羽田美智子のいってらっしゃい

2026.08.21

2026年8月17日週 テーマ「噴水」

“公園などの池の中にあって、水が噴き出しているもの”『噴水』についてです。

 

■今週(8/17~8/21)のテーマ:『噴水』

8/17(月) 『噴水とは』   

 

「噴水」は、英語で「fountain(ファウンテン)」です。

語源は、ラテン語で「水源」という意味の「fons(フォンス)」で、

その後、フランス語で「泉」という意味の「fontaine(フォンテーヌ)」になって、

英語の「fountain」になったといわれています。

 

このように「fountain」のもともとの意味は「水源・水が湧き出るところ」で、

“豊かな水が地中から湧き出ている”というイメージから、

現在のように“水が下から上へ噴き上げる装置”や“構造物”を

「噴水」と呼ぶようになったと考えられています。

 

現在の噴水は電気の力で、モーターやポンプを動かして、水に圧力をかけて押し出しています。

そんな中、今から約2000年前、古代ギリシャの技術者で、数学者の「ヘロン」は、

“動力を使わない噴水”を発明しました。

 

この噴水には“高さ”を利用して、水などの液体を移動させるという

「サイフォンの原理」と呼ばれる仕組みが活用されています。

「サイフォンの原理」とは、例えば“水が入ったバケツ”に

ホースを入れておくと、自然に水が下に移動していくというものです。

 

身近なところでは、

“ホースと空のバケツを使って、水槽の水を入れ替える時“ですとか、

「灯油のポンプ」に、この「サイフォンの原理」が利用されているそうです。

 

【感想】

ヘロンの「サイフォンの原理」って、すごいですネ。

動力を使わずに高さを使って、水を噴き上げさせる・・・。

これが古代ギリシャの時代に見つけた人がいるっていうのが、すごいなぁ~と思いますネ。

古代ギリシャの時代って何かにつけ、すごい人がいますけど、これが噴水の始まりなんですネ。

 

8/18(火)   『石川県 「兼六園」の噴水』

 

今から約2000年前、古代ギリシャの技術者で数学者の「ヘロン」は、

「サイフォンの原理」を利用して、“動力を使わない噴水”を発明しました。

 

実は日本で“現存する最も古い噴水”も、この「サイフォンの原理」を利用したもので、

それが石川県金沢市にあります、『兼六園』の噴水です。

 

この噴水は江戸時代末期の1861年、当時の加賀藩の藩主、

前田斉泰(まえだ・なりやす)公が、“金沢城に水を引くために造った”といわれています。

 

この噴水は「霞ヶ池(かすみがいけ)」という池との

約5mもの“高低差”を利用して、自然の水圧で噴き上がっています。

ですので、動力を使っていないんですネ。

そして“噴き上がる水の高さ”は3.5mあり、当時の技術力の高さを物語っています。

 

ちなみにこの“噴き上がる水の高さ”は、

「霞ヶ池」の水位によって変わっていくそうなんですネ。

・・・といいますのは、「霞ヶ池」と噴水がある「庭園の池」は、

地下にある石でできた細い管でつながっています。

 

これによって噴水は、「霞ヶ池」の水面の高さまで上がっていきますが、

雨が降って「霞ヶ池」の水位が上がると、

噴水の水もその高さまで上がるということになるからだそうです。

 

【感想】

あの「兼六園」の噴水が、日本で最も古い「サイフォンの原理」を活用して造られた噴水なんですネ。

日によって、噴き上がる水の高さが変わるっていうのも、なんか自然でイイですよネ。

また動力を使わずに・・・というところも、エコで素晴らしいと思います。

 

8/19(水)  『噴水の豆知識①』

 

噴水の中には周囲を彫刻で飾ったり、夜にはライトアップするなど、“景観を重視したもの”があります。

そういった噴水のことを、「装飾噴水」といいます。

いわゆる“見るための噴水”ですので、中に入って泳いだり、遊んだりすることはできません。

 

特にヨーロッパでは、“人の顔”や“神話”のモチーフが彫られた「装飾噴水」が数多く見られ、

代表的なものに、イタリア・ローマの「トレビの泉」があります。

1762年に完成した噴水で、建築物と彫刻に“水”の要素が加わり、

その美しさから“バロック芸術の傑作”と称され、観光名所として知られています。

 

日本で最も古い「装飾噴水」は、1878年(明治11年)頃に誕生した、

長崎県の「長崎公園の噴水」といわれています。

 

2番目に古い「装飾噴水」は、1898年に開設された

大阪・箕面公園(みのおこうえん)にあった噴水だそうです。

 

そして3番目に古い「装飾噴水」が、

東京・千代田区の「日比谷公園」にあります、「鶴の噴水」です。

1905年頃に造られたもので、寒さが厳しい冬の時期には、

噴水の水面にも薄い氷が張って、「鶴の像」にツララが下がる景色は、“冬の風物詩”となっています

 

【感想】

「トレビの泉」といえば、オードリー・ヘップバーンの映画「ローマの休日」に登場する噴水ですよネ。

噴水が効果的に使われていて、脳裏にあの映像が焼き付いています。

また日比谷公園の鶴さんも、夏はね、日の光を受けてキラキラと輝いて、

冬はツララを携えて、勇敢な姿を見せてくれていますよネ。

噴水がある景色ってイイですネ。

 

8/20(木)  『噴水の豆知識②』

 

噴水で展開される“水辺のエンターテインメント”といえば、“噴水ショー”です。

その中でも世界的に有名なのが、アメリカ・ラスベガスの「ベラージオの噴水ショー」です。

 

「ベラージオの噴水」は、『ベラージオホテル&カジノ』の前に位置する人工の湖に造られた噴水で、

“ラスベガスで最も有名な観光スポット”の1つです。

1998年、ホテルの開業とともに「噴水ショー」が始まりました。

 

音楽に合わせて、まるで水が躍るように噴き上げられますが、

その幅は約300m、高さは最高で140mにもなります。

夜は照明が加わり、「音」と「光」と「噴水」の感動的なエンターテイメントが展開されます。

 

この「ベラージオの噴水ショー」と並んで、世界的に有名なのが、

アラブ首長国連邦・ドバイが誇る噴水ショー、「ドバイ・ファウンテン」です。

 

2009年、世界一の高さ828mを誇るビル、『ブルジュ・ハリファ』に造られた

人工の湖で行われる、「水」と「光」と「音」の1大スペクタクルショーです。

噴水が吹き上がる高さは、150m。

噴水全体の長さも275mと、世界最大級で、特に観光客を中心に人気を集めています。

 

【感想】

「ベラージオの噴水ショー」。

これ開業当初、ラスベガスに行く機会があって、観たんですよネ。

もうスゴイ、どこまでもエンターテインメントの街だなぁ~って、

キラキラする景色を眺めてましたネ。

さらにドバイも圧巻ですネ。

それにしても噴水って、世界中で愛されてるんですネ。

 

8/21(金)  『噴水の豆知識③』

 

今年3月、東京・港区の「お台場海浜公園」に“世界最大級の噴水施設”、

『東京アクアシンフォニー』がオープンしました。

「レインボーブリッジ」や「東京タワー」、

「都心の高層ビル街」などをバックに、“ダイナミックな水の動き”と、“最新のLEDによる光の演出”、

そして“壮大な音楽”が調和したパフォーマンスが楽しめます。

 

噴水ショーでは、高さ:約150mの噴水と、東京都の花 「ソメイヨシノ」をモチーフにした、

幅:約250mの噴水がミックスされ、そのスケールはまさに世界最大級です。

この『東京アクアシンフォニー』ですが、オープン以来、

“東京の新たなランドマーク”として注目を集めています。

 

そして今日8月21日は、『噴水の日』だそうです。

これは1877年(明治10年)8月21日、東京・上野公園で第1回「博覧会」が開催されました。

この時、日本では初めて「西洋式の噴水」が設置されました。

実際に完成したのは9月8日でしたが、「博覧会」の開催にちなんで、8月21日が『噴水の日』となったそうです。

 

【感想】

そうなんです。今日は『噴水の日』。

東京にお住まいの方は、この新しいランドマーク「東京アクアシンフォニー」にお出かけするのもイイですよネ。

水を見るだけ、感じるだけでも、涼しい気持ちになりますし、

あと少しの夏を楽しんでいけたらな・・・と思っております。

 

【今週の感想】

今回、噴水が遥か昔からあったことを知って、ビックリしました。

そして長い年月を経て、今では様々なスタイルに変化していったんですネ。

噴水の中でも、金沢『兼六園』の噴水は何度も見ていますが、

噴き上がる水を見ていると、まるで時間が止まったかのように、“無”の気持ちになれるんです。

噴水には何か不思議な力があるように感じるのは、私だけでしょうか。

 

【お知らせ① 次週(8/24~)からのテーマ】

“寝る時、ベッド派です”という方、多いかと思います。

そこで『ベッド』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/