高田文夫のおもひでコロコロ

2025.01.31

第121回『オール日芸 IN仙台』

記者会見の10時間半長すぎ。吉本興業の時だって長いと思ったけど5時間くらいだったでしょ。
さぁ今度は「生島ヒロシ」の会見が15分ぐらいで行われるのかな。
TBSの早朝喋る人居なくなっちゃったんでしょ。私はいつドラフトがかかってもいいように“早起き”の練習を始めた。
「あさぼらけ」のウラになるけど上ちゃんごめん。

さぁそんな事より ここでAC  JAPANのお知らせ。マッチにみちょぱにキンニクンに松重ばかり一日中見ている。

 

そんな事より大切なお知らせ。
破竹の勢いを続ける高田社中による「オール日芸寄席」
いよいよ東京を離れドサまわり・・・・・・
あっ違った。大活躍したクドカンの凱旋公演です。

「オール日芸寄席 IN仙台」
高田文夫・宮藤官九郎・志らく・白鳥・一之輔
どうです?みごとな顔付け。
そのまま「笑点」と全とっかえしても こっちの方がうけそうですネ。

クドカンに「皆なはホテルに泊まっていいから。オレはクドカン家に泊る」と言ったら 涙ぐんじゃって「カンベンして下さい。
うちには母と姉なんですから。そこへセンセーが泊まったら 近所から何言われるか」だと。
アハハ。

4月9日(水)18:30から
トークネットホール仙台
前売 2月1日発売
ローソンチケット とか チケットぴあ

大いに笑ったあと仙台でおいしいものいっぱい食べちゃって下さい。日枝氏に笹かまでも買って帰るか。
「萩の月」の代わりに「フジのツキ」でも。

 

新宿末広亭1月下席(21~30日)凄かったネ。浪曲師は60年ぶりのトリだとかで熱気ムンムン。
トリの太福にむかって盛りあげていくチームプレー。これが若手だらけで感動的。
「芸協」なのに小遊三も米助も桃太郎も夢太朗も出ないで、昇太、竹丸も出ない 若い連中だけ。
これが連日超満員。
しみじみ思ったネ。フジTVも寄席も若い人に任せた方がいい。
(ラジオだけは76才が現役だけどネ。出川曰く「あと2年!」)

若手が威勢がいい。小痴楽、A太郎、鯉八、面白活弁の坂本頼光、助っ人の玉川奈々福、三遊亭兼好。
久々に寄席本来の楽しみを味わった。

新宿末広亭に太福ののぼり。いいネ。
出たばかりの太福の本。「唸る身辺雑記」だとさ。これが傑作。

私が行った24日は「男はつらいよ 夕焼け小焼け」の大サービス。
私がこの作品が好き、太地喜和子が好きというのを知っててやってるのかと思えるフットワークの良さ。
太地の“芸者ぼたん”が可愛い。
私はこうして特注でぼたんの絵ハガキまでこさえている。

 

 

素晴しいドキュメントをみつけた。
「小学校~それは小さな社会」
只今シネスイッチ銀座で公開中。順次全国公開。

児童が掃除や給食配膳などを自ら行う日本の公立小学校の教育方法に着目。
これは外国の人から見ると大びっくりらしい。
23分の短縮版『Instruments of a Beating Heart』が第97回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート。
監督の山崎エマは父が英国人  母が日本人  神戸で生まれ米国の大学で映画制作を学び ニューヨークでキャリア積む。
児童たちは協調性おもいやり等コロナ禍でも学んでいく。
なにがおどろいたかって―――
私は本当に勘のいい男。間がよすぎる男。
知ってて見た訳じゃない。
見ている内に児童達が歌い出した。
「ン?」 私も一緒に歌えた。

“武蔵野の明けゆく空に
金色(こんじき)の朝日がのぼる~~
(中略)
我らの塚戸小学校“

私の母校、世田谷の小学校である。
古い小学校でたしか私の大先輩にあの赤尾敏が居て 私の後輩に木梨憲武(自転車屋の子)が居る。
64年ぶりに流れてきた歌をいきなり一緒に歌えることってあります?
私の母校を1年以上密着していたのだ。

 

 

今週渡された本。ニッポン放送から。

「オールナイトニッポン」の統括プロデューサーで オードリーの東京ドームを大成功させた男。冨山雄一。
ラジオについてこんなに考えているんだと感心する書。私は何も考えずにここまで来ちゃったな。

右は三四郎のIN武道館をほぼ文字起こした相当弱った本。
この愛情の注ぎ方が独特。面白い。

 

 

今週届いた本。小学館から。
古き良き 楽しい昭和の芸能界の話が盛り沢山。

佐久間良子しか語れないあの銀幕の大スターの話。
これが待望の初著作だそうで、85歳、相当しっかりしている。

「ママは」は母・中村メイコのお話を娘・神津はづきが。
からんだ喜劇人がいっぱい出てきてうれしい。

 

「月刊Hanada」の私の担当が「こんなのも作っております」と渡された意外に可愛いい猫の本。
「にゃんこ四字熟語」シリーズ、第四弾は「にゃんこ関西弁辞典」。
笑ってしまう猫の表情。

 

 

1月31日

 

 

高田文夫

  • ビバリーHP導線
筆者
  • 高田 文夫
    高田 文夫
    高田 文夫

    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。