ニッポン放送「ラジオ情熱ラボ〜ビジネスの先に〜」

パーソナリティは、茨城県の中高一貫校、下妻第一高等学校・附属中学校の生井秀一副校長と、アナウンサー八木ひとみです！

スタートアップ企業や注目の新規事業、未来に向けて情熱を注ぐ人、企業を代表する方をゲストにお招きし、事業を起こす際の進め方、成功へのマインドセットなど、ビジネスの実用的なお話を伺います。

今回のテーマは、『アスリートのセカンドキャリア』！

八木：９８年、ロッテからドラフトで２位指名。
里崎さんの時代は、逆指名制度ですよね？なぜロッテを？

里崎：ドラフト２位までは、相思相愛なら選手側から好きな球団を選べましたね。
相思相愛じゃないとダメなんで、球団からいりません、と言われたら入れません！（笑）

生井：キャリアを見ていると、戦略性を感じますね。
進学先に帝京大学を選んだのはなぜだったんでしょうか？
駒沢大学には、同級生の城島健司さんが行くといううわさだったので避けたんでしょうか？

里崎：僕の高校の先生が、駒沢の当時の監督に聞きに行ったところ、「九州からどえらいのが来るから本人のためにも絶対うちに来ない方がいい」と言ってくれたんです。

高校の先生が、チームが強いところよりも試合に出られるところ、という哲学でした。
チームが強くても、レギュラーで試合に出ていなければ実績が積めずに就職にも困りますから。

また、大学の先生は、「プロは憧れでも希望でも夢でも何でもない、仕事だ！」と教えてくれました。
「試合に出ないと一銭にもならない、出れた方が一番いい。
一番いいところからオファーが来ているから、ロッテにいけ！」と言ってくれました。
指導者の考え方が同じで、その指導に従ってきたおかげで成功しています。

八木：プロから離れられた今でもその考え方はお持ちですか？

里崎：もちろんです。
自分のやりたいことよりもできることを積み重ねることで、いずれ自分のやりたいことにつながるということは、実績としてわかっています。

現役時代の話

八木：現役時代に受けた球で、最も衝撃を受けたピッチャーは誰ですか？

里崎：2006年のWBC準決勝の上原さんですね。
構えたところに確実に投げてくるので。
緊迫した場面で、打たれたら完全に自分のせいだな、と冷静に思ってました。

八木：2014年、38歳で引退されましたが、引退を決めた理由は何でしょうか？

里崎：きっかけは2つありました。
精神力はあったんですが、膝の故障もあり体力が続かなかったことと、
飽きたことですね（笑）。
ただ飽きたのではなく、思い通りのことができなくて飽きたんですね。ハードワークがしたいが故障するのでできない、というストレスがありました。

YouTuberとしても大活躍している秘訣

八木：里崎さんは、いま解説者としてもYouTuberとしても大活躍されています。
引退後に何をしようかな、という考えは現役時代にありましたか？

里崎：全くなかったです、ミステリー旅行みたいなものでした。
何が起こるかわからない、何ができるかわからないので、どうなるんだろうという感じでした。

八木：解説者とユーチューバーは違うと思うんですが、YouTube『里崎チャンネル』をどうやって売っていくか最初は苦労されたんじゃないでしょうか？

里崎：いえ、解説者は依頼を受けて初めて発言権を持てるんですが、
YouTubeは自分の言いたいことややりたいことを、全て企画として成立させられるのでやりやすいですね。

八木：引退後のキャリアで再び年収１億円を稼げるまでに至った経験から、
これからセカンドキャリアを追求しようとしている人々に
アドバイスをするとしたら、何を伝えますか？

里崎：あなたの武器は何ですか？と言ったときに即答できるかじゃないでしょうか。
また、その武器が唯一無二だと強いですね。

あとは、短期、中期、長期の３段階くらいの目標設定をすることですね。
登山や旅行も事前に調べてプランを立てるのに、人生のプランを立てずに成功するか？と思いますね。

番組への感想やご質問をお待ちしています！

番組では、リスナーの皆さんからのビジネスについての質問、感想をお待ちしています！

 メールアドレス:  jl@1242.com