#39 ゲストは、株式会社リクルート Ring事務局⻑新規事業開発室部⻑渋谷昭範さん！

ニッポン放送「ラジオ情熱ラボ〜ビジネスの先に〜」

毎週日曜日の21時からお送りします。

パーソナリティは、花王株式会社 DX戦略推進センター ECビジネス推進部生井秀一と、アナウンサー八木ひとみです！

スタートアップ企業や注目の新規事業、未来に向けて情熱を注ぐ人、企業を代表する方をゲストにお招きし、事業を起こす際の進め方、成功へのマインドセットなど、ビジネスの実用的なお話を伺います。

ラジオ情熱ラボ

今回のテーマは「新規事業の起こし方」！

渋谷昭範（しぶや・あきのり）さん

新卒でNTT持株会社の研究所に入社。

ベンチャーを経て、2005年にリクルートに入社。
ウェブマーケティングなどを担当後、上海の現地子会社に赴任。
その後、シリコンバレーとインドでベンチャー投資を担当。

2014年にソフトバンクに転職し、事業開発を担当。

その後、ベンチャー企業1社を経て、
2017年にリクルートに2度目の中途入社。

買収したベルリンのスタートアップ企業のCMOとして赴任。
2018年に東京に戻り、現職に至る。

渋谷さんの経歴

八木：リクルートに2度入社されているんですね！
珍しい経歴ですが、リクルートさんは雇用の流動性に対してポジティブなんでしょうか？

渋谷：そうですね。
退職のことを「卒業」と呼んでいて、外で挑戦したいと出ていく人が多いのでネガティブにやめていくのではなくて、周囲も「おめでとう！」という感じです。

生井：リクルートの新規事業開発室は、どんな部署なんでしょうか？

渋谷：リクルートでは、「SUUMO（スーモ）」や「じゃらん」などの新商品や新サービスを作っています。
新規事業開発室では、それとは別に、リクルートが全くやっていない領域、またはやっている領域だが将来ビジネスモデルが変わりディスラプトされそうな領域を、小さくデジタルマーケティング的にやる、この2つを担当しています。

リクルートの新規事業提案制度「Ring」とは

八木：リクルートの新規事業提案制度「Ring」は、1982年のスタート以来、数々の新規事業を世に送り出してきたそうですね。
「ゼクシィ」「HOT PEPPER」、「スタディサプリ」も、Ringから生まれた事業ということですが。

渋谷：従業員からアイデアを集め、その一部を新規事業開発室でやっています。
ビジネスアイデアは数が多く多様な方がいいので、ビジネスの種を発見するフェーズとして「Ring」があります。

生井：アイデアがあると「Ring」に応募してみよう、という社員の風潮や文化が根付いているのでしょうか。

渋谷：社訓が「新しい価値の創造」なので、何か自分でチャレンジしたいなと思っている社員は多いと思います。
また、新しい事業を作りたいのでリクルートに入ってきている、という社員も多いですね。
「Ring」は自分で起業するリスクがないと考えると、挑戦しないともったいないですね。

渋谷さんが最も情熱を燃やしていること

八木：今、渋谷さんが最も情熱を燃やしていることはなんですか？

渋谷：9月中旬に発表した「高校生Ring」というプログラムですが、
Ring用にあるワークショップなどを、20数校の高校にトライアルでやっていただいています。
起案されたら、リクルートのRingの審査員が審査し、伴走するプログラムになっています。
これがうまくいくといいなと思っていて、今１番の関心ごとですね。

生井：高校生が社会人の新規事業のプロに見てもらえるのはうらやましいですね！
渋谷さんは、教育に興味があるのでしょうか？

渋谷：そうですね、週末に小学生のバスケットボールのコーチをやっていたり、
教育には個人的に興味がありつつ、自分の新規事業のキャリアを皆さんに還元できればいいなと思っています。

生井：素晴らしいですね！

次回も渋谷昭範さんに引き続きお話をお伺いします！