スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2024.11.15

2024年11月11日週 テーマ「昭和のアニメ」

“子どもの頃、アニメをよく見ていました!”という方、いらっしゃるかと思います。

私もその1人ですが、そこで私がよく見ていた『昭和のアニメ』についてです。

 

■今週(11/11~11/15)のテーマ:『私がよく見ていた昭和のアニメ』

11/11(月) 『エースをねらえ!』   

◆BGM~ ♪ エースをねらえ! / 大杉久美子

山本鈴美香(すみか)さんの漫画が原作で、

この作品がキッカケで“テニスブーム”が起こったほど、話題になったアニメです。

 

第1作が放送されたのは、1973年10月から1974年3月。

主人公の岡ひろみは県立西高校に入学後、“お蝶夫人”こと、竜崎麗香(りゅうざき・れいか)や

先輩の藤堂貴之(とうどう・たかゆき)にあこがれて、テニス部に入ります。

 

まったくの初心者でしたが、“鬼コーチ”の宗方仁(むなかた・じん)に見出され、その才能を発揮していきます。

ラストは“4時間に及ぶ死闘”の末、お蝶夫人に勝ったところで終わります。

 

その後、1978年10月から1979年3月まで、第2作となる『新・エースをねらえ!』が放送されました。

こちらのラストは、病気で余命宣告されていた宗方コーチが亡くなるところで終わります。

その際、宗方コーチはひろみの写真に、“岡、エースをねらえ”と最後の言葉を残しています。

その時、ひろみはアメリカの大会に向かう飛行機の中でしたが、宗方コーチの声が聞こえたように感じたのでした。

 

【感想】

ヤダ・・・今思い出しても泣けてきちゃう。

誰もが岡ひろみに自分を重ねて見ていたアニメでしたよネ。

しかし高校生というのに、“お蝶夫人”、夫人って・・・金髪、巻き髪、セレブ感すごいですよねぇ。

そして人気を二分していた男性たち。

藤堂先輩よりも、私は宗方コーチの渋さのほうが子どもの頃、好みでしたネ。

また緑川蘭子さん(※ライバル校のエース)というキャラクターも良かったし、

今見てもおもしろいアニメだと思います。

 

11/12(火)   『オバケのQ太郎』

◆BGM~ ♪ オバケのQ太郎 / 石川進

『オバケのQ太郎』は藤子不二雄さんの漫画が原作で、1965年8月から1967年3月まで放送されていたそうです。

“・・・されていたそうです”と言いましたのは、実は私が見ていたのは

シリーズ第2作となる『新オバケのQ太郎』だったんですネ。

ですので、この主題歌も知らなかったんです。

今、初めて聴きました。私が知っている歌はこちらです。

 

◆BGM~ ♪ 新オバケのQ太郎 / 堀絢子&ニューロイヤル

これこれ!こっちですネ!こちらは1971年9月から1972年12月まで放送されました。

 

第1作との違いですが、主人公のQ太郎、妹のP子ちゃん、アメリカ・テキサス出身のドロンパに続いて、

第2作の『新オバケのQ太郎』には、QちゃんとP子ちゃんの弟・O(オー)次郎と、

おてんばなU子ちゃんが登場しています。

そしてエンディングでは、QちゃんとOちゃんの絵が簡単に描ける『オバQえかきうた』が流れていました。

 

ちなみに、“モジャモジャ頭”と“メガネ”が特徴で、いつもラーメンばかり食べている『小池さん』は、

第1作から登場しているそうです。

また1985年4月から1987年3月まで、過去の放送を再構成した『オバケのQ太郎』も放送されています。

 

【感想】

今見ても、O次郎可愛いなぁ~、Qちゃんも可愛いなぁ~。

O次郎は“バケラッタ”としか言わないんですよネ。アメリカ帰りのドロンパもイイ味ありました。

のどかでイイですねぇ~。オバケなのに怖くないし、可愛いんですよネ。

絵描きうたも簡単で、すぐ描けるのが話題でした。

ラーメンの小池さん、第1作から登場なんて、本当に名バイプレーヤーですネ。

 

11/13(水)  『銀河鉄道999』

◆BGM~ ♪ 銀河鉄道999 / ささきいさお・杉並児童合唱団

『銀河鉄道999』は、松本零士さんのSF漫画が原作で、1978年9月から1981年3月まで放送されました。

 

舞台は、銀河系の惑星が『銀河鉄道』と呼ばれる“宇宙空間を走る列車”で結ばれた“未来の世界”。

永遠の命を持つ“機械の身体”を手に入れるために、主人公の星野鉄郎が、謎の美女・メーテルとともに

『銀河超特急999号』で地球を旅立ち、目的地の星を目指します。

その旅の途中での“様々な人たちとの出会い”や“出来事”を描いています。

 

また1979年8月には、映画『銀河鉄道999』が公開され、

映画とともに、主題歌のゴダイゴの『銀河鉄道999』も大ヒットしました。

さらに1981年8月には、映画『さよなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅』が公開され、

こちらも話題となりました。

他にもテレビでは『スペシャル編』や『総集編』、そして『劇場版』も数多く制作されています。

 

【感想】

初めてこのアニメを見た時、それこそ不思議な宇宙空間に

連れて行ってもらえるようなワクワク感が満載で、夢中になりましたねぇ。

映画のゴダイゴの歌も良かったんですよネ。

メーテルにあこがれてる子もたくさんいて、マントとかそういうの着てる子もいましたよネ。

星野鉄郎君の顔が、アニメと劇場版では別人だったことも話題になりましたよネ。

本当にロマンにあふれたアニメで、とても心をさらわれました。

 

11/14(木)  『アルプスの少女ハイジ』

◆BGM~ ♪ おしえて /  伊集加代子&ネリー・シュワルツ

『アルプスの少女ハイジ』は、スイスの作家 ヨハンナ・シュピリさんの1880年代の児童文学作品が原作です。

アニメは1974年1月から12月まで放送されました。

 

舞台は、スイス・アルプスの大自然。

“天真爛漫で、天使のような女の子”、主人公『ハイジ』。

“頑固だけどやさしいおじいさん”、『アルムおんじ』、

“ヤギを飼っている、心やさしき少年”、『ペーター』、

“普段は寝てばかりのセントバーナード”の『ヨーゼフ』、

そして、ドイツ・フランクフルトで出会った、

“身体が弱く、脚が不自由なお嬢さま”、『クララ』など、

様々な人たちや動物たちとのふれあいを描いた作品です。

 

何と言っても感動的なのは、“クララが立ち上がったシーン”です。

最初は近づいてきた牛に驚いて立ち上がりましたが、

その後は必死の努力もあって、自分の力で立てるようになりました。

それを見た時のハイジやペーターの“クララが立った!クララが立った!”と喜ぶシーンは何回見ても感動します。

 

【感想】

今回もまた見たんですよねぇ。もうハイジが素晴らし過ぎます。

自分のこと以上に喜んで、ヨーゼフの枕元に・・・、枕元というかヨーゼフを枕にして、

ひとり静かに涙を流して感動するシーンも、本当にイイ子すぎて感動します。

ペーターもホントに可愛いくて、素朴で純粋で、

スイスの景色とともに心が洗われるアニメで、ホント大好きです。

音楽もイイんですよネ。・・・私、一番好きかな。

 

11/15(金)  『フランダースの犬』

◆BGM~ ♪ よあけのみち / 大杉久美子、アントワープ・チルドレン・コーラス

『フランダースの犬』はイギリスの女流作家、ウィーダさんの小説が原作で、1975年1月から12月まで放送されました。

ベルギー・フランダース地方を舞台に、絵を描くのが得意な少年『ネロ』と、

とっても頭が良い大型犬の『パトラッシュ』の物語です。

 

貧しいネロに世間の風当たりは厳しく、風車小屋の火事では放火の疑いをかけられたり、

最後の願いだった絵のコンクールでは落選してしまいます。

 

すべての希望を失ってしまったネロは、吹雪の中、たどり着いた教会で、

ずっと見たかった画家・ルーベンスの絵を見て、人生で一番の幸せを感じます。

 

そしてネロを追ってやってきたパトラッシュに

“パトラッシュ、疲れたろ。ボクも疲れたんだ。何だかとても眠いんだ。

パトラッシュ・・・“とつぶやくと、パトラッシュとともに静かに天国へと召されていきました。

 

“何度見ても泣いてしまうアニメ”として、初回の放送から50年近く経った今でも、

幅広い世代の人に愛され続けています。

 

【感想】

私、20代の頃にベルギーのアントワープ大聖堂に行って、

ネロが最後に見たルーベンスの絵を見に行ったんですネ。

その時、教会の人が笑いながら“『フランダースの犬』の教会だと言って、

ルーベンスの絵を見に来るのは日本人だけよ”と言ってました。

そのくらい“日本人の心に刺さるアニメ”だったんですよネ。

子どもの頃見たアニメは、その後の人生に大きな影響を与えるものだと思います。

素敵な作品に出会えて、私は本当に幸せです。

 

【今週の感想】

今回、昭和のアニメの中でも、私が好きだったアニメ5作を紹介させていただきました。

“なつかしい!”や“私も見てました!”など、たくさんの感想もいただき、

皆さまに共感していただいて嬉しかったです。

特に『オバケのQ太郎』については、“私も見ていたのは『新オバケのQ太郎』です”という方が

結構いらっしゃって、私と同世代の方かな?と思ってしまいました。

同時に“私が好きだった〇〇は出なかったです(涙)”といった感想もいただきまして・・・。ゴメンなさい。

私も今回、5つに絞るのが大変で・・・(汗)。またいつか第2弾をお送りしたいと思います。

それだけ皆さま、子どもの頃の見たアニメに対して思い入れがあるということですよネ。

 

【お知らせ① 次週(11/18~)からのテーマ】

お子さんから大人まで、幅広い年齢層に人気の食べものの1つ『ピザ』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/