お子さんから大人まで、幅広い年齢層に人気の食べものの1つ『ピザ』についてです。
■今週(11/18~11/22)のテーマ:『ピザ』
11/18(月) 『ピザとピッツァ』
ピザとは、小麦粉に水やお塩、イーストなどを加えて、薄く伸ばした生地に、トマトソースを塗ったり、
チーズや様々な具材をのせたりして、焼き上げたものです。
『ピッツァ』ともいいますが、厳密には『ピザ』と『ピッツァ』は“違うもの”なんだそうです。
簡単に言いますと、“イタリア発祥のもの”が『ピッツァ』、
“アメリカ発祥のもの”が『ピザ』で、歴史的には『ピッツァ』のほうが古いそうです。
この2つですが、作り方に違いがあって、“イタリア式のピッツァ”は石窯(いしがま)で焼き上げます。
そのため表面はカリカリ、中はモチモチの食感が楽しめます。
ちなみにイタリアでは、“石窯で焼いたもの”しか“ピッツァ”と認められないそうです。
それに対して、“アメリカ式のピザ”はオーブン、またはフライパンで焼き上げます。
生地が厚くてフワフワしていて、具材もたくさん乗っています。
さらに食べ方にも違いがあって、“ピッツァ”の場合、
基本的に“1人1枚”注文して、ナイフとフォークを使っていただきます。
それに対して“ピザ”の場合、ピザカッターで切り分けて、みんなで手で持っていただきます。
日本では“ピザ”と聞くと、“アメリカ式のピザ”のイメージのほうが強いのではないでしょうか。
【感想】
いやぁ~、ピッツァもピザも同じと思ってました。
初めてピザを食べたのは、いつだったんでしょう。
短大生の頃に、友達とよく行くお店にピザがあって、
それをみんなで取り分けて食べた想い出が色濃く残っていますが、
とってもとっても美味しかったなぁ~っていう記憶です。
あれはアメリカ式のピザだったですネ。
今はどちらかというと、薄い生地のピッツァが好きですネ。
皆さんはどちら派ですか?
11/19(火) 『ピザの歴史』
イタリアで、現在のピザに近いものが作られたのは16世紀です。
小麦粉がベースの生地に、ニンニクやラード、塩などを加えて焼いたものが始まりだといわれています。
その後、よりソフトな生地に“バジルやラード、コショウをトッピングしたもの“、
“小魚をトッピングしたもの“の2つのタイプが登場しました。
これを“最も古いピザ”とする説もあるそうです。
その後、このお料理は『ピッツァ』という名前で呼ばれるようになり、
ナポリを中心に、イタリア中に広まっていきました。
さらに20世紀になると、アメリカに移住したイタリアの方々によってピッツァが伝わり、
『ピザ』へと変化し、人気メニューとなりました。
そして1954年には、カリフォルニアにピザ専門店『シェーキーズ』の1号店がオープンしました。
“主にピザを提供するイタリア料理店”のことを、『ピッツェリア』といいますが、
日本に最初に登場した『ピッツェリア』は、
1954年に東京・六本木にオープンした『ニコラス』といわれています。
その後、アメリカではピザが“一大産業”になっていきますが、
その背景には“宅配ピザの誕生”というのが大きいそうなんです。
1960年、ミシガン州に“宅配ピザの1号店”、『ドミノ・ピザ』が誕生しました。
『ドミノ・ピザ』は1985年、東京・恵比寿にもオープンしましたが、
これが“日本での宅配ピザ1号店”だそうです。
【感想】
シェーキーズ、懐かしい~。ドミノ・ピザも。
最初に食べた時に、“こんな美味しいものが世の中にあるの!”と、ビックリしましたねぇ。
学生にはちょっと高くて、手が出なかったけど、友達と割り勘で食べたりして・・・。
私はコーンのトッピングが好きで、“子どもだねぇ”って言われた記憶があります。
・・・ピザ、食べたくなりましたネ。
11/20(水) 『11/20はピザの日』
『ピザの日』は2013年、『ピザ協議会』によって定められました。
11月20日が『ピザの日』になった理由ですが、
イタリアの王妃・マルゲリータの誕生日が11月20日であることに由来しています。
1889年、マルゲリータ王妃がナポリを訪れた際、
有名なピザ職人の方がナポリの有名料理であるピザを献上しました。
このピザですが、トマトソースにモッツァレラチーズ、バジルを乗せて焼いたもので、
トマトの『赤』、モッツァレラの『白』、バジルの『緑』がイタリアの国旗の色をイメージしていて、
マルゲリータ王妃はとても気に入られたそうです。
そして王妃の名前から、このピザは『ピッツア・マルゲリータ』と名付けられたそうです。
そんなピザに欠かせないものに『チーズ』がありますが、11月11日は『チーズの日』だそうなんですネ。
これは“日本でのチーズの元祖”とされる『蘇(そ)』と呼ばれる乳製品が、
旧暦の10月に作られていたことに由来しています。
旧暦の10月は現在の11月頃にあたり、
その中でも数字の『1』が4つ並んでいて、覚えやすい11月11日を『チーズの日』と定めました。
そして『チーズの日』と『ピザの日』を連動させて、
11月11日から20日までを、『チーズとピザの10日間』として、盛り上げているそうです。
【感想】
ピッツアといえば、定番のマルゲリータは最高傑作ですよネ。
王妃の名前に由来してたんですネ。
シンプルでバジルがさわやかで、まず私は(お店に)友人二人で行くと、
マルゲリータを前菜のように頼んで、もう1枚違うテイストのものを頼む感じが多いですネ。
今日『ピザの日。』ランチにピザ、いかがでしょうか?
11/21(木) 『ピザの種類①』
ピザには様々な種類があります。
例えば“イタリアのピッツァ”ですが、まずは『ナポリ風ピッツァ』。
“モチモチとした食感”が特徴で、その中でも『マルゲリータ』と『マリナーラ』は
『ナポリ風ピッツァ』の定番で、基本とされているそうです。
『マルゲリータ』は、トマトソースとモッツァレラチーズ、バジル。
『マリナーラ』は、トマトソースやオリーブオイル、オレガノ、ニンニクというどちらもシンプルなピッツァです。
ちなみに『マリナーラ』は、“船乗り”という意味で、
船乗りの方がよく食べていたことから、この名前が付いたそうです。
続いて、『ローマ風ピッツァ』。“薄くパリパリとした食感”が特徴です。
代表的なものに、ゴルゴンゾーラやタレッジョ、モッツァレラ、パルミジャーノ・レジャーノの
4種類のチーズの組合せが特徴の、『クワトロフォルマッジ』があります。
またイタリア語で“悪魔風”を意味する『ディアボラ』も、『ローマ風ピッツァ』の代表のひとつです。
トマトやモッツァレラチーズなどの他に、スパイシーなサラミと、ピリッと辛いトウガラシが特徴です。
その辛味が“悪魔”を連想させることから、この名前が付いたそうです。
そして、『シチリア風ピッツァ』。
高さや厚みのあるピッツァで、シチリア島の名産品であるナスやピーマン、トマト、ケッパーが使われています。
【感想】
ハァ・・・。ここにピッツァの写真があるんですが、たまりませんねぇ。
どれもこれも美味しそうです。
イタリアのピザ、こんなにも日本人の、いえ、世界中の人のクチに合うなんて、素晴らしいお料理ですネ。
ナポリ風もローマ風もシチリア風も、ピザはもう最高です。今日も今日もピザ・・・食べましょうか(笑)
11/22(金) 『ピザの種類②』
イタリアからの移民の方々によってアメリカに伝わった『ピッツァ』は、独自に『ピザ』へと変化していきました。
そのため“地域ごとに特徴のあるピザ”が存在していて、
その中でも代表的なピザに、『シカゴ風ピザ』があります。
シカゴで誕生したピザで、厚みのある生地が特徴です。
そのため、『ディープディッシュ・ピザ』とも呼ばれています。
その厚さですが、一般的には2cmから3cmで、本場・シカゴでは5cm以上のものもあるそうです。
その厚みのある生地に、チーズや具材をたっぷり入れて焼き上げます。
このように厚みがあるピザなので、いただく時はフォークとナイフを使うのが一般的だそうです。
写真を見ますと、確かに厚みがありますし、見た目は、ケーキとかタルトのような厚みがあるんですよネ。
また温度がアツアツなので、フォークとナイフは必須ですネ。
他にも、アメリカの代表的なピザに『ニューヨーク風ピザ』があります。
ニューヨークが発祥のピザで、『シカゴ風ピザ』とは対照的に、生地が『クリスピータイプ』で、薄いのが特徴です。
そしてサイズが大きいのも、『ニューヨーク風ピザ』の特徴で、
日本のピザと比べると、1.5倍から2倍も大きいそうなんです。
そのため8枚にカットしたピザを、“縦に半分に折りたたんで”食べるのが
“ニューヨーカー独自の食べ方”といわれているそうです。
【感想】
これも写真を見ますと、もう大きいですねぇ。
私は8枚にカットしたこの1枚分で、お腹がいっぱいになっちゃいそうなくらい大きいですネ。
イタリアで発祥したピッツァがアメリカでピザになり、日本に渡ってきてからもどんどん進化をして、
日本の国民食でもありますよネ。
【今週の感想】
ピザ、大好きなんです~(^^♪
でも、そんなに食べられないので、できれば大勢の人と一緒に頼んで、いろいろな種類を少しずつ食べたいです。
・・・これって、私だけじゃないですよネ。
マルゲリータのようなシンプルなピザも美味しいし、お肉や魚介類がのったピザも美味しいし、
甘いデザートピザもイイし、どれもこれも食べたくなります。
今週は頭の中もクチの中も、ピザになりました(笑)
【お知らせ① 次週(11/25~)からのテーマ】
“老化”と何が違うの? 『加齢』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング ♪To Be / モントルー
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