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2025.06.27

「はぴねす観光」の佐藤奈美恵さんに聞く、ガイド付きバスツアーの魅力。

株式会社はぴねす観光 代表の佐藤奈美恵さんが登場。

バスガイド業を行う、「はぴねす観光」を立ち上げたきっかけや

バスガイドという仕事の魅力、

さらに、カリスマバスガイドの佐藤さんに、

この夏から秋にかけてのオススメの観光地についても伺いました。

バスガイドの会社 はぴねす観光 HP コチラ

YouTube はぴねすチャンネル「バスガイドぶらり旅」 コチラ

 

はぴねす観光について    

「はぴねす観光」は、日本全国の旅行会社、バス会社、

そして直接お客様からバスガイドの依頼を受け、

バスガイドの手配をしている会社。

今、バス会社にはバスガイドがほとんどいない。

昔は観光バスを頼むと、バスと運転手さんとガイドさんが

必ずセットでやってきた。

バックするときのバック誘導など保安要員は必ず必要だった

しかし、2000年に観光バス業界の規制緩和があり、

バスはワンマン運行が認められることになった。

そこからバスの料金がどんどん時代とともに下がっていき、

オプションになったバスガイドはいらないということになり、

社員として抱えていたバスガイドは部署を移され、

契約の方は会社から切られてしまった。

そのためフリーのバスガイドがものすごく増えた。

観光シーズンはオファーが多いが、

オフシーズンになると全く仕事がなくなる。

プロのバスガイドとして働いていた人たちが

年間を通して仕事がなくなってしまい、生活ができなくなってしまった。

それを見るに見かね、需要と供給が合うように、

そしてみんなの仕事が増えていくようにと会社を立ち上げた。

 

 

バスガイドの道へ

もともとバスガイドに憧れていたわけでもなく、

高校卒業後に、営業や事務に向かないと、

自分にあわないものを消してき、

最後に残ったのがバスガイドだった。

高校卒業して富士急行株式会社に入社。

観光案内をするための全てを知識を頭に入れなければいけない。

ということで、とにかく暗記からスタート。

3ヶ月びっちり教育を受け、各営業所に配属される。

勉強が嫌で。バスガイドになったにもかかわらず、

毎日毎日違うところに行くので、日々勉強。

もういつかやめてやると思っていた。

しかし、毎日毎日バスに乗って、いろんな景色を見て、

様々なお客様と会い、

いろいろなところのいろいろなおいしいものを食べたり、

どんどん、どんどん、バスガイドの仕事の素晴らしさにはまっていった。

 

ガイド付きバスツアーの魅力

旅は知れば知るほど楽しい。

バスツアーの魅力は全ての観光案内をバスガイドがすることで

個人では行くことができないところも、団体で申し込むことによって、

入ることができたり、見られないものが見られたりする。

また、団体料金という形になり、個人よりも全てのものが安くなる。

トータル的にも、バス旅行で行った方が値段が安く、

そして下調べをしなくてもバスガイドがきちんと案内をしてくれ、

おいしいものまできちんと案内してくれるので絶対にお得だと思う。

「バスガイドはお客様と一緒に楽しむ」

一緒に行って、一緒に楽しむ。そして、1番初めに感動する。

その感動をお客様に伝えることで

お客様の感動がさらに湧き上がるというようにする。

「バスガイドは感動の伝道師」だと自分は思っている。

バスのガイドというのは、流れていく景色や、

その日の見えるその景色によって、自分の言葉でご案内する。

自分の培ってきたもの、経験、そして今見えるものをそのまま伝える

っていうような形で、お客様にはリアルにお話をしている、

 

夏から秋、おススメの観光スポット

YouTubeで「バスガイドぶらり旅」を配信し、

全国の観光地を紹介している。

個人的にこの夏から秋にかけてのオススメの観光地は

静岡県、大井川に沿って、大井川鐵道のSLが走っている。

残念ながら今年10月までは修理に入っていて

SLの運行はしていないのだが、そこから奥に

大井川鐵道井川線というのがあり、

日本唯一のアプト式とよばれる急斜面を歯車が付いた車輪で

登っていくっていう形の鉄道で、景色が絶景。すばらしい。

途中までバスで入っていって、

そこから乗り換えて景色を見ていただく。

大井川の上流部分っていうのは、水の色がとても綺麗で、

エメラルドグリーン。

この水の色がせき止めたダム湖によって、接岨湖ができている。

その湖に突き出した岬の上に奥大井湖上駅という駅がある

湖の上を橋で渡っていって、駅があって、また湖を橋で渡っていく。

それを展望台から見てると、エメラルドグリーンの湖の上に赤い鉄道が通っていく。

というものすごい景色のいいところ。

是非是非この景色をたくさんの方に見ていただきたいと思う。

他には信州もとっても清々しくていい。

信州のビーナスラインという山岳道路がおすすめ。

立科の高原のところから、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰高原、最終が美ヶ原高原

という標高2000メートルの高原まで上がっていく山岳道路。

景色は絶景で、富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、

北アルプス全部を見ることができるという山岳道路。

 

 

今後の目標

今、バスガイドを育てているのは。バス会社だけだが

需要が少ないために、バス会社もあまりバスガイドを募集していない。

朝が早く、夜が遅く、勉強が大変だということで辞めてしまう方も多い。

バスガイドの雇用を増やすためには年間を通じて安定しないと

呼び込むことはできない。

今バスツアーと言われる募集のものに関して、

料金を安くするためにバスガイドを乗せないツアーがほとんど。

なので例えばYouTubeの配信でも、

知ると楽しいんだよっていうことをもっと知っていただいて、

どうせ行くんだったらガイドのいる旅行に行きたいと思っていただくこと。

自分はそれを広めるために一生懸命活動している。

バスガイドを増やしていくためにバスガイドの学校をつくる、

今まではバス会社がバスガイドを育ててきたが、

今度はバスガイドがバスガイドを育てていくっていう風に

変えていかなければならない。

総務省の職業一覧の中に「バスガイド」はない。

その他のサービスになっている。

なので、そこにバスガイドを入れて、職業として認めていただき、

そしてきちんと保証を付けてバスガイドを増やしていくことが

自分の今の大きな目標。

 

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