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第3２回目のテーマは…「世界の健康法 ～風邪予防編～」

日本は、世界で一番の長寿国。
さらに、近年では「人生100年時代」ということも、言われるようになりました。
しかし、長寿だからといって、世界一の健康というわけでもないそうです。

こんなデータがあります。
アメリカの大手総合情報サービス会社「ブルームバーグ」調べ、
最新の｢健康な国｣指数によると、世界で最も健康な国トップ10のうち、
6カ国をヨーロッパの国が占めているとのこと。
2018年には6位だったスペインが、昨年2019年は1位に！

エキストラバージン・オリーブオイルや、ナッツを多用する｢地中海食｣は、
他に比べて心血管疾患(しんけっかんしっかん)の発生率が低いと言われています。
食生活や環境が、ランキングに影響しているようです。
ちなみに、日本は4位、アメリカは35位、韓国は17位、中国は52位でした。

世界各国、食生活や環境が違えば、健康法もいろいろあるようでして…
「風邪予防の方法」を一つとっても、国によっても様々です。

▼コーラで風邪予防
例えば、欧米で風邪予防として知られているのが…「コーラ」！！
フランスやドイツをはじめとするヨーロッパ、
またコカ・コーラの発祥地であるアメリカでも、「風邪をひいたらコーラを飲む」
という方法が一般的にあるそうです。

どうしてコーラが風邪予防に効くのかと言いますと…
コーラは、主に「炭酸」「カフェイン」「糖分」「水分」で構成されていますが…
「炭酸」には：胃の働きを活性化させる
「カフェイン」には：頭痛を和らげる
「糖分」には：不足しがちな糖分を補う
「水分」には：脱水症状を防ぐ　
このように、それぞれに、ちゃんと効果があるそうなんです。

さらに、コーラは温めて飲むと、もっと良い！
風邪対策としてコーラを飲むときは、温めたものを飲むことがより良いとされていて、
温めたコーラには、のどの炎症を抑えるといった効果もあるそうです。

▼オイルうがい
インドでは、「オイルうがい」という予防法が、風邪対策に良いとされているそうです。
オイルうがいは、インドの「アーユルヴェーダ」という、
インド大陸の伝統的医学に基づく方法です。

この「オイルうがい」はデトックスを促し、
免疫力を高めるなどして風邪対策になるそうです。
口内環境を整える、肌の調子を良くするなど、美容や健康面で嬉しい効果がたくさん！
ちなみに、うがいをする際には、「ごま油」が使われることが多いようです。

▼風邪なのに飲酒
ロシアの民間療法なんですが…
「ウォッカを飲めば風邪が治る」という説が、根強く信じられているそうです！

代表的な飲み方が、「ウォッカ＋トウガラシ」。
ウォッカ用のグラスに1杯のウォッカと、トウガラシを1本用意。
トウガラシを口に入れ2〜3度噛み、それをウォッカで流し込むそうです。

他にも、ウォッカ100mlに「生卵」と「砂糖」大さじ1を混ぜて飲むと、
風邪や呼吸器疾患だけでなく、不眠や頭痛の解消にも効くとのこと。

驚きのマッサージ
メキシコでは、風邪の治療法としてサボテンマッサージを行うことがあります。
「サボテンの棘が痛い！」と思われそうですが、実際は棘のないサボテンを使います。
「サボテン＋ボディローション」という組み合わせが、
美容効果やリラックス効果を発揮するんだそうです。

また、イスラエルのスパでは、なんと…全身に…
ヘビをはわせるという、驚きのマッサージ方法があるんだとか。
ヘビには、筋肉をほぐしたり、痛みを和らげたりする効能があると考えられています。
この、ヘビを這わせるマッサージによって、気持ちを落ち着かせ、痛みを緩和させ、
風邪の予防にも繋がるのだそうです。