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2020.05.18

#111 広島県「広島県呉市に、画期的な和菓子の詰め合わせが誕生!和菓子で旅気分!?」

あなたは、「和菓子の詰め合わせ」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?

新茶の季節。お茶と相性がいいお菓子といえば和菓子。贈り物やお土産として、またお取り寄せしてお家で美味しい和菓子をいただく。僕も甘いもの大好きです。そんな和菓子の歴史を調べてみると、飛躍的に発展したのは江戸時代。日本中の城下町、門前町で独特の和菓子が次々と誕生。今、食べられている和菓子の多くは、江戸時代に生まれたものなのだとか。確かに和菓子は、歴史ある老舗のイメージですよ! いままで洋菓子だと思っていた「カステラ」。南蛮船でやって来たポルトガル人が、長崎に伝えたって話でしょ?でもカステラは、明治時代前に伝わって発展したから、「和菓子」なのですって! 

有名な和菓子も、デパートや百貨店。或いはネットで買えます。でも未だに、その地方や、その店でしか買えない美味しい和菓子が、全国にはたくさんあります。そんな中、広島県呉市で和菓子店を運営する「蜜屋本舗」が「旅する和菓子」と題した「和菓子の詰め合わせ販売」をスタート。「旅する和菓子」…和菓子は新幹線に乗って旅行する?そんなわけないですよね。どんな詰め合わせなのか?

蜜屋本舗 株式会社」の常務取締役の明神宜之さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 「旅する和菓子」は、どのような詰め合わせなのでしょう?

旅する和菓子

明神「地域密着型の、地元民しか買えないようなお菓子屋さんの、お菓子を集めたものです。」

 

晴の輔 「蜜屋本舗」さんも大きなところには、出店はされていない?

蜜屋本舗

明神「そうです。広島県内だけです。」

 

晴の輔 きっかけは何だったのですか?

 

明神「一番大きいのは、コロナ禍の影響で、旅行が自粛となっています。和菓子が大好きな方が、全国にたくさんいらっしゃって、本当は「各地に行って、いろんな和菓子を食べる」はずが、できなかったとの声を、よく聞きました。それならばと、和菓子の方に『逆に旅行』をしてもらおうと企画しました。」

晴の輔「可愛い子には旅をさせろ」と言いますけども、それは「和菓子が育つ」のでは!詰め合わせは、どのようなお店から声をかけていったのですか?

 

明神「他の店で、自社の商品を売るのはチャレンジなことです。最初は、専門学校時代の友人に声をかけました。」

 

晴の輔 声をかけられてどのような反応でした?

 

明神「最初は驚いていました。でも『お菓子屋を続けて行くにはこの企画をやろう』と皆さん同意してくれました。」

明神宜之さん

晴の輔 競合他社、他店の商品を一つに集めて売ることになります。

 

明神「ライバルですが、仲間でもあるので、和菓子業界全体で、この危機を乗り越えようと思っています。」

 

晴の輔 自分の和菓子に「旅をさせよう」という思いになってくれた!

 

明神「各地にお菓子が行くと、様々な方に食べていただくチャンスが増えますので」

明神「お客様に『ゆっくり召し上がってもらいたい』、『楽しんでもらいたい』ので、少しでも日持ちが長くなるように心がけています。また多くの種類が入るようにと、皆で協力して作っています」

 

晴の輔 和菓子という共通点がありますけど、種類がかぶらないようにしている…なるほど。僕は立川流の落語家なので、立川流の一門会に「林家」の師匠が出ると、お客さん喜びますから。

 

明神「同じように『お客様が喜ぶ』企画だと思っております。」

明神「僕が一番好きなのは『どら焼き』です。ですから自分のお店では『どら焼き』がメインとなっております。」

 

 

晴の輔 この「旅する和菓子」はプロがチョイスしたものですよね。

 

明神「そうです。本当に小さな店で集まっていますので、デパートでも買えないような品揃えになっています。

 

晴の輔 箱の中の物産展!宝箱を注文するようでワクワクします。

明神「(笑)」

 

晴の輔 反響はどうですか?

 

明神「とてもあります。食べていただいたお客様が『次の県はどこですか?』との声など多くいただいております。」

第2回 旅する和菓子

※旅する和菓子の情報はコチラ

晴の輔 和菓子がまず、呉に集まって、そこからまたそれぞれのお客様のところに行きます。和菓子が旅をしまくっています。

 

明神 本当に旅をしまくっています。(笑)  遠くは岩手まで行っています。

 

晴の輔 お菓子屋さんの第一弾は、どこの県なのですか?

 

明神「第一弾は『石川県』『栃木県』『埼玉県』でした。それと『広島県』」

 

晴の輔 聞いているだけで、白い日本地図を塗りつぶしたくなります。(笑)  今後は、どのような展開ですか?

 

明神「最終的には皆さんに『いろいろなお菓子を食べていただいて、各お店のファンを作っていきたい』と思っています。そして、コロナ禍が落ち着いたら、各地にお菓子を食べに行っていただきたいです。」

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが、お取り寄せをするなら・・・

『旅する和菓子』 それとも 『旅する洋菓子』 どっちだ!?晴の輔」

 

ふふンッ、何?「旅する洋菓子」…。チョコケーキとシュークリームの詰め合わせとか?これねベタベタで行くか。僕はあんこが好きだから…

 

決めました!

 

 

 

 

「旅する和菓子」

 

 

これね、もう明神さんの発想が素晴らしいでしょ?

 

 

 

 

今日は「広島県呉市に、画期的な和菓子の詰め合わせが誕生!和菓子で旅気分!?」というトピックスでお届けしました。今は旅行を控えるご時世ですから、和菓子に旅をさせちゃうって、お客様が喜んで、お店も喜んで、さらに和菓子も喜んでいますよね!

 

そんな「蜜屋本舗の『旅する和菓子』」に

詳しいことは蜜屋本舗のHPをチェックしてみてください

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 企画してみて、良かったと思うことあります?

明神「情報交換を通じて、励まし合うことができましたし、各店から来たお菓子を食べますので、勉強になりました。今後の和菓子作りに役立つと思います。」

晴の輔 様々な効果が出ている。声をかけた仲間たちは、どのような反響?

明神「それぞれの地元で反響があって、多くのお客様に喜んでもらえているようです。」

晴の輔 それぞれお店でも、「旅する和菓子」が購入可能なのですね!

明神「そうです、各県の多くのお店で購入できます。また当店のHPからも買えます!」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 「蜜屋本舗」さんのおススメ商品は?

明神「当店では昔から『蜂蜜』を使用した商品を作っておりまして、どら焼きも『みつどら』という名前で販売しております。また蜂蜜をたっぷりと使用した『蜜饅頭』が名物でおススメです。」

晴の輔 蜜饅頭

明神「その『蜜饅頭』から『蜜屋』という屋号ができました。」

晴の輔 名前だけで【美味しい!】が伝わってきます!

 

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。