
しっかりしろロケット団!

 

11月20日

高田文夫

 

  • ビバリーHP導線
筆者
  • 高田 文夫
    高田 文夫
    高田 文夫

    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。