中外製薬presents 健やかDAYS

2020.03.30

#42 戦国武将の健康の源とは?

「聞くだけで元気になる情報」をお届けする”安藤弘樹健やかDAYS”
最終回となる第42回目のテーマは…戦国武将の健康食

厚生労働省の発表によると、最新の平均寿命「日本人の男性」は81.25歳。
「日本人の女性」は87.32歳だったそうです。
世界の長生きランキングでも、女性は2位、男性は3位という、長寿大国日本。
いろんな研究で、日本の「和食」が、長寿に関係していることもわかっています。

武将の寿命
そもそも、戦国時代の武将たちって…健康に気をつかっていたのでしょうか?
実は、専門家の調べによると戦国武将には長生きの人が多かったそうなんです。

当時の平均寿命は、武士が42歳くらい。庶民は、30歳くらい。
現代の感覚だと短く感じられますが、幼いうちに亡くなる子供も多かったので、
全体の平均寿命も下がっていたようです。

なかでも、武士のほうが庶民より平均寿命が長いのは、
栄養や医療の面でずいぶんと恵まれていたために、
武士もその子供も亡くなりにくかったのではと考えられています。

誰もが知る著名な武将は、特に長生きだったそうです。
満年齢でいうと、「毛利元就」で74歳、
「徳川家康」は73歳、伊達政宗、豊臣秀吉、前田利家も60代までお元気だったとか。

もともと健康な体に生まれていたのかもと考えられますが、
それだけではなかったようです。
それなりに養生して、長生きする努力も心がけていたようです。

戦国の医学
戦国時代の医学は、まだまだ原始的で、
戦で負ったケガの治療も、血止めにドクダミ、梅干し、松茸などを使う
という方法をとっていました。

そんな、未発達な医学が当たり前の頃、毛利元就には、
健康を支えてくれる強い援軍がいたそうです。
それが、戦国時代きっての名医といわれた「曲直瀬道三」先生です。

足利義輝や織田信長も診察した、
道三先生と元就には親交があり、
道三先生から長寿の秘訣を指南されていたそうです。

例えば、道三先生の長寿法とは…
「五味五色)」と呼ばれる、さまざまな彩りの食材を、
旬の時期にバランスよく味つけして食べること。
そして、食べ過ぎも、空腹になり過ぎることも避けるというもの。
元就は、道三先生の養生訓通り、贅沢をせず、野菜や
瀬戸内海で獲れた新鮮な小魚など、バランスのいい食生活を心がけました。

そのためか、気力、体力が衰えることはなく、
70歳を過ぎてからも中国地方を掌握することもできたそうです。

家康の健康食
「長命こそ勝ち残りの源である」。
常々、こう語っていた「徳川家康」の健康と長寿を支えていたのは、
「麦飯」と「豆味噌」だったそうです。
天下を掌握し、江戸幕府260年あまりの基礎を築けたのも、
食生活に気を配り、晩年まで健康であったからだと思われます。

麦にはビタミンB1やカルシウムなどが豊富に含まれます。
さらに、家康の麦飯は、麦と胚芽の残った米を混ぜたものなので、
数多く噛まなければならなかったのです。
この咀嚼が、脳や胃腸の働きを活性化させて、活力の源になったようです。

また、豆味噌には、アルギニンという強壮効果のあるアミノ酸が、
たっぷり含まれているそうです。

その効果もあってか…
家康は生涯で、16人の子をつくり、最後の子をもうけたのは66歳の時でした。
精力に満ち、直系の子が多かったことが、
徳川幕府を長続きさせる要因にもなったようです。

天海の健康食
徳川家康、さらに秀忠、家光の三代に側近として仕え、
家康の知恵袋といわれた天台宗の僧侶「天海」。
武将ではないのですが、この方はなんと108歳まで生きられました!
その驚くべき長寿の秘訣は、「納豆汁」と「クコ飯」などの、
粗食にあったと推測されています。

納豆は、脳の老化を防ぐレシチンや、血中コレステロールの濃度を低下させる
サポニンなどが含まれた長寿食。江戸時代初期までは、
ご飯にかけるよりも味噌汁に入れて食べるのが一般的でした。

また、ナス科の果実を使ったクコ飯には、老化予防、免疫力強化、
疲労回復などの効果もあったそうです。
納豆汁やクコ飯などの長寿粗食によって、
明晰な頭脳を晩年まで保っていられたと考えられています。

武将の酒
話は毛利元就に戻りますが、
元就が、とくに心配したのは酒の害だったそうです。
元就の祖父、父、兄は、いずれも酒量が多く、
それぞれ33歳、39歳、24歳で亡くなっています。
そのため、元就は酒を飲まず、息子や孫に対しても少々ならよいけれど、
決して飲みすぎないようにと何度も戒めました。

酒には武士を奮い立たせ、戦いの疲れを癒す力がありましたが、
それも節度をもって飲めばこそ。酒で失敗する武将もいたそうです。

あの「伊達政宗」は、深酒して、側近の頭を脇差しで殴り、
ケガをさせています。
また、安土桃山時代から活躍した武将「福島正則」に至っては、
酒の飲みすぎをいさめた家臣に切腹をさせ、挙句の果てに酔いがさめてから、
家臣がいないことに気づき、事実を知って号泣してしまったのだとか。

まとめ
和食という食事が、この時代から健康に一役を担っていたことは、
間違いないみたいです。
さらに、調べてみると、
特に健康で大事なことは「よく噛んで唾液を出す」こと。
丸呑みはいけません。丸呑みは肉食動物のすることです。
血糖値だけが上がり、免疫力の低下につながります。

戦国武将も実践していた、「和食」「質素なメニュー」そして「よく噛む」。
令和の私たちも、賢く学んで、日常生活に生かしましょう。

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