羽田美智子のいってらっしゃい

2026.07.31

2026年7月27日週 テーマ「アサガオ」

夏を代表するお花の1つ、『アサガオ』についてです。

 

■今週(7/27~7/31)のテーマ:『アサガオ』

7/27(月) 『アサガオの名前』   

 

『アサガオ』という名前ですが、和名は“朝の顔”と書いて「朝顔」です。

「朝顔」という名前で呼ばれるようになったのは、

平安時代になってからといわれています。

 

その由来ですが、“朝に咲く美しい花”という意味で、

「朝の容花(かおばな)」と呼ばれていたのが、その後、「朝顔」になったそうです。

 

但し「朝顔」は、もともと“朝に咲く花”の総称として使われていたため、

当時の「朝顔」には他のお花、例えば『キキョウ(桔梗)』や『ヒルガオ(昼顔)』なども含まれていたそうです。

 

英語では「morning glory(グローリー)」。

意味は、直訳すると「朝の輝き」です。

 

そんなアサガオですが、奈良時代末期から平安時代初期にかけて

「唐(とう)」、現在の「中国」から伝わってきました。

その品種を1000年以上かけて、独自に改良してきたものは『日本アサガオ』。

それに対して明治時代以降に、海外から輸入されたものは『西洋アサガオ』と呼ばれています。

 

この2つのアサガオの違いですが、例えば『日本アサガオ』の場合

日差しが強くなり始める午前中には、萎んでしまうのに対し、

『西洋アサガオ』の場合、夕方頃まで咲いている・・・という違いがあります。

 

【感想】

アサガオ、よ~く聞くと妙な名前ですネ。

ヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオ・・・。

何で咲く時間帯がこんなに違うんでしょうネ。

小学校時代の夏休みの研究課題に、

よくアサガオの観察日記をつけてくる人、多かったなぁ・・・と思います。

夏といえば思い出す、可愛いお花ですよネ。

 

7/28(火)   『アサガオの豆知識①』

 

アサガオの原産地は、ネパール近郊から中国、熱帯アジア、中南米など諸説あります。

そんな中、日本には「唐」の時代の中国から伝えられましたが、

当時のアサガオは、“青色の小さな花”だったそうです。

 

また当時は、“薬草”として活用されていましたが、

次第に“観賞用の園芸植物”として栽培されるようになりました。

さらに品種改良が盛んに行われたことから、

アサガオは“日本で最も発達した園芸植物”ともいわれています。

 

そんなアサガオですが、江戸時代に“大きなブーム”を2回、迎えているそうです。

最初のブームは、1800年代前半の頃です。

そのキッカケですが、1806年、江戸で発生した大規模な火災、『文化の大火(たいか)』といわれています。

 

この火事は下町を中心に、広い範囲で大きな被害を与えました。

その火事の跡地にアサガオを植えたところ、“珍しい形のアサガオ”が咲いたそうなんです。

 

まさに突然変異によった、アサガオとは思えないような“奇抜な姿”に変化したアサガオで、

『変化朝顔』と呼ばれるようになりました。

この『変化朝顔』が注目を集め、アサガオは人気を呼び、ブームになったそうです。

 

【感想】

写真を見ますと、なかなかアサガオとは思えないような形だったり、色の出方がおもしろいです。

きっと火事によって、土の中が変化しちゃったんでしょうネ。

夏の花といえば、アサガオをパッと思い出しますが、

やはりどこか涼を感じる、美しい色・形をしていますよネ。

 

7/29(水)  『アサガオの豆知識②』

 

江戸時代の1806年、『文化の大火』と呼ばれる大きな火事で

江戸の町の広い範囲が焼けてしまいました。

その跡地にアサガオを植えたところ、奇抜な姿に変化したアサガオ、

『変化朝顔』が咲いたのをキッカケに、最初の“アサガオブーム”が起きました。

 

さらに1800年代の中頃に、2回目の“アサガオブーム”がやって来ました。

そのキッカケは、植木職人の成田屋留次郎(なりたや・とめじろう)さんといわれています。

 

留次郎さんは自分のことを「朝顔師」と名乗り、アサガオの品種改良に務めました。

さらに園芸に関する本を出版したり、アサガオの品評会を主催するなど、

“アサガオブーム”を盛り上げていきました。

 

そんな留次郎さんが関与したといわれるアサガオに、『団十郎朝顔』があります。

お花の色が「柿渋色(かきしぶいろ)」と呼ばれる“深みのあるコゲ茶色”をしたアサガオです。

 

この名前は、当時の人気歌舞伎役者、

二代目・市川團十郎さんが着ていた衣装の色にちなんで、付けられたそうです。

さらに留次郎さんは屋号も、

團十郎さんの「成田屋」に変えて、「成田屋留次郎」と名乗るようになったそうです。

 

【感想】

こげ茶色のアサガオ、これは知らなかったですネ。

でも本当に、二代目の市川團十郎さんのことが大好きだったんですネ。

アサガオって紫色か青、ピンク、白というふうに認識していましたが、

茶色のアサガオもなかなか渋くて、素敵ですネ。

 

7/30(木)  『アサガオの豆知識③』

 

アサガオは“朝に咲く”というイメージがありますが、

実際には日の出前の、まだ暗いうちから花が咲くことがあるそうです。

これは“アサガオに光が当たらない時間”が、

“ある時間”に達すると花を咲かせる・・・という性質によるものだそうです。

 

品種によって違いはありますが、具体的には

“前日、暗くなってから、8時間から10時間後に咲く”というのが一般的なんだそうです。

 

例えばこの時期、東京の日の入りは、午後6時台後半で、9時間後は午前3時台です。

そして日の出の時間は、午前4時台後半ですので、日の出前には咲いている・・・ということになります。

 

このように“アサガオが咲く時間”を決めているのは

“朝の光”ではなく、“夜の光が当たらない時間”ですので、

“明るくなるから花を咲かせる”というわけではないそうです。

 

そんなアサガオの「種」ですが、他の植物の「種」と比べて、硬くて厚い皮に覆われていますよネ。

これはアサガオが苦手な高温や低温、乾燥から身を守るためだそうです。

 

ちなみに「殻」を割ると、中に「種」が入っていますが、

色の白い部分には「ファルビチン」という、毒性のある成分が含まれているそうなので、

お子さんが誤ってクチに入れないように注意が必要だそうです。

 

【感想】

へぇ~、私も朝の光で花が咲くのかと思ってました。

夜の静かな時間が決めてるんですネ。

私が持っている浴衣の柄の中に、アサガオのものがあるんですけど、

「紺地に赤いアサガオ」なんですネ。

まさしく“夜暗いうちに咲くアサガオ”を表しているのかなぁ・・・と、今、気づきました。

 

7/31(金)  『アサガオの花言葉』

 

アサガオ全体の花言葉は、「愛情」や「結束」、「明日も爽やかに」などがあります。

この中で「結束」という花言葉は、“ツルが巻き付く様子”から付けられたといわれています。

 

また「明日も爽やかに」は、アサガオの美しさは“一瞬”ですが、

翌日の朝には再び“新しい花”を咲かせることからだそうです。

 

またアサガオの花言葉は、“色”によって異なります。

例えば、「青色」。花言葉は「はかない恋」、「短い愛」です。

これは“限られたわずかな時間にだけ咲いて、

はかない夢のように萎んでしまう“というイメージから付けられたそうです。

 

続いて、「紫色」。花言葉は「冷静」です。

一説には夏の早朝、暑さが増す前のひとときに咲く

涼し気な紫色の花の姿が、この花言葉のイメージになったのではと考えられています。

 

続いて、「白」。花言葉は、「固い絆」や「あふれる喜び」です。

「あふれる喜び」は、夏の暑さに負けずに“純白の美しい花”を咲かせることに由来しているそうです。

 

そして、「ピンク」。花言葉は「安らぎに満ち足りた気分」。

これは一説には「ピンク色」が持つ、“穏やかで円満なイメージ”からといわれています。

 

【感想】

どの色もキレイですネ。

花言葉はそれぞれに違っても、どこか健気ではかない・・・。

そして奥ゆかしいイメージの言葉が似合うのが、アサガオですネ。

夏の朝にアサガオ、見てみたくなりますネ。

 

【今週の感想】

厳しい暑さが続きますが、朝、アサガオがキレイなお花を咲かせているのを見ると、

一瞬、暑さを忘れてホッ・・・とします。

アサガオはヒマワリと並んで、夏がよく似合うお花ですよネ。

まだまだ厳しい暑さが続きますが、アサガオを見て、少しでも涼しい気持ちになりたいですネ。

 

<追伸>

「令和8年熊本地震」で、被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

予断を許さない状況が続くかと思いますが、1日でも早く平穏な日々が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。

 

【お知らせ① 次週(8/3~)からのテーマ】

この時期、着られる方も多い『Tシャツ』について

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/