東日本大震災から昨日で5年。
昨日も気温が下がりましたが、あの日も寒かったですね。
保育園からの帰り道、子供と日暮れを歩きながら、
あの日都心を大勢の人が歩いて帰っていた光景を思い返していました。
正直、東京にいるとめまぐるしい日常に飲まれ記憶が薄れてしまったり
なんだかもう元通りに戻っているんじゃないかと感じてしまうこともあります。
でも3月11日に改めていろいろなことを思い、考えました。
あたりまえの今日に感謝をしながら
でもまだ復興が進まない現実を聞くと心が痛み
いまだにつぎつぎとあの日の新事実が明るみに出てくる福島の原発問題に怒り
どんな言葉を繋いでも、なんだか偽善者に感じられてしまうような
なんとも言えない気持ちが残ります。
「ズーム」の中で三陸町町長の佐藤さんは、
「人間だから忘れてしまっていくのはしょうがないですが
この大震災を頭の隅に置いておくことで、
これからまたもしも同じような災害に襲われたときに
どうしたらいいか考えるきっかけになり、自分を助けることになると思うんです」と
おっしゃっていました。
あの夜、寒い中ハイヒールで歩いて帰ってことを教訓に
その後会社に運動靴を置いておいたのですが
産休に入るときに持って帰っていたことを思い出しました。
また置き靴、もってこないと・・・・・
子供ができたことで、用意しておく避難グッズも、もしもの時の家族の対応や約束事も変わってきました。
改めて身の回りをもう一度確認しておかなくては、ですね。
そしてどんな小さなことでも被災地のためにできることは
まだまだ続けていきたいと思っています。