ニッポン放送「ラジオ情熱ラボ〜ビジネスの先に〜」

パーソナリティは、茨城県の中高一貫校、下妻第一高等学校・附属中学校の生井秀一副校長と、アナウンサー八木ひとみです！

スタートアップ企業や注目の新規事業、未来に向けて情熱を注ぐ人、企業を代表する方をゲストにお招きし、事業を起こす際の進め方、成功へのマインドセットなど、ビジネスの実用的なお話を伺います。

今回のテーマは、『時代の変化とリーダーの役割』！

八木：いろいろやられていて、肩書がたくさんあるんですよね！
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長、Voicyパーソナリティ、Musashino Valley代表、Zアカデミア学長、ウェイウェイ代表 、グロービス教員と。

伊藤：武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長が頭の中の９割を占めています。

生井：Zアカデミア学長は企業の中の大学の学長ですよね。
最近、企業の中に大学を作る動きがありますが、真っ先に作られましたね。

伊藤：そうですね。
人事がやる研修ではなく、個人がビジネスパーソンとしてどう成長したいか自分で選べるコンテンツにしています。

八木：主体的に学びに行けますね。

伊藤：まさにそうですね。

アントレプレナーシップのマインド

八木：アントレプレナーシップは、レギュラー放送回の最初のテーマでした。
早稲田大学大学院ビジネススクール教授の長谷川博和先生に伺いました。

生井：今、中高の教育の中でもアントレプレナーシップ教育をしようとなっていますが、なかなか教えられる人がいませんね。そんな中私も民間の校長として入っていますが、伊藤さんはそれを具体的に大学でされているんですね。

伊藤：アントレプレーナーシップは教えられません！一方で、育てることはできます！
僕らの定義では、アントレプレナーシップは「高い志と倫理観に基づき失敗を恐れずに踏み出し新たな価値を生み出すマインド」です。
これは起業家だけではなく、全社会人、全学生が持っているべきマインドです。
特に今の日本はですね。

カリキュラムの特色

八木：アントレプレナーシップ学部のカリキュラムには、
どのような特色がありますか？

伊藤：「マインド・スキル・実践」の3本柱です。
重要なのは授業の中で全てをやることです。

多くの大学では学ぶのは大学、実践は社会に出てからなんですが、
うちでは授業の中で全てをやっています。
座学はなく、ひたすら対話ですね。

八木：言語化して自分が話す中で学生さんも気づきがあるんですね。

伊藤：そうです。キャンパスで授業の中でもしゃべりながら、
一年生は全員寮に住んでいて、夜な夜な対話しています。
インプットしてしゃべってアウトプットしているんですが、意識してしゃべるというプロセスがあることで成長しますね。

80億分の1の自分道

八木：日本の組織の構造が一昔前と変わったと思います。縦の構造から横に広がって、リーダーの役割も変化したのではないでしょうか？

伊藤：昔の、正解がありヒエラルキーがあった縦の時代は、リーダーがこれをやるんだと宣言し、周囲はついて行こう！で良かったんですね。
ですが、今は正解がないフラットな横の時代です。
なので、リーダーの役割は、フラットに意見を聞いてみんなで揉むための場を作り盛り上げるように変わっていると思います。

1つ申し上げたいのは、
僕は伊藤羊一という人間だし、八木さんは八木さん、生井さんは生井さんという人間で８０億分の１です。
自分道は世界一ですので、そこをしっかり認識してほしいですね。
世間が言うところのこれをやった方がいい、ではなく、本当に自分は何をしたいのか、何が自分をインスパイアするのかを考えて行動してほしいです。

生井：今まさに必要なことですね！

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