高田文夫のおもひでコロコロ

2026.08.17

第162回 「夏はタコ社長」

「夏休みだ」「お盆休みだ」「ズル休みだ」で休みっぱなし。お陰で大変な地震はくる 大雨は降る。各々 充分気をつけて欲しい。このブログも相当休んでたのかな。私だって78の割に 結構やる事がいっぱいある訳さ。

 

今回も ほとんど何の脈絡もなくエンタメガラクタ市。大衆芸能という一点にしがみつく品々。まずは夏と言えばこの人。夏の季語にすらなってる感。「いやぁ~~暑いねえ~。えッ!?トラさん帰って来たの。こりゃ大変だ」でおなじみのタコ社長 by佐野文二郎。

                 

私は一度だけ初期の頃「高田文夫とタコ社長のラジオビバリー昼ズ」を90分やった事がある。少しユデダコがうつった。

右は発売日に朝一番で並んでガチャガチャで手に入れたロバート秋山。競争だった。これはヒデの「シューイチ」の中でアルコ&ピースの平子とやる「体格ブラザーズ」。ここまで持っている人は数少ない。いかに私がマニアかである。

 

立川生志と林家木久蔵の「ブーとパーの会」にゲスト出演したチョキの私。ブーとパーとチョキである。私は木久蔵にきいた。「前にオレが行った お前の高級牛丼の店どうした?」すかさず「牛だけにトントンです」だと。それを言うなら「ブタだけにトントン」だろ。

                    

やっぱり暑気払いには「なつメロ」が一番だね。柳亭市馬とタブレット純の歌声にウットリだ。新富町の銀座ブロッサムへ向かう道すがら私と同じような年格好のおじさんばかりがゾロゾロ。70代の東京の人なんか皆な私のことを友達だと思ってるから普通に話しかけてくる。

「前にさ白鳥とやってた“ニュースを斬る落語会”もうやんないの?」「〇〇って本読んだ?泣くぞこの野郎」「市馬の野郎、会長降りてから のびのびしてんなァ」「鶴太郎 元気か?」色んな声が通り過ぎていく。一緒に歩いていた「ひとり助さん格さん」のわたなべ「知り合いじゃないんですか?」「全然」

市場に小さなさし入れとメモをさし入れ。「時期も時期。談志も ききに来ていると思います」みたいな事を。ステージ上で市馬「この会も20回近くやってますけど 最初の頃、いきなり談志師匠が来て“おいっ何やってんだこの野郎”って。いいです、どんどん歌いなさい。お前みたいな一寸うまい噺家なんていっぱいいるんだから。代えはきく。なつメロ歌える奴、藤山一郎 春日八郎歌えるのは居ねぇんだから どんどん歌え」と言われた話。そして市馬「たしか その年の暮に師匠死んじゃったなぁ」だと。悪い野郎だ。

 

「ラジオビバリー昼ズ」に私が一寸だけ好きな脇役 モロ師岡が来た。この男は私が目を離すと「サラリーマン落語」をやり出す。
「昔センセーに勉強教えてもらってた小さな娘いたでしょ。あれが気がついたら大きくなりまして 今 新高円寺で喫茶とエンタメライブの店『喫茶ぴすか』をやっております。妻(楠美津香)も時々ひとり芝居をやっております。是非おこし下さい」だと。大したもんだ。
何だか分からないけど時は経つ。

        

 

「私 こういう舞台もやってますので」とくれたチラシ。なんとなんと あの「ターキー」である。
タイトルは「水の江瀧子生誕111周年記念 ミュージカルレビュー『TARKIE』」
レビュー創世期の大スター、ターキー。
ターキーの物語なぞ あまり知らなかった。
TVの創生期「ジェスチャー」で男性軍キャプテン金語楼、女性軍キャプテンがターキーで絶大な人気を誇った。
8月22日から30日 有楽町よみうりホール モロも出てる。行くと思う。

1号から64号まで古今亭志ん朝だった「昭和落語名演」のCDコレクション。
いよいよ65号から毎回、各名人が

         

こうしてしみじみ聞くと やっぱオレよりうまいなぁ………こういう事書くから怒られる。

暑い中 松村ひきつれ「いち・にの・さんぽ会」リーダーの高野クンがすすめる 本と活字館。
開館してもう5周年の「市谷の杜 本と活字館。
いやぁ勉強になったなぁ。
石和のババちゃんも わたなべも心はDNPだった(大日本印刷だ)。

         

さんぽ会のリーダーであり大塚のガラス屋なのだが 腕のあるコラムニストでもある高野クンの特集号。 飼っているペンギンの銀の輔と歩く深川の写真大特集号(26ー7.8月号)。
つい先日も「アド街ック」で深川をやったばかり。水掛け祭りであり石倉三郎である。

前回のさんぽ会で行った表参道での回文個展。 本ができたのでと回文作家のコジヤジコさんから送られてきた
右は 絵ハガキの回文。上から読んでも下から読んでも。

       

大衆芸術も大衆芸能も こうして皆な人から愛されよう 人の心に届くようにと 努力しているのだ。この暑さだというのに。
頭の下がる人々だ。             

そこへ又とんでもなく面白い本を松村が持ってきた。
「あの池田高校の蔦監督のお孫さんが 高田先生に渡してくれと……」
映画監督の蔦哲一朗氏だ 多分。
この本の中にも度々登場する………。
「攻めダルマ」「山間(やまあい)の名将」
死から25年。英雄だったはずが今あかされる とんでもない人生像。甲子園優勝3回。
果して蔦は生徒を見捨てた守銭奴なのか。

        

2026年8月17日

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筆者
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    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。