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2021.06.21

#168「鳥取県湯梨浜町のふるさと納税、返礼品に追加されたのは…地方新聞?」

あなたは、地元の新聞を読んでいますか?

あなたは新聞をとっていますか?もちろん取っているというお家、電子版に切り替えたよという人、止めちゃったという方、様々だと思います。新聞は、政治・経済・社会の動き、国際情勢からスポーツ、文化まで、世の中の出来事を、まとめて知ることができるのですから、ありがたいですよね。ただ残念ながら、近年新聞を読む人が減っていると言われています。一般社団法人日本新聞協会調査データを見ると、新聞の発行部数は、2000年がおよそ5,370万部。その20年後、去年2020年はおよそ3,509万部…。今、欲しい情報はスマホやパソコンで、すぐ調べられますからね。でも新聞の、特に地域面は、ネットを探しても出てこないような、独自の記事、地域の身近な出来事・生活に密着した、情報が掲載されています。これが新聞のいいところ。今回は、そんな新聞が「ふるさと納税の返礼品」になっちゃったというお話。舞台は、鳥取県にある、湯梨浜町。ここの新しい「ふるさと納税の返礼品」に地方紙の「日本海新聞」が新しく加わったのですって!返礼品に新聞。聞いたことないような。一体どんな意図があるのか?

湯梨浜町(ゆりはまちょう)は、鳥取県の中央に位置する日本海に面した町である。東伯郡に属する。

企画した「湯梨浜まちづくり株式会社」の鹿島えりさんにお話し伺います。

 

-日本のハワイ?-

 

晴の輔 湯梨浜町ってどんな街ですか?

 

鹿島「鳥取県の中央に位置して、人口約1万6千人の街です。湯梨浜町は泊村、東郷町と合併して出来たのですが、旧地名で羽合町(はわいちょう)という地名がありまして、そのご縁で『日本のハワイ』と言われております」

晴の輔 有名ですよね。観光名所は?

 

鹿島「湯梨浜町の中心の湯梨浜町を象徴する東郷湖があります。山陰八景にも数えられていますし、東郷湖周囲12㎞のコースが、全日本ノルディックウオーキング協会の全国 第一号にも認定されています。

東郷湖

また、全国的にも珍しい、湖底から湧き出る『高温の温泉』を利用した羽合温泉、東郷温泉という2つの温泉地が有名です。」

 

晴の輔 海にも面していて、山の恵みから海の恵みまで。

鹿島「鳥取県内では『初の取り組み』です。以前から湯梨浜町では、ふるさと納税をしていただいた方の中から、ご希望の方に『湯梨浜町の広報誌』『紹介文』などをお送りしました。その縁で『地元紙である日本海新聞を返礼品に加えたら』と思い付きました。」

日本海新聞

-僕のこと取材して!-

 

晴の輔 それぞれの地元には新聞はあります。「日本海新聞」の特徴は?

 

鹿島「県内の普及率70%圧倒的な、シェアを誇っています」

晴の輔 鳥取県内で70%!凄いです。

 

鹿島「そうですね」

鹿島「(笑)お伝えしておきます。地元紙は、世界や日本の情報のみならず、地域の暮らしに役立つ『コミュニケーションツール』としての役割もあり、生活の中に密着している、大きな存在だと思います」

 

晴の輔 鹿島さんが新聞を見る時に「ここだけはいつも見ている」と所はあります?

 

鹿島「『我が家の宝』というコーナーがありまして『誕生日を迎える子どもの写真』が掲載されています。それをチェックしています。同級生の子が載っていますので。」

 

晴の輔 鹿島さんは応募するのですか?

 

鹿島「下の子の誕生日が6月ですので手配しています。(笑)毎年やらせていただいています。」

鹿島「はい、毎年(笑)」

 

-美味しいものいっぱい-

 

晴の輔 いいですね、地元紙ならではです。湯梨浜町『ふるさと納税の返礼品』は他にどんなものがあるのでしょう。

 

鹿島「梨だと『東郷名産二十世紀梨』『新甘泉』やぶどう、イチゴなどの果物や、特A評価を得た『お米』『夏輝ブランド天然岩ガキ』『甘くて美味しい白いか』そして『松葉ガニ』など日本海の海産物などがあります。また東郷湖で採れる『大粒の蜆』や、完全陸上養殖の『湯梨浜ヒラメ』など、美味しい特産品がたくさんあります。」

二十世紀梨

夏輝ブランド天然岩ガキ

晴の輔 鳥取県は新幹線が通ってないけど「新甘泉」はあるよっていうネーミング。特産品は「故郷の物」なのですけど、地方新聞を「返礼品」に選んだのは

鹿島「そうですね。(笑)」

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが、湯梨浜町にふるさと納税をします。あ、そうなの?返礼品は日本海新聞です。これも決まっているんだ?で、もう1つ選ぶとしたら・・・

梨のブランド『新甘泉』

それとも

岩ガキのブランド『夏輝』 どっちだ!?晴の輔」

 

なるほどね。新聞で地元の情報知った上で、特産品を食べると、美味しさが増すってことね…

 

 

決めました!

 

 

 

 

「梨のブランド『新甘泉』」

 

なぜ「新甘泉」を選んだか?

 

 

 

今日は「鳥取県湯梨浜町のふるさと納税、返礼品に追加されたのは…地方新聞?」というトピックスでお届けしました。返礼品は「地元の食べ物」のイメージが強いですが、考えてみたら地方新聞は「活字から地元を味わえる」のですね。まさに地元の味じゃないですか。今回、お話を聞いて、気づきましたよ。

そんな「湯梨浜町のふるさと納税の返礼品」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 返礼品は物以外にもあるのですか?

鹿島「温泉地ならではの温泉旅館の宿泊券や、日本海でのサーフィン体験ツアー、湯梨浜町内をめぐるツアーなど湯梨浜町内を、存分に楽しめる返礼品もご用意しています。」

晴の輔 盛りだくさん。

鹿島「湯梨浜町を知っていただく、いい機会だと思います。たくさんご用意していますので、コチラをご覧ください。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 返礼品に新聞を取り入れたのはいつ頃から?

鹿島「5月中旬ぐらいから受付を始めています。初めての試みですので、どうなるのか(笑)。」

晴の輔 新聞社の方の反応は?

鹿島「『返礼品ですか?』と少し驚かれていました。」

晴の輔 決定にいたるまでの会議の中では、どのような意見が出た?

鹿島「ポジティブな意見が多かったです。寄付金額に応じて、購読を1ヶ月、3か月、6ヶ月、12ヶ月と選んでいただけます。どのようなスパンだと喜ばれるかな?も含めて検討しました。」

晴の輔 なるほどね。どのような反応なのか知りたいですね。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
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      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。