スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2021.01.29

2021年1月25日(月)

この時期になると、この言葉を目にしますネ。

『節分と立春』についてです。

 

■今週(1/25~1/29)のテーマ:『節分と立春』

 

1/25(月)  『節分と立春の日にち』

 

節分と立春の日にちですが、節分は2月3日、

立春は2月4日というイメージが強いかと思います。

実は節分も立春も“何月何日”とは決まっていないそうです。

その証拠に今年の節分は2月2日、立春は2月3日なんです。

 

このように節分と立春の日にちが1日ズレるのは、

1984年(昭和59年)以来、37年ぶりです。

この時は節分が2月4日、立春が2月5日でした。

 

そして今年と同じように節分が2月2日、

立春が2月3日になるのは1897年(明治30年)以来で、

124年ぶりです。

 

日にちがズレる理由ですが、立春が太陽と地球の位置によって

決められているからなんです。

“太陽から見て、毎年ある決まった位置に地球が来る日”のことを

立春としています。

でも“地球が太陽の周りを回るのは1年って決まっているんだから、

ズレるのはおかしいんじゃないの?“と思いますよネ。

 

1年は365日ですが、正確には365日と約6時間です。

そうすると、4年で1日分のズレができてしまうんですネ。

この影響で、立春の日にちが変わってしまうことがあるそうです。

節分は立春の前日ですから、立春が変わると節分の日にちも

変わります。

 

124年ぶりの2月2日の節分、2月3日の立春ですって。

すごい時に私たちは遭遇しているんですネ。

 

 

1/26(火)  『立春とは』

 

そもそも立春とは何でしょうか?

“季節を表す言葉”と使われているものに、    

『二十四節気(にじゅうしせっき)』というのがあります。

1年を春・夏・秋・冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを

6つに分けたものです。6×4=24となります。

 

立春はその1つで、簡単に言いますと『春の始まりの日』です。

暦の上では、この日から少しずつ暖かくなるといわれています。

 

実際は立春と言われても春の気配を感じるどころか、

1年の中でも2月が一番寒くなることも珍しくないですよネ。

同じことが8月7日頃の『立秋』についてもいえます。

夏の真っ盛りなのに、暦の上ではこの日から『秋』です。

 

このように立春が、実感とかけ離れているのは、3月の

『春分の日』を中心にした3ヶ月間を『春』としているからです。

それにあてはめると、2月から4月が春になります。

 

ところが気象庁では3月から5月を『春』、6月から8月を『夏』、

9月から11月を『秋』、12月から2月を『冬』としています。

 

このように暦とは“約ひと月分のズレ”があるので、例えば

立春という言葉を使う時は“暦の上では今日から春です”という

言い方をしています。

これは『立夏』や『立秋』、『立冬』という言葉を使う時も同じです。

 

“寒い寒い”と身を縮めて頑張ってきて、立春という言葉を聞くと

なんだか心が軽くなる気がします。

 

 

1/27(水)  『節分とは』

 

節分には『季節を分ける』とか『季節の変わり目』といった

意味があります。 

もともと春・夏・秋・冬の始まりである立春、立夏、立秋、

立冬の前日は、すべて『節分』といわれていました。

それがやがて立春の前日だけが

節分といわれるようになったそうです。

 

今年は2月2日が節分ですが、節分の行事といえば『豆まき』です。

節分に豆まきが行われるようになったキッカケは諸説あります。

その1つが『追儺(ついな)』という中国から伝わった行事で、

災いや病気、悪い気である邪気を祓うための儀式です。

 

旧暦の立春は1年の始まりの『元日』、

その前日の節分は1年の終わり、大晦日にあたります。

そこで平安時代、宮廷の中では大晦日に

この追儺の行事が行われていました。

それがのちに豆をまいて、悪い鬼を追い出す行事へと

変わっていったそうです。

 

私は今から5年前の年女の時、福女として長野の善光寺さんの

『節分会(せつぶんえ)』にお招きいただいたことがあります。

節分会とは災いや厄を祓って、1年の幸せを願う伝統行事です。

 

その時は『どうか善光寺さんのたくさんの善い光が、

そして幸せが皆様に届きますように・・・』と願いを込めて、

豆をまかせていただきました。

 

この時、前列の方には豆をボトボトと落とすようにして、

真ん中辺りの方には、皆に届くようにまんべんなく投げて、

そして後ろの方には“届け!”という気持ちで、ノーバウンドで投げました。

高校時代、ソフトボール部だった経験が生きました。

 

 

1/28(木)  『節分に豆をまく理由』

 

昔は病気や災害といった災いはすべて、

鬼の仕業だと考えられていました。

同時に鬼とは“人の心の中にある邪気”のことを

指すのだそうです。

 

そうした鬼を追い出すために『鬼は外!』、

そして、この1年を無事に過ごせることを願って

『福は内!』と言うのだそうです。

 

豆をまくのは、鬼の目『魔目(まめ)』を目掛けて豆を投げれば、

鬼が力を失う・・・という言い伝えからです。

その際、大豆を使うのは大豆には神様の力が宿っていて、

邪気を祓う力がある・・・と考えられていたからです。

 

豆まきに使われる豆は一般的には『炒った大豆』ですが、

地域によっては大豆以外の豆、例えば落花生をまく所もあります。

私が長野の善光寺さんで豆まきをさせていただいた時も

大豆ではなくて、落花生でした。

 

生の大豆ではなく、炒ってある大豆を使う理由には諸説あります。

その1つに生の大豆で豆まきをした時、

まかれた豆を拾い忘れた場合、芽が出て来る可能性があるからです。

節分の時にまいた豆が芽を出すのは”邪気が芽を出す”として、

縁起が悪いとされていたので、芽が出て来ないように

炒った大豆を使うようになったといわれています。

 

また大豆を火で炒ることで、“鬼を封じ込める”という意味があるとも

いわれているそうです。

 

昔の人たちって、言葉から縁起を担ぐようなことって

多かったんですネ。

魔目の目に豆を投げて効力を失う・・・初めて知りました。

 

 

1/29(金)  『節分の行事』  

 

節分の時、『恵方巻き』と呼ばれる太巻き寿司を食べる方、

いらっしゃるかと思います。

恵方巻きの『恵方』とは“その年の縁起の良い方角”のことで、

今年は『南南東』です。

 

もともと巻き寿司は『福を巻き込む』といわれています。

その中でも恵方巻きの場合、七福神にちなんで

7種類の具材を巻くのが定番とされています。

 

食べる時、丸かじりするのは『ご縁を包丁で切らない』という意味からで、

黙って食べるのは『喋ると福が逃げて行くから』といわれています。

 

節分の風習の1つに『柊鰯(ひいらぎいわし)』というのがあります。

これは焼いたイワシの頭を葉っぱが付いたヒイラギの枝に刺して、

家の門や玄関などに取り付けるものです。

 

古くから”臭いのキツイもの”や”尖ったもの”は、

魔除けや厄払いの効果があるといわれています。

そこで焼いたイワシの臭いで鬼を近寄らないようにして、

近寄ったとしてもヒイラギのトゲが鬼の目を刺して、

家の中に入って来られないようにしてくれるそうです。

 

この『柊鰯』は地方によって『節分いわし』など、

様々な呼び方があるそうです。

 

私の母は毎年、節分の時期になると“1月は行く、2月は逃げる、

3月は去る。早い3ヶ月よね~”と言っています。

 

もうすぐ立春です。

まだまだ寒い日は続きますが、暦の上だけでも

春はもうすぐそこまで来ています。

風邪に気をつけて頑張ってまいりましょう。

 

 

■今週の感想 

 

節分や立春は“運気が変わる日”といわれているそうです。

ここまで“なんか上手くいかないなぁ・・・”とか

“ついてない・・・”という方も、この日を境に変わるといわれています。

 

今年は暦の関係で、37年ぶりに節分と立春の日が変わります。

例年よりも1日早まるということは、その分、運気が変わる日が

1日早く訪れるということですよネ。

 

今年の場合、運気もそうですが、なによりも新型コロナウイルスが終息して

早く穏やかな日が戻ってきてくれることを願わずにいられません。

寒さはまだまだ厳しいですから、体調を崩されませんようご自愛ください。

 

 

【お知らせ② 次週(2/1~)からのテーマ】

 

冬のこの時期は、星が最もキレイに見えるといわれています。

『星空観測』についてです。

 

 

【お知らせ③ 番組で使用しているBGM】

 

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

 

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

 

 

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    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/