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2025.12.22

#403 「今が旬のマダラを堪能!岩手県内で開催中の『宮古の真鱈グルメフェア』に迫る!」

あなたがこの時期食べたい「魚」はありますか?

「タラ」には「マダラ」と「スケトウダラ」の2種類あります。一般的に「タラ」と言えば「マダラ」のことを指すそうです。

「タラ」を漢字で書くと「魚偏」に「雪」。これは「身が雪のように白いから」という説や「雪が降る頃が旬だから」という説があるそうです。あと、お腹いっぱい食べることを「たらふく食べる」と言ったりするでしょ?これは「タラ」は、大きな頭に大きな口、肉食性でとても大食いなのです!そこから「鱈腹(たらふく)食べる」という言葉が生まれたとされています。今は寒い季節ですから、タラを鍋に入れて、それこそ、たらふく食べたいですよね~

今回はそんな「タラ」の話題!岩手県内で来年の1月31日まで「宮古の真鱈グルメフェア」という旬の「マダラ」が堪能できるイベントが開催されていて話題になっているのです。一体、具体的にどんなイベントなのでしょうか?

このイベントを主催する宮古水産振興センターの遠藤敬さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 来年の1月31日まで開催されている「宮古の真鱈グルメフェア」とは、どんな内容なのですか?

遠藤「12月1日から1月31日までの2ヶ月間、岩手県内のフェア参加飲食店で、宮古市に水揚げされた真鱈を使った料理を提供する企画です。今年で6回目の開催になります。宮古市の真鱈は、2010年から6年連続で日本一の水揚げ量を記録しました。最近は水揚げが減少してきてはいるのですが、本州では第2位の水揚となっており、全国でも有数の真鱈の産地となっています」

遠藤「鮮度がいいことが最大の特徴です。市場に流通するまでの時間が短いことと、漁獲後すぐに船上で発泡箱に入れて氷詰めするため、鮮度管理が徹底されています。そのため、宮古で水揚げされる真鱈は鮮度が非常に良く、お刺身でも食べられるのが大きな特徴です」

晴の輔 真鱈を刺身で食べられるというのは、なかなか聞かないですよね。僕は食べたことないです。

 

遠藤「はい。新鮮で美味しいですよ」

 

晴の輔 岩手県内で開催されているとのことですが、エリアはどのくらい広いのですか

 

遠藤「宮古市を中心に内陸部の盛岡市や北上市などでも開催しておりまして、参加店舗は県内で合計57店舗になります」

遠藤「フェアには洋食屋さん、中華料理屋さん、お寿司屋さん、居酒屋さんやホテルのレストランなど、幅広い業態のお店に参加していただいています。それぞれが工夫を凝らしたオリジナルの真鱈メニューを提供しています」

ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING「ダイニング&バー ジョバンニ」「宮古の真鱈とじゃがいものグラタン」

「清次郎」では、透明感のある美しい真鱈の身に、職人が丁寧に昆布で旨味を閉じ込めた「宮古産真鱈の昆布〆」

「浄土ヶ浜パークホテル ダイニングレストラン 最東端」では、新鮮な真鱈を使用した「真鱈の寿司」「鱈フライ」

晴の輔 例えばどんな料理がありますか

 

遠藤「獲れたての魚の真鱈を使ったサクサクのタラフライや、定番のフィッシュアンドチップス、新鮮な真鱈で作った握り寿司や、特製のタレに付け込んだ漬け丼などがあります」

「居酒屋 山ん」 「真鱈のブランダード フリット添え」

「むら八」2店舗で味わえる「フィッシュアンドチップス」

「よし寿司」身の淡白な味わいと白子の濃厚な食感、鮮度抜群な真鱈の魅力を余すところなく楽しめる「鱈の握り・白子の軍艦・鱈の押し寿司」

「丼の店 おいかわ 「真だら漬け丼」

遠藤「宮古のご当地グルメで『瓶ドン』というものがあります。小さな牛乳瓶の中に、地元で獲れた魚やイカ、イクラなどを詰めたのもので、キャップを開けて白いご飯にかけると、一気に海鮮丼が完成する『体験型グルメ』となります」

宮古市の「割烹 おかめ」 真鱈をはじめ厳選食材を贅沢に使った瓶ドンに、茶わん蒸しがついた大満足の定食「瓶ドン宮古」。

晴の輔 なるほど!それは美味しそうですし楽しそうですね。

 

遠藤「とても華やかなので、見ても食べても楽しめると思います」

遠藤「癖がなく、さまざまな調理法に合う魚です。焼き物や鍋物、煮物はもちろん、内臓は肝和えや汁物、白子は天ぷらにできます。さばいた後のアラまで余すところなく楽しめますし、鮮度の良いものは刺身でも食べられる点が大きな魅力です」

晴の輔 僕も真鱈は大好きです。そもそも「宮古の真鱈グルメフェア」を始めたきっかけは何だったのですか

 

遠藤「最初は、宮古で獲れる真鱈の知名度を上げるため平成29年から『真鱈まつり』を開催することから始めたところです。その後、さらに宮古の真鱈を盛り上げようということで、令和2年から飲食店の方々を中心に関係者が一体となって宮古の真鱈グルメフェアが始まりました」

「てんまる食堂」の「元祖宮古真鱈ラーメン」

晴の輔 宮古の市民にとってなじみのある魚から

遠藤「はい。その通りです」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、宮古の真鱈グルメフェアへ行ったら・・・

・新鮮なタラの握り寿司が食べたい

それとも

・定番のフィッシュアンドチップスが食べたい

 

どっちだ!?晴の輔

 

あーン、両方食べたいね。タラだから…タラ、タラ…え~、あ、決めました!

 

「新鮮なタラの握り寿司が食べたい」

 

今日は「今が旬のマダラを堪能!岩手県内で開催中の『宮古の真鱈グルメフェア』に迫る!」というトピックスでお届けしました。宮古市は日本を代表するマダラの産地の一つなのですね。改めて真鱈とは色んな食べ方ができる魚ですよ。焼き物・鍋・フライに天ぷら。地元では刺身でも味わえるのはいいですね。この機会に旬の真鱈をぜひ!

そんな「宮古の真鱈グルメフェア」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。