あなたは最近、お麩を使った料理を食べましたか?

「お麩」と聞いて、何の料理を思い浮かべますか?僕は、お麩の入ったお吸い物かな~。三つ葉と一緒にね、お麩がこうプカプカ浮かんでいるお吸い物。あと、沖縄料理のフーチャンプルーも美味しいです!世代によっては、駄菓子屋さんの定番「麩菓子」を思い浮かべる方も多いかも。そうだ!僕、ふまんじゅう、大好きです!

そんな「お麩」ですが、主な原料は「グルテン」と呼ばれるたんぱく質。これは、小麦粉に水を加えて練って、でんぷんを洗い流したもの。必須アミノ酸を含み、高たんぱく・低カロリーで消化・吸収のいい食材です。お麩の歴史を調べてみると、室町時代に中国へ修行に行っていた僧侶が持ち帰って日本に伝来したといわれています。ただ、当時は小麦が貴重なものだったので、宮中や寺院の特別な日に食べられる物だったそうです。ですから寺社や御所のある京都でお麩の文化が発展したのだとか。確かに京都はお麩のイメージはあります。
そして江戸時代になると、一般にも広がり全国各地、その土地ならではの、独自の「お麩」が出来上がっていったのだそうです。人によっては「家庭の味」という方もいるでしょうね。
今回は、山形県の「お麩」にまつわる話題!山形県東根市にある「文四郎麩」という老舗のお麩屋さんが、地元の中華料理店とコラボして新商品を発売!これが話題になっているのです!お麩と中華料理のコラボ…一体どんな料理なのでしょうか?

東根市(ひがしねし)は、山形県中央東部にある市。
サクランボやリンゴをはじめとする果樹の栽培が盛んで、サクランボの生産量は全国の市町村で1位。また、焼き麩の生産量も日本最多である。wikiより引用
老舗のお麩屋さん「文四郎麩」の斉藤幸信さんにお話しを伺います。
晴の輔 地元の中華料理店とコラボして作ったお麩の新商品とは何でしょうか?
斉藤「地元のおいしい『中華食堂心風亭』さんとコラボして、山形・東根特産の『お麩』たっぷりを使った『ふの餃子』になります。」



斉藤「お肉をまったく使わないで、特産のヘルシ-な『お麩』と地元山形のニラやキャベツなど野菜の美味しさと旨味がたまらな~い餃子になりました。山形・東根特産の『お麩』はよく水でもどして使用するのが基本です。そのもどした『お麩』をよ~く絞って、ひき肉のように切って使っています。」

晴の輔 実際に食べた方の反応・反響などいかがですか?
斉藤「粘りが少なくサラリとして、やさしい舌触りで子供からお年寄りまで食べやすく、日々のおかずやおつまみにピッタリという声もあります。また、お肉が食べられない方にも大変に喜ばれています。」

斉藤「ベジタリアンの方もそうですけど、そうした方々にも喜ばれていると思います。」
晴の輔 作るきっかけは何だったのでしょう?
斉藤「山形は『お麩どころ』として知られています。実は全国のお麩屋さんは昭和40年代には約480社ありましたが、現在は70社と激減の状態です。なんとか江戸時代から伝わる『麩の食文化』を見直していただきたいですし、山形・東根自慢の『お麩』をもっと手軽にご家庭で食べて欲しいと思い『ふ餃子』を作りました。」
晴の輔 東根市にはお麩の文化が古くからあったのですね。

斉藤「この辺は山形県の内陸でございまして、お肉とか魚が非常に乏しいところだったのです。山形県の昔の特産は紅花なのですけど、その紅花は7月で花が咲いて収穫が終わります。良質な紅花を咲かせるために裏作で何か栽培しなければなりません。それが栽培が簡単な小麦粉でした。麩の原料は小麦なので一大産地となりました。」

紅花
晴の輔 なるほど!紅花の裏作という流れがあるのですね!
斉藤「そうなのです。」
晴の輔 「文四郎麩」さんの創業は?
斉藤「大変昔から「お麩作り」をしておりまして、1862年、江戸時代・文久2年に初代文四郎が創業いたしました。現在 弊社会長・文四郎が六代目として創業160年となります。」


六代目 文四郎会長
晴の輔 お麩は軽いですけど、老舗の重みたっぷりですね。
斉藤「あ~(笑)さすが上手ですね!ありがとうございます。」

斉藤「地域性の食文化だったと思います。」
晴の輔 東根は、さくらんぼのイメージがあります。
斉藤「さくらんぼは昭和になってからですけど、お麩は江戸時代からずっと続いておりまして『お麩の定番料理』はもちろん大事なのですけども、新しいお麩の可能性にチャレンジして伝統の食材をずっと守っていきたいと考えております。落語も素晴らしい『古典落語』はありますけど『創作落語』も面白いじゃないですか。」

麩たっぷりハンバーグ

麸のカナッペ
晴の輔 ちょっと、お詳しいじゃないですか!!
斉藤「(笑)」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、お麩をたっぷり使った『ふの餃子』を食べるなら・・・
「お取り寄せして、おウチで食べる」
それとも
「東根市の中華食堂『心風亭』に行って食べる 」
どっちだ!?晴の輔
あ~、お麩をおウチで食べるか?山形行って食べるか?うン、よし、これは…決めました!
「東根市の中華食堂『心風亭』に行って食べる」
山形に行こう。休みを取って心風亭に行こう!

今日は「山形県東根市にある老舗のお麩屋さんがコラボで新商品をリリース!その食べ物とは?」というトピックスでお届けしました。コラボ料理は餃子でしたね。江戸時代から続くお麩の食文化は餃子だったら手軽に味わえます。この機会にお麩の魅力にハマる人が増えればいいですよね。

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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