あなたが、一番最近食べた「魚」は何ですか?
先日、晩ご飯に、焼き魚で銀鱈の粕漬けを食べました。あの焼きたての銀鱈の切り身、箸をこうスッーと入れるとね、もう白い身がホロホロッと崩れて口に入れると、ふわっとした食感。旨味の香りが鼻に抜ける…美味しいのです。
好きなのが、あの端っこのほんの少し焦げた部分。あそこがカリっとね、これがまた香ばしいのですよ!
やっぱり焼き魚はうめぇ~な~と思いました。
でも、日本人の魚の消費量は年々減っているようで…農林水産省の令和3年度の「水産白書」によると、2011年に肉類の消費量を下回ったそうです。確かに、魚より肉を食べる機会の方が僕も多いかもしれません。一方、世界の1人一年当たりの食用魚介類の消費量は、確実に増えているそうです。世界では、魚を食べる人が増えている、日本では減っている、水産物の価格の高騰とかも関係しているのでしょうか。
今回は、そんな「魚」を使って地元を盛り上げている話題を!高知県室戸市に廃校になった小学校を改装してオープンした「むろと廃校水族館」という水族館がありまして、そこが、この時期に水揚げされている旬の魚にまつわるキャンペーンを実施していて、話題になっているのです!一体、どんなキャンペーンなのか?
このキャンペーンを企画したむろと廃校水族館の若月元樹さんにお話しを伺います。
晴の輔 室戸市で実施しているキャンペーンとは?
若月「今が一番美味しい、産卵直前の脂が乗ったサバをおいしく食べましょう!というキャンペーンです。」
若月「『サバらしい日々』と名付けています。」
晴の輔 素晴らしい!どのような内容なのでしょう・
若月「ありがとうございます。室戸市内の飲食店11店舗でサバの特別メニューが税込み千円で食べられます。また1枚千円のお食事券を3・8・10枚セットで販売し、特典をつけてイベントを盛り上げています。もちろん現金でも食べることが出来ます。」
若月「(笑)。室戸は定置網漁が盛んで、サバの水揚げ量が多いのです。昔からこの時期にすき焼きに肉の替わりとしてサバを入れる習慣がありました。サバの脂が薄切りの大根などに染み込んでとても美味しくなります。また、サバは足が早く遠くへ出荷されづらい魚だったこともあり、サバが水揚げされる地元では鮮度や脂ののり方で刺身にしたり、煮たり、焼いたり、干したり、しめ鯖にしたりと調理法を判断しており、見極め力がすごいです。そんなサバを皆さんに食べてもらいたいですね。」
晴の輔 サバの調理方法が幅広い!
若月「そうですね。皆さん、サバを見る目が厳しくて朝獲れじゃないとフライにしないとか、皆さん目が肥えているというか舌が肥えているというか凄いです。」
晴の輔 室戸に行くと厳選されているサバを食べられる。
若月「安くて美味しいものは、やはり地方が強いですね。」
晴の輔 なるほど!このキャンペーンをやろうと思ったきっかけは?
若月「私は肉が大嫌いで、魚ばかり食べている点と『肉を食べない私にも食べられるすき焼きがある』と感動したのがきっかけです。実は自分のための企画でもあります。(笑)」
若月「サバが好きな方は多くて、このキャンペーンやるとわざわざ東京から飛行機で来ましたとか、そのためだけに来る方がいらっしゃるのです。サバは凄く愛されているのだなと思いますね。」
晴の輔 今が旬なのですよね?このキャンペーンいつまでやっているのですか?
若月「3月8日の『サバの日』までです。」
晴の輔 (笑)。ギリギリ間に合いそうです。サバのすき焼き食べたらとりこになるでしょうね!
若月「年中食べられるものでは無く冬場だけですから、是非来ていただきたいです。」
晴の輔 旬のものを食べるのはいいですね。
若月「皆様のご登校お待ちしております。」
晴の輔 (笑)
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、サバの入ったすき焼きを食べるなら・・・
「室戸市に行って食べる」
それとも
「取り寄せて東京の自宅で食べる」
どっちだ!?晴の輔
そりゃもう室戸市に行って食べなきゃ、サバらしい日々を送りたいからね。あ、でもね…決めました!
「取り寄せて東京の自宅で食べる」
今日は「高知県室戸市の水族館が開催している魚で地元を盛り上がるキャンペーン!その中身とは?」というトピックスでお届けしました。産卵直前の脂が乗ったサバを今、美味しく食べようというキャンペーンでした。室戸に行けばサバの新しい味に間違いなく出会えると思いますよ。3月8日サバの日まで、まだ間に合います。
そんな「むろと廃校水族館が実施しているキャンペーン『サバらしい日々』」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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