スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2024.08.23

2024年8月19日週 テーマ「ソフトクリーム」

暑い季節に食べたくなる“冷たい食べ物”の1つ『ソフトクリーム』についてです。

 

■今週(8/19~8/23)のテーマ:『ソフトクリーム』

8/19(月) 『ソフトクリームとは』   

 

『ソフトクリーム』を辞書で調べますと、“やわらかく、クチあたりがなめらかなアイスクリーム”とあります。

ソフトクリームのクチあたりがなめらかなのは、

アイスクリームに比べて含まれている氷の結晶の数が少ないのと、

結晶の大きさが小さいからだそうです。

 

クチあたりの他に、ソフトクリームとアイスクリームの一般的な大きな違いは、“冷やす温度”です。

ソフトクリームの場合、温度は“マイナス5℃からマイナス7℃”です。

アイスクリームのように固めずに、そのままいただきますので、まさに“出来立てのフレッシュ感”というのが味わえるそうです。

 

それに対してアイスクリームの場合、“マイナス30℃以下”で急速に固めます。

そしてお店などでは、“マイナス18℃以下”で保管しています。

そして、いただく時は“マイナス8℃からマイナス14℃“が食べごろとされているそうです。

 

ソフトクリームは液体の状態の原料を、空気を含みながら冷やすことで作られます。

この“空気が含まれる量”のことを『オーバーラン』といいますが、

通常のソフトクリームの場合、その割合は40%前後だそうです。

 

この『オーバーラン』の数値が高いと“フワフワな感じ”になり、

逆に低いと、“ずっしり重く、シャリシャリした食感”のソフトクリームになるそうです。

 

【感想】

ソフトクリーム、美味しいですよネ。

ソフトクリームの看板っていうのかなぁ、置物?を見ると、たまらなく食べたくなるんですよネ。

昔はバニラとチョコ、そしてミックスが定番でしたけど、

今は抹茶とかイチゴとかブドウとかメロンとか、いろいろあって楽しいですよネ。

らせん状に、ウニウニウニって出てくるのイイですよネ~。

 

8/20(火)   『ソフトクリームの歴史』

18世紀頃、イタリアでホイップクリームを凍らせた氷菓子が誕生します。

これが“現在のアイスクリームの原型”とされています。

その後、アイスクリームを作る技術はアメリカにも伝わり、急速に進歩していきます。

そして1931年には、『オートマティック・ソフトサーブマシン』と呼ばれる機械の誕生によって、

その場で“作りたてのアイスクリーム”、つまり“ソフトクリーム”の販売が可能になりました。

 

そんなソフトクリームが、日本に初めて登場したのは、1951年(昭和26年)です。

当時、”アメリカでソフトクリームが流行している!”という情報を耳にした田中譲治(たなか・じょうじ)さんは、

”いずれ日本でもソフトクリームが人気商品になるはず!”と考えました。

 

そこでアメリカから、ソフトクリームのフリーザーを輸入し、ソフトクリームの製造を始めました。

そしてこの年の7月3日、日本で初めて“コーンスタイルのソフトクリーム”を販売しました。

この出来事を記念して、1990年に『日本ソフトクリーム協議会』は7月3日を『ソフトクリームの日』と定めました。

 

ちなみに、日本にソフトクリームを広めた田中譲治さんですが、

ソフトクリームの総合メーカー『日世(にっせい)』さんの創業者だそうです。

 

【感想】

『日世』さんの“ソフトクリームを持った双子の男の子と女の子”のイラストって、

皆さん、ご存知なんじゃないでしょうか。

ソフトクリームの売っているところに、だいたい置いてありますよネ。

私、ソフトクリームは“コーン派”なんですネ。

“3段階でのコーンでの食べ方”が一番好きなんですネ。たぶん皆さんも一緒かな?(笑)

 

【参考までに】

★『ソフトクリームを持った双子の男の子と女の子』は『日世』さんのイメージキャラクターで、

男の子の名前は『ニックン』、妹の女の子の名前は『セイチャン』といいます。

 

8/21(水)  『ソフトクリームの豆知識①』

『ソフトクリーム』という名前ですが、実は『和製英語』です。

英語では『ソフトサーブ アイスクリーム(soft serve ice cream)』といいます。

ですので、海外で“ソフトクリーム”と注文すると、”柔らかいクリーム”と解釈され、

ハンドクリームなどと間違えられてしまうそうなんです。

 

この『ソフトクリーム』という名前ですが、日本にソフトクリームを広め、

ソフトクリームの総合メーカー『日世』さんの創業者、田中譲治さんが考えたものだそうです。

 

田中さんは日本でソフトクリームを広める際、“名前をできるだけ短く、分かりやすいものにしよう”と考えました。

そして、『ソフトサーブ アイスクリーム』から『サーブ』と『アイス』を省略して、『ソフトクリーム』としたそうです。

 

そんなソフトクリームに欠かせないものに、『コーン』があります。

このコーンとは“円錐(えんすい)”という意味で、つまり”円錐の形をした容器”ということになるそうです。

 

ところがその名前の響きから、”トウモロコシのコーン”のことだと勘違いされている方が、結構いらっしゃるそうなんですネ。

同じコーンでも、実はソフトクリームの『コーン』のスペルは『CONE』ですが、

トウモロコシの『コーン』のスペルは『CORN』ですので、違うんですネ。

また、ソフトクリームの『コーン』の主な原料は、トウモロコシではなく小麦粉です。

 

【感想】

偉そうに紹介した私ですが、私も実はトウモロコシのコーンがね、形がね、

トウモロコシのコーンなのかなと思ってたんです。

もしかして、ちょっと原料にも入ってたりするのかなぁ・・・と思ってました。

工事現場にある赤いものも、“コーン”っていいますよネ。

スペルが違う、“円錐”という意味で、小麦粉が原料だったんですネ。

 

8/22(木)  『ソフトクリームの豆知識②』

ソフトクリームに欠かせない『コーン』ですが、様々な種類があります。

その中で最もポピュラーなのが、『レギュラーコーン』です。

先端がとがっている円錐形で、原料を型に流し込んで焼いて作ります。

 

アサガオの花のようなカタチをした『フレアートップコーン』や

アーモンドとバターの風味で、月桂樹をモチーフにしたデザインの『ローレルトップ』などの種類があります。

さらに、底の部分が平らになっている『テイクアウトコーン』も定番のコーンのひとつです。

 

この『レギュラーコーン』に対して、

板状に焼き上げた生地を柔らかいうちに巻き取って作るのが、『ワッフルコーン』です。

見た目にも美しい“格子模様”が特徴で、これがサクサクとした食感となって、おクチの中に広がるそうです。

 

同じ『ワッフルコーン』でも、チョコレートやココアの風味のものや、

おしゃれなボウル型の『ワッフルボウル』など、味も見た目もバリエーションが豊富です。

 

他にも様々な種類のコーンがありますが、

日本でソフトクリームが販売されるようになった頃は、コーンをアメリカから輸入していたそうです。

それでも品質などに不安があったことから、

ソフトクリームの総合メーカー『日世』さんが、“国産のコーン”の開発に挑戦し、成功したそうです。

 

【感想】

ソフトクリームとコーンの相性って、バッチリですよネ。

私は1段階目、最初はソフトクリームの美味しさを味わうんですネ。・・・誰もそうですよネ。

次にコーンとソフトクリームの出会いが楽しみで、

トロッとしたクリームに、サクサクッとしたコーンが絡まって最高じゃないですか。

最後はちょっとこう押し出して、コーンに残ったアイスクリームと

先端のカリカリッとした食感を楽しんでフィニッシュ!

いやぁ~もうソフトクリーム、本当に美味しいですよネ。

 

8/23(金)  『ソフトクリームの豆知識③』

1904年、アメリカ・セントルイスで万国博覧会が開かれました。

そこにアイスクリーム屋さんが出ていましたが、当時、アイスクリームは紙のお皿に載せて売られていました。

ある猛暑の日、アイスクリームは飛ぶように売れましたが、そのため紙のお皿がすべて無くなってしまいました。

 

この時、アイスクリーム屋さんのお隣では、

ワッフル屋さんがウエハース状のワッフルを焼いて販売していましたが、

困っているアイスクリーム屋さんのご主人を見て、こう言いました。

“このワッフルを円錐の形に巻き上げて、これにアイスクリームを載せてみたらどうだろう?”。

 

早速試してみたところ、“器まで美味しく食べられる”と、

すぐにその評判が会場中に広がっていき、大ヒットとなりました。

こうして“ソフトクリームとコーンの組み合わせ”が誕生し、形を変えて、現在へと続いているそうです。

 

そんなソフトクリームですが、種類がとても豊富ですよネ。

定番の『ミルク・バニラ系』を始め、『チョコ』や『抹茶』、『フルーツ系』、

『フローズンヨーグルト』、『地域や期間限定のもの』、

さらに、いくつもの種類を組み合わせた『ミックス』などがあります。

そして、食べる場所も『普段の生活圏内』を筆頭に、『観光地』や『道の駅』、『高速道路のサービスエリア』など様々です。

 

【感想】

ロケや講演などで地方に行くと、ご当地ソフトクリームがあって、

メンバーの何人かは必ずといっていいほど食べてますネ。

ソフトクリームって、日常の中で小さな幸せ・喜びを与えてくれる食べ物ですよネ。

 

【今週の感想】

ソフトクリームは、お子さんから年配の方まで、幅広い世代の方に人気ですよネ。

アイスクリームは家でも食べられるけど、ソフトクリームって外で食べるってイメージ、ありませんか?

私が子どもの頃は、ソフトクリームは観光地とか商業施設とか、特別なところに行かないと、

食べられなかった記憶があるんですけど、そう考えると今は身近になりましたよネ。

ソフトクリーム、皆さんは何がお好きですか?

 

【お知らせ① 次週(8/26~)からのテーマ】

カレーと並んで、今や“国民食”と呼ばれている『ラーメン』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/