あさナビ

2023.02.24

社会的弱者を応援する井辺良祐さんの取り組み

株式会社マザーズ取締役CXOの井辺良祐さんが登場
「エンジェル投資家」で、女性・子供・ペットなどの
社会の課題に取り組む企業に出資。
社会的弱者を応援する、様々な活動、
さらに新しい事業について伺いました。

 

株式会社マザーズ 詳しくは、コチラ

 

井辺良祐さんの著書『マルイチ シングルマザーの教科書』(万来舎)

 

 著書 『マルイチ シングルマザーの教科書』 

母親、女性、子供、ペットなど、社会的弱者を応援する団体と

広く関わり、活動している。

殺処分される動物を少しでも減らしたいと、

岩手・盛岡にある施設に出資もしている。

実際にできることはボランティアとして掃除などを行うことからだが、

人手を連れて行ったり、また、活動継続のための

収益を生む仕組みを作る手伝いなどをしている。

昨年、万来舎から『マルイチ シングルマザーの教科書』を出版。

シングルマザーは生活困窮されている家庭が多く、

負の連鎖で子供にも影響を与えてしまう。

これをどうにかして止められないかと思った。

そのためには誰かが成功体験を伝えないといけない。

であれば、教科書を作ったらいいのではないかという発想から

この本はスタートした。

シングルマザーの方が読んだ時に自分もなれるかもという

夢を与えられるものを本にした。

20人のシングルマザーがその半生を語った本一冊。

教科書と銘打っており、

この本を読み、勇気を出して、実行してもらいたい。

 

 

「マルイチ」 という言葉に込めた思い。

万来舎から『マルイチ シングルマザーの教科書』を出版。

離婚経験がある人が戸籍上×が付くところから「バツイチ」と呼ばれるが、

“バツ”は人生に×がつけられたようでイメージが良くない。

今回本を出版する上でインタビューした方々は、

全く×(バツ)ではなく、◎(二重丸)や花丸をあげたい方々なので、

「マルイチ」と表現させていただいた。

離婚により、自分のやりたいことを思い通りにやれるようになり、

輝いているように見えたのかもしれない。

この中の8割の方が起業をされている。

インタビューをした皆さんは、

口をそろえて「背水の陣」だったと言っている。

彼女たちにとっては後がないので、やらなければいけないという思い、

実はそれがシングルマザーだけではなく、人を強くする。

子供を抱え、稼がなければいけない、外に出なければいけない、

貯蓄しなければいけないなど、

いろいろな意味で切羽詰まった状況から、

「背水の陣」という言葉が出ている。

そこを乗り越えての輝きがあったのだと思う。

 

 

保育事業への出資

「エンジェル投資家」として、社会問題に取り組む企業を

応援したいと思ったのは、

女性の社会進出、困窮家庭を減らしたいというところから。

シングルマザーの社会進出というのは、世界平和に直結する。

社会的弱者の下支えをすることでボトムがあがり、

それが日本の国力、豊かさになるのだと思う。

人は元来困っている人を助けたいという気持ちがある。

しかし余裕がなく、それができないという人もいる。

自分はそれができる環境を手にしたので、

やらなければいけないという使命感を持って取り組んでいる。

昨年江東区にあるインターナショナル保育園

「Kids Academy Noah」のオーナーになった。

ここは、1歳から預かり、ネイティブの先生のみで保育園内は常に英語。

小さい頃から英語にふれることは重要。

当たり前のところに英語を取り入れていくことを心がけている。

また、「お出かけプログラム」という、

いろいろなところに出かけていくということをおこなっている。

日帰りで大阪や名古屋にいったり、

羽田空港の国際ターミナルで、降りてきた人に質問をしに行くというような

保育園の外へ出るプログラムを取り入れている。

 

株式会社マザーズについて

株式会社マザーズは、35年続いている託児の会社。

イベント託児事業を中心におこなっていた会社だったため、

コロナ禍でイベントが少なくなり、

事業を回していくのが難しくなり、自分がM&Aで取得。

マザーズ銀座校は30種類以上の習い事があり、

子供の才能を発見できる託児所。

お母さんたちは、子供をここに連れて行けばいろいろ習い事ができる

いろいろなところに連れて行く必要がない。

そのことが魅力になってほしいということから、

子供たちが習うであろうことを全部入れようと思った。

お母さんたちにとって、託児所は、自分の自由な時間を捻出できる場所。

お母さんも一人の女性。目的、目標を持って生きている。

それをサポートする場所だと思っている。

これから求められる託児所は、安心安全がまず絶対的にあり、

そこからプラスαとしてそこに預けている間に何ができるかだと思う。

マザーズでは、預かっている間に託児人員による知育や、

隣接しているスクール事業で英語や音楽、

ダンスなどいろいろなことができるようになり、かつ、預けられる。

これからの託児所は、そのような一挙両得、

一つの時間で一石二鳥というようなものが差別化という意味で

求められるのではないかと思う。

また、託児所でいろいろな友だちと出会い、培われる感性もあると思う。

 

 

これからの活動について

著書『マルイチ シングルマザーの教科書』(万来舎)は、

仕事と子育ての両立を手に入れた 20名のシングルマザーたちが、

その半生を語った1冊。

シングルマザー以外の方にもこのような人がいるということを知ってほしい。

シングルマザーの方に伝えたいことは、

行動にうつすということが一番重要だが、とてもハードルが高いことなので、

まず、そこに至るまでに何をするのか。

それは、自分の経験してきたことを声高々に伝えるということ。

決断したことは素晴らしいこと。なので、それを恥ずかしからずに伝えること。

伝えることで、誰かが必ず助けてくれる。

そして、そのチャンスを手にしたときに動けるかどうか。

その先は努力。

まずは伝えることから。これは今日からでもできること。

伝える人は身近な人でよいと思う。

その人が誰かを紹介してくれたり、手を差し伸べてくれると思う。

自分ができることには限りがある。

今後も目の前の困っている人をどのように助けていくかということに

取り組んでいきたい。

その自分の軸は社会的弱者であり、。

社会的弱者の方たちのチャンスを広げる、

ひとりひとりのもつ可能性を広げるサポートをしたい。

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