俳優・ミュージシャンのピエール瀧さんが登場。
電気グループとしてメジャーデビュー後、
俳優の活動を始めたきっかけや
話題作『地面師たち』のセリフで流行語になった「もうええでしょう」についてや
YouTubeチャンネル 「ピエール瀧 YOUR RECOMMENDATIONS」
俳優としての活動
Netflixで配信されたドラマ『地面師たち』で
演じた役のセリフ「もうええでしょう」が流行語に。
撮影してる時はなんとなくその場を遮る一言として
発していたものだった、それがいつの間にか流行語に。
大根仁監督も自分も、こうなるとはと面食らった感じ。
往来で「あれ観ましたよ」と声をかけられることがあるが、
この作品は特に声をかけられることが多かった。
「もうええでしょう」というセリフをみんな言ってほしそうだが、
自分は関西人ではないので、撮影の時も、
方言指導の方のそのイントネーションを聞いて、
耳コピーして、忘れないうちに本番で喋るということをやっていたので、
「あれ言ってくださいよ」と言われた時に
イントネーションなんだっけなあというのが怖くて言えない。
適当に言ってがっかりされてもと思い、
往来でドキドキしてることが多い。
Netflixの『サンクチュアリ -聖域-』という作品は
相撲部屋の中をドラマ化したという、
結構レアな作品だったということもあり、
相撲に興味ある人も興味なかった人も見てくださったようで。
こちらも割と多く声をかけていただいた。
俳優として仕事をするきっかけ
電気グルーブとしてメジャーデビュー後、
デレビのバラエティー番組にも出たりしていた。
その時の番組ディレクターが、Vシネマの監督になり、
彼の作品にちょい役で出たというのが、出役としてのスタート。
撮影の現場にしろ、音楽の現場にしろ、現場は楽しい。
現場に行くのが好きだったので、
その現場に参加できて嬉しいという感覚だった。
俳優としてというよりは、現場に参加できる理由として
いき始めたというが正しいかもしれない。
実際に存在しない人の役目をやるので、
それがお芝居の全体の中でどういうポジションをやるのか、
お弁当だったら何のおかずになるのかというようなことを
想像し、衣装合わせなどをやっていって
この人本当にいそうだねってとこになったら、楽しくなる。
“こういうキャラクター”だという中でも、
衣装合わせの時にそれをちょっと抑えめにしてみたりとか、
逆に派手めにしてみたりとか、持つ小道具を提案してみたりして
存在しない人を、いろんなパーツをくっつけて、
本当に存在しそうな人に、仕上げていくという楽しさはある。
役へのアプローチについて
自分はひとくせ、ふたくせある役を演じることが多い。
普段自分にないところを演じるので面白いというところはある。
主演が誰もがやれるものでもないのと同じように、
悪役も多分誰もがやれるものではないと思う。
なのでそういう部分を見つけてくださった監督やスタッフ、
キャストの期待というか、この方たちが思ってるだろう
というところにはなんとか持っていけるようにしなくてはとは思う。
役に入り込みすぎて、役にプライベートが引きずられることは
自分は全くない。
「本番用意!」と声がかかったら悪役モードになれるし、
「はい、カット!」となったら、もうもうヘラヘラできるような人間。
役に関して、どうしてこんな悪い人になったかは、あまり重要ではないが、
地方出身者なのか、昔結婚してたのかというようなところで、
セリフの言い方や、表情の作り方とかも変えられると思うので、
そういった情報があった方がいい時もある。
自分は役者としての基礎的な訓練がないので
役作りとか役に対するアプローチは
こうやってやるものというのを全部想像でやっていた。
しかし、普段目につく人をつい観察してしまう傾向にはある。
ピエール瀧さんのプライベート
草野球を30年ぐらいやっていて、
「ピエール学園」という自分の草野球チームを持っている。
高校生の時、野球部に入っていた流れで結成。
現在は週に1回ぐらいで集まって、試合のみをやる。
草野球はレジャーだと思うので、
バーベキューに練習とかないのと同じ感覚で練習をしない。
趣味としては他に、最近50CCのスーパーカブを手に入れ、
乗っている。
最初は近所をウロウロしてたが、気持ちいいので、
最近は関東周辺を無目的に走って、旅している。、
永遠に、した道を目的地を決めずにパタパタ走ってると楽しい。
でっかい田んぼとか、雑多な風景というか、
なんでもないものに出会えたりするのが楽しくて走っている。
基本的に知らないところに行くのが好きなんだと思う。
いろんな物事のファーストタッチが面白い感じなのだろう。
1番楽しいのはライブ。
電気グループのライブはその場で全部作り上げていく。
だからリハーサルは最低限しかやらない。
「これぐらいかなあ、あとは本番で」という感じ。
ピエール瀧さんのYouTubeチャンネル
2020年からYouTubeで
「YOUR RECOMMENDATIONS」という番組を配信中。
男4人で知らない国に行って、
例えばご飯を食べたかったら、
「あなたのおすすめのレストランありますか」とか、
「遊びに行きたのですが、あなたのおすすめのところありますか」
というのを現地の方にリアルタイムで聞いて、
その人が教えてくれたところに行くという旅物。
無目的バックパッカーみたいなもの。
行く場所を決めるときには、その国の情報はほぼ知らず、
想像がつかないという状況。
特に印象に残ってらっしゃる旅先のひとつがモンゴル。
ウランバートルという町は、今は非常開発が進み
高い高層ビルがたくさん建っている町だが、
ちょっと離れると。大草原しかない。
街との温度差がすごく印象に残った。
いろいろな国行ったが、皆、親切で、親身になって探してくれる。
皆さん優しいなあと思う。
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