サウナのプロ、プロサウナーの濡れ頭巾ちゃんが登場。
サウナブームを象徴する「ととのう」の言葉の生みの親。
サウナを知り尽くした“レジェンド・サウナー”が
サウナの魅力と楽しみ方を伝授いただきました。
twitter コチラ
ブログ 「湯守日記」 コチラ
「濡れ頭巾ちゃん」について
保育園の頃親に連れられてサウナに行ったのが最初。
サウナ室は熱が上に上がってくるので頭が熱くなってくる。
そこに濡れタオルをかぶると気持ちよかった。
それが“濡れ頭巾ちゃん”の誕生。小学校3年生の時。
濡れ頭巾ちゃんの世を忍ぶ仮の姿はサラリーマン。
出張が多い仕事で、出張の度に全国のサウナに行き、
ブログに書き記していた。
そのブログ「湯守日記」が人気になり、
「レジェンド・サウナー」と呼ばれるようになった。
サウナは爽快感や頭がからっぽになる、体が軽くなるなど、
いろいろいわれるが、ひとことで言うと気持ちいい。
お風呂の湯船や岩盤浴では得られない快楽を得ることができる。
サウナの楽しみ方と魅力
自分のサウナの入り方は、体を洗った後、まず水風呂に入り、
サウナ→水風呂→休憩を3往復ほど繰り返す。
最初の水風呂を「水通し」とよんでいる。
頭を洗ったりしたあと一度クールダウンさせる。
1回目のサウナに入る前に水風呂に入った方が、1回目のサウナから
気持ちがよく、“ととのい”が得られる。
サウナは自分に向き合える。
クリアになれる瞬間が気持ちいい。
水風呂に入り、休憩して一旦外の空気を吸い、また気持ちよくなる。
気持ちいい、楽しい、生きててよかったということだけしか考えなくなり、
余計なことは霧散していく。
そして、最後にご飯を食べる。汗をかき、お腹がとてもすいているので、
その時に食べるごはんがとてもおいしい。
日本全国のサウナを訪ねて
冬のサウナは格別。
外気浴が冷たいほど、サウナ室との温度の差があり、気持ちいい。
その意味で、北海道のサウナは良い。
十勝岳の中腹にある「白銀荘」は、
積雪2~3メートルの中、
外気温マイナス20度くらい。サウナ室は90度という
サウナが楽しめる。
緯度が高いところでサウナは盛ん。
アイスランドなどの極地は太陽が上がらず、暗い。
そのような意味で、温かくなるサウナは太陽なのではないかと思う。
自分にとってもサウナは太陽。
北海道の旭川出身で寒かったので、サウナに入る文化が盛んだった。
北海道は、外は寒すぎるので家の中は暑くしている。
温冷交代浴を小さいころから自然にやっていた。
ただ、自分は大きいサウナにみんなで入りたいので
自宅にはサウナは作らない。一人でサウナは寂しい。
サウナブームについて
最近のサウナブームを歓迎している。
大都市圏には施設は行列ができるほどの人気施設もある一方、
地方や地元の銭湯にはガラガラだったりする。
廃業する銭湯も年々増えている。
そのような状況の中、サウナブームによって、
地元の銭湯に行く人が増えれば、銭湯が潤い、継続できる。
銭湯サウナは良いので、ぜひいってほしい。
京都は銭湯に必ずサウナがついていて、
銭湯料金だけで、サウナ料金もかからない。
水風呂は、京都のきれいな水がかけ流しであったりと、とても気持ちいい。
水がいいところの銭湯、サウナはとてもいい。
いいお酒もつくられる。酒どころの灘にもいいサウナがある。
サウナとは・・・・
熱くてサウナが苦手だと思っている人は、
蒸気のでているスチームサウナから試すのがおすすめ。
息苦しさが軽減される。
黒木さんには、出身地の福岡の近く、
佐賀の「らかんの湯」という温浴施設が
入門編としておすすめ。
出身地の近くということで、
慣れ親しんだ水で、水が合うのではないかと思う。
自分にとってサウナは人生そのもの。
サウナは人の心をのどかにする。寛容な心を生む。
世知辛い世の中で、サウナに入る人が増えて、
気持ちよくなって、寛容になってやさしい社会になればと思う。
気持ちがよいと感じる人が増えれば、いい世の中になると思う。
ご機嫌になりたいそれだけ。
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