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2020.05.11

#110 熊本県「熊本市に、これまでの常識を覆す醤油が誕生!醤油なのに・・・色が透明?」

あなたは、「醤油」と聞いて、何色を思い浮かべますか?

初夏の風物を選んだ一句。「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」この時期は、目で青葉を楽しみ、耳にはホトトギスの鳴き声、口には初鰹、いいですね。 江戸時代は「初物を食べると寿命が伸びる」なんてことを言われていましたから、江戸っ子は、誰よりも早く初鰹を口にする!これが粋だった。初鰹…「たたき」で食べるもよし、「刺身」で食べるもよし、「生姜醤油・にんにく醤油」で食べる刺身もまた最高! 醤油といえば、薄口、濃口、たまり、と色々ありますが、近頃変わったもの増えてきました。「卵かけご飯専用醤油」「カレーにかける用の醤油」「パンにかける醤油」だって!? そんな中、熊本市にある醤油や味噌調味料を手がける「フンドーダイ」というメーカーが、醤油の常識を覆す商品を作りました。それは「透明醤油」!醤油なのに色が透き通っている「スケルトンの醤油」!?気になります。

 

透明醤油」の開発に携わった早田文子さんにお話しを伺います。

 

 

晴の輔 インパクトすごいですね!透明だからクリアな味?勝手に想像してしまいます。どんな味なのですか?

早田「見た目が透明になっただけで、普通の醤油そのものの味です。」

晴の輔 特徴的な部分は?

 

早田「九州の醤油は、割と甘いのですけど、その甘さを抑えて、多くの方に受け入れてもらえるような、お醤油の味になっています。」

 

晴の輔 醤油は地域によって味が違います。どのような料理に合うのでしょう。おススメありますか?

 

早田「簡単なものであれば、『玉子かけご飯』。玉子の黄色が、そのまま鮮やかに仕上がります。」

晴の輔 透明ですからね。

 

早田「ちょっと面白いなと思ったのは、『すき焼き』。醤油ってお料理にすると茶色くなってしまいますが、透明醤油ですと、野菜そのものの色が生かされて、『鮮やかなすき焼き』ができます。お店で試してもらいました。」

肉じゃが

晴の輔 早田さんが開発に携わったのですよね?

 

早田「そうですね。」

 

晴の輔 その発想は、いつ頃から出てきたのですか?

 

早田「10年ぐらい前なのですけど、別の商品を開発中に思い付きました。」

早田「ここ数年、透明飲料が凄く流行りました。透明なコーラとか。その時に、『醤油を透明にしたら面白いのではないか』と思いました。」

 

晴の輔 元々、早田さんが透明人間に憧れていたとか?そういうわけではない?(笑)透明にしたら確かに面白いです。でも会社の方が、「そら無理だよ」みたいになりませんでした?

 

早田「ちょうど私たちの会社が、去年創業150年の節目の年を迎えたのですけど、『攻めの年に醤油で新商品を出そう』ということになり、この『透明なインパクトのある醤油作り』を提案したのです。」

 

晴の輔 150周年!「節目の流れ」に乗ったのですね。どれくらいかかりました?

 

早田「約一年半かかりました。」

 

晴の輔 様々な苦労あったのでしょうね。

 

早田「醤油は、時間が経つと、どんどん色が濃くなってきてしまいます。いかに『透明な色』を維持するか?大変苦労しました。」

透明醤油を使用した「マグロ漬け」

炊込みご飯

晴の輔 時間が経って黄色っぽくなったら、お酢と一緒に並んでいるとどっちがお酢か、醤油か分からなくなってしまいます。(笑)でも他が「真似して作ろう」何ていうことには。

 

早田「そうですね。でも、うちの会社独自の技術で作っているものなので、真似はできないと思います。」

早田「(笑)」

 

晴の輔 購入された方の反応はどうです?

 

早田「お子さんがいらっしゃる家庭で、『透明醤油』を使うと『汚れなくていい』との声がありました。」

透明醤油を使用した「みたらし団子」

晴の輔 (笑)なるほどね。ママさん達はそういう部分で、喜ぶのですね。僕は落語家なので、着物に一滴でも垂れると、大変なことになります。

 

早田「匂いが残ってしまいますね(笑)。」

 

晴の輔 全国の方が楽しめる味。できた時、早田さんどのような気分だったのですか。

 

早田「最初は『ふざけていると思われる』ことに危惧していましたけど、作るからには真剣に作りたかったので、実際に商品化して皆さんからの反応がすごくよく、やり切った感じがありますね。」

 

晴の輔 早田さんの今の声が「透明感ある声」になっていますよ。(笑)透き通るような声になっています。今後、「透明の醤油」はどのように、広めていきたいのでしょうか?

 

早田「醤油はやはり、『和食』のイメージが強いのです。でも、この醤油は色が透明なので、『洋食』にも使っていただきやすくなると思います。醤油の可能性を広げていくことができたら、いいなと思っています。」

ローストビーフに、エスプーマ(ムース状にした透明醤油)

プリン

晴の輔 寿司屋さんで、醤油のことを「むらさき」と言います。このまま進んだら、寿司屋さんで「透明」と言ったら醤油が出てくる可能性ありますよ!(笑)そうなったらもう「フンドーダイ」さんが、生みの親ですね!

 

早田「(笑)そうなったら嬉しいです!」

 

 

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが「透明醤油」を薦めるなら・・・

『落語家に薦める』 それとも 『政治家に薦める』 どっちだ!?晴の輔」

 

んふふン、これ言わせたいこと分かった!

 

決めました!

 

 

 

 

「政治家に薦める」

 

 

政治家に薦めるのでしょ。政治は透明性が大事だから…でしょ!

 

 

 

今日は「熊本市に、これまでの常識を覆す醤油が誕生!醤油なのに・・・色が透明?」というトピックスでお届けしました。透明な醤油、これ「料理素材の色」を生かしてくれて、旨味が出るのでしょう?「無色」だからね、まさに隠し味!

そんな「フンドーダイの透明醤油」に

是非、コチラのフンドーダイHPをチェックしてみてください。

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

早田「お刺身を食べる時に、『ワサビを溶く』と、キレイな緑色になり、見た目も楽しくいただけます。」

晴の輔 ワサビの色も引き出してくれる。

早田「『素材の色を生かす醤油』です。」

晴の輔 見た目で勝手に味を想像してしまいます。それを一回フラットにしてくれる。カルパッチョにかけてもいけるのでは?

早田「そうですね、実際に『透明醤油』を『ジュレ状』にして、お刺身に乗せると、氷が乗っているようで、『キラキラ』でキレイです。」

晴の輔 開発して、皆さんに使ってもらうと、幅が広がります。

早田「SNSでも多くの方が、『透明醤油』を使ったメニューをUPされていて、勉強になりますね。」

 

 
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      立川晴の輔
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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。